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世界で増えるロシア製戦闘機への需要

2013-04-21 | ラジオ
世界の武器取引市場におけるロシアの立場は、戦闘機の分野で特に強いと言われている。スホイ30型機やミグ29型機といった戦闘機の名前は、世界の多くの国々、とりわけアジアの国々でよく知られている。
ロシア製戦闘機の需要は、アルジェリアやベネズエラ、マレーシアやベトナム、インドネシアや中国さらにはウガンダといった国々が注文国となることで維持されている。恐らく、さらにバングラデシュも、注文国のリストに入ることになるだろう。またヤーク130型機のバングラデシュへの供給が、2015年に始まる可能性があることが注目を集めている。

ロシアの国防産業複合体について、アジア諸国との軍事技術協力は優先的なものになっている。それらの国々では、自国軍隊の装備に、かなりの資金が割かれているからだ。
ロシアの声記者は、戦略状況センターの、コノヴァロフ所長にマイクを向け話を聞いてみた。
「アジア諸国は航空機を必要としている。その点、ロシア製の軍用機は価格と質の点から言って、彼らにとってより好ましいものだ。それらはかなり高いとはいえ、アメリカあるいはフランス製のものに比べれば、まだまだ安いのだ。
一方品質のほうですが大変よいものだ。ですから国境問題も含めて、調整の出来ていない数々の問題を多く抱える東南アジアの国々は、ロシア製の戦闘機に注目している。これに対してロシアの企業は、ミグやスホイなど、この市場でよく考え抜かれた宣伝を展開していると思う」
所長の意見を紹介した。

ロシアの最新鋭訓練用の戦闘機ヤーク130型機は、今のところスホイ30型機やミグ29型機に比べて、世界中で、その名前はあまり知られていない。しかしヤーク130型機は優れた数々の特徴を持っており、輸出用として有望だ。この軍用機は、空軍パイロットの養成用訓練機としての役割を果たすと同時に、爆撃機としても使えるという優れた特質を持っているからだ。

ロシアの声記者は、ロシア連邦政府付属軍事工業委員会議長評議会のメンバーである、ムラホフスキイ氏に意見を聞いてみた。
「キャビンに備えられた電子装置にってヤーク130型機は、空気動力学上や兵器使用の際にそれぞれ違った性能を持つ、様々なモデルの戦闘機の模擬飛行が可能だ。軽爆撃機のように、通常の気象条件で働き自由落下弾や、無誘導ロケットなど様々なタイプの武器を用いることができるのだ。
もちろんヤーク130型機には、第4世代や第5世代の戦闘機のような強力な電子機器は積み込まれていない。しかし多くの紛争において、特に地域紛争あるいは反テロ作戦では、こうした最新機器は必要ないのだ。
ヤーク130型機の購入費用は、最新型の戦闘機の半額で済みますが、これはユニークなポイントだ。締結が予定されているバングラデシュとの契約は、ヤーク130型機の世界市場デビューの第一歩だ。
2012年半ばのデータでは、ロスオボロンエクスポルト・ロシア国防兵器輸出公団は、この7年間で外国に290機の軍用機、総額200億ドル以上を供給した。その多くの部分は、スホイとミグ戦闘機だった」
ムラホフスキイ氏は、このように述べている。

4月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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