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韓国 北朝鮮によるミサイル打ち上げ日を予想

2013-04-24 | ラジオ
北朝鮮が15日、金日成生誕記念日に打ち上げると見られていたミサイルを発射しなかったことを受けて、韓国ではさらに3つの可能性が示されている。その背景として、北朝鮮が東部沿岸部に発射装置を移動させたことがある。
韓国国防省が示している第一の見方は、4月25日、北朝鮮人民軍創設記念日に合わせて発射を行うというものだ。第二に上がっているのは、韓国とアメリカによる共同軍事演習が終了する30日だ。今回の軍事演習が朝鮮半島情勢緊迫化の元凶と見る見方もある。さらに第三の候補として上がっているのは7月27日で、これは1950年から1953年の朝鮮戦争停戦合意の調印日に当たっている。

ロシア科学アカデミー経済研究所コリアプログラムを率いるトロラヤ氏は、このような見方はティーカップ占いのようなものだと指摘している。
「おそらく韓国の専門家らは、まったく道筋を失ってしまったのだと思う。これは単にありそうな日付を列挙しただけのものだ。私は日付は重要ではなく、北朝鮮のミサイル発射はいつでもあり得ると考えている。問題なのは政治状況だ。もし北朝鮮がアメリカとのなんらかの対話を手にすれば、発射はないでしょうし、対話を得ることができなければ発射があるでしょう。少なくとも北朝鮮自身が、そのような理屈を持ち出しているのだ。ここで重要なのは日付ではない。理由はいつでも見つけられるのだ」
このようにコメントしている。

一方、北朝鮮はスカッド型弾道ミサイルを搭載する移動式発射装置を東部沿岸に移動させている。これは韓国諜報機関情報筋が明らかにしたものだ。
同じ情報筋によると、これより前、すでにムスダン型中距離ミサイル2発、および移動式発射装置7基が配備されていた。軍事専門家らは、ムスダンの実験が失敗した場合に、スカッド型およびノドン型が発射されるという可能性を否定してはいない。
どちらにせよ韓国およびアメリカは、新たな打ち上げ実験が北朝鮮にとって好都合に働くことはないと警告している。このような声明が、アメリカ軍統合参謀本部のマーティン・デンプシ議長がソウルを訪問した際に出されている。
北朝鮮は中国が提案した対話に応じる姿勢を見せている。近く中国からウ・ダウェイ特使が北朝鮮入りする。

社会政治研究センターのエフセエフ所長は、ウ・ダウェイ特使は朝鮮半島情勢を正常化させるために大変重要だと指摘している。
「中国は仲介国としては格好な国だ。中国は北朝鮮に対して大きな影響力を持っている。ただ、その影響力は無限大ではない。中国が対話のイニシアティブをとったことは良いことで、全力で支援していかなくてはならない。
一方で北朝鮮が、中国の言いなりになると考えてはならない。ですから様々なプレーヤーが、積極的に参加しなくてはならないのだ。重要なのはすべての関係国が挑発的行動を控えるということだ。ロシアは積極的に参加できるでしょう。全体として、ロシアにとって朝鮮半島の安定が望ましいからだ」
このようにコメントしている。

これより先、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、ロシア政府が北朝鮮に対して国連安保理決議の履行を呼びかけていることを明らかにしている。
安保理決議では如何なるミサイル核開発も、一時停止することが定められている。ロシアは北東アジアにおける軍事衝突に繋がるような、如何なる行動も控えるよう北朝鮮に求めている。

金正恩の北朝鮮 激変する人民ライフと権力の内幕 (別冊宝島 1984 ノンフィクション)
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宝島社

4月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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