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ソウルはチョナン」シンドロームから抜け出せていない(1)

2013-04-18 | ラジオ

今日、3月26日は、韓国のコルベット艦チョナン沈没からちょうど3年が経つ日だ。黄海のペンニョンド島近海における沈没事故では46名の海兵が死亡した。
ソウルでは主要政党の高官が臨席している追悼式典が行われている。冒頭には黙祷が行われた。与党セヌリ党の代表者たちは、その演説の中で事故の再発を防止するべく、韓国軍の増強することを呼びかけた。ソウルの公式見解によると、チョナンは北朝鮮の潜水艦により撃沈されたのだ。この見解は、野党民主統合党も支持するところだ。ただしそこから引き出される結論はセヌリ党と異なる。
民主統合党は北朝鮮との国境地帯の安全性を高めるために、平壌との、むしろ全面的な協力を発展させるべきだと主張している。
また複数の小規模野党政党は、沈没事故への北朝鮮への加担という政府見解に不満の意を示すため、追悼式典を欠席している。

2010年4月、テ・ヨン韓国国防大臣がチョナン」沈没事故の原因は、韓国軍自らが北朝鮮艦隊の侵攻を防ぐべく1970年代に、ペンニョンド近海に撒いた機雷であるとの説を述べていたことは注目に値する。
しかこの説はソウルにもワシントンにも支持されなかった。
ここでモスクワ国際関係大学・国際研究所の専門家、イワノフ氏のコメントをご紹介する。
「アメリカと韓国が創設し、北朝鮮の参加が拒否されている国際委員会は、コルベット艦は北朝鮮潜水艦の発射した魚雷によると声明を出した。間もなく魚雷そのものも提出された。というよりは、すっかりさび付いた残骸がだ。そこには何故か直接マジックインキで、北朝鮮で用いられていたものに似せた商標が記されていた」
専門家は、このように述べている。

後、韓国にはロシアの軍事専門家も到着した。ですがロシアの専門家グループは、その調査報告をロシア大統領のみにしか行わなかった。
その訳はロシアのマスメディアに流出した、調査隊の次のような一人の告白によって説明される。曰くコルベット艦チョナンは、海底に沈んでいた朝鮮戦争時代の古い魚雷を捕獲した漁業の網をスクリーンに巻き込んだ可能性があるとの説明だ。
たしかに魚雷の残骸は、アメリカと韓国の委員会によって提出された。錆付きの具合から見て、これは長い年月、海底に眠っていたものであり一月や、そこらの期間では在り得ないないということが言える。

新人男性アナウンサー発する「機雷」のイントネーションは違うと思う
ソウルはチョナン」シンドロームから抜け出せていない(2)へ続く

3月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル