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マドリード、東京、イスタンブールのチャンスは平等

2013-06-14 | ラジオ
2020年のオリンピック開催都市にスペインのマドリード、日本の東京、トルコのイスタンブールが立候補している。
ロシアのサンクトペテルブルグで、IOC・国際オリンピック委員会の理事会が開かれ、3都市の招致プレゼンテーションが行われた。

2020年のオリンピック開催権獲得競争において、勝利するチャンスはほぼ平等にある。3都市には大都市という共通点があるほか、渋滞問題でも共通している。しかしそれ以外は、それぞれの都市がプラスとマイナスの面を持っている。
マドリードのマイナス面はスペインの経済状態だ。スペインは困難な経済状況にある。しかしスペインには豊かなスポーツの伝統と、様々なスポーツ競技の国際大会開催に関する豊富な経験がある。
東京はさらに大きな経験を持っている。東京ではオリンピックや世界選手権が開催された。日本では十分に短い間に五輪が4回開催された。
なお21世紀に入ってアジア太平洋地域では、すでにシドニーと北京で五輪が開催されているほか、2018年には韓国で冬季五輪が(???)。これは東京にとってのマイナス面だ。東京のプラス面は、日本で開かれた全ての大会が高いレベルで組織されたことだ。
一方でイスタンブールには組織面で問題がある。イスタンブールのプラス面は、イスラム圏で五輪が開催されたことが一度もないということだ。

ロシア・オリンピック委員会のジュコフ会長は、国際オリンピック委員会の理事会でロシアが何よりも注目したのはレスリング競技の存続問題であり、2020年の五輪開催地については、まだそれほど重視していないと伝え、次のように語った。
「イスタンブール、東京、マドリードの3都市すべてが、五輪の開催を成功させる力を持っている。私はこれに関する疑いをまったく持っていない。しかし開催都市を選ぶのはIOC委員だ。全ての都市が素晴らしい招致案を持ち、プレゼンテーションを行った」
ジュコフ会長の発言だ。

IOCロシア代表の一人で、ロシア・オリンピック委員会の会長を務めたこともあるスミルノフ氏は、開催都市を選ぶ前に、3都市の招致案の内容を詳細に検討する必要があると指摘し次のように語った。
「開催都市の選出は非常に難しいものだ。7月にオリンピック委員会の非公開会合が開かれる。この会合では、3都市のプレゼンテーションが行われる。私たちは2日間にわたって、3都市の報告などを(???)たりする。もちろん3都市すべてにオリンピック開催のチャンスがある」
スミルノフ氏の話しだ。

2020年の五輪開催都市は、9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる、IOC総会で最終的に決定する。

(???)は若い女性アナウンサーの声が出ていないため聴き取れず

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5月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル