1010 Radio

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日本の原発、エネルギー資源であると同時に爆弾でもある(2)

2013-06-22 | ラジオ
またストレリツォフ教授が、日本の原発は高速増殖炉を使用しているということを指摘している。増殖炉では作 業プロセスにおいて、核弾頭の製造に必要な原材料が得られる。
こうし た原子炉を選択するに至った背後には、日本政府の意識的な政策があると見られる。1970年代のオイルショック時、日本は外の世界に非常 に左右されており、その あおりを受けやすいということを身にしみて知った。
ストレリツォフ教授は、今の日本はどんなにアメリカが安全を保証してくれようとも、その保証は絶対的な安心材料に はならないことをよく理解していると語っている。
「全体としてアメリカは徐々に弱体化しており、そのためもしアメリカがこの地域、すなわち極東アジアから立ち去るるという事態となれば、 軍事的なプレゼンスのレベルも下がる。こうした状況のなかで当てに出来るのは自分の国だけだ。さらにここには尖閣諸島 というファクターもある。
日本はアメリカは尖閣諸島のために戦ってくれるわけではないということを確信したのだ。ですからアメリカの核の傘を過大評価できないの だ」
このように専門家は語っている。

もちろん日本の政策を見ると、今のところ核兵器を保有するという誘惑を退けている。ストレリツォフ教授は、 このことをプラグマチズムの表れだとみなしている。日本は現段階においては様々な理 由のため、核兵器を保有しないほうが好都合だと考えているのだ。
ただし状況は急変することも有り得る。事態が急変したからといって、一朝一夕に核兵器製造のための技術、経済、インフラ上のポテンシャル を得られるかといえば、現実的には有得ない。だからこそ日本は原発温存の路線を維持し、今ある原子力部門のポテンシャルの拡大に努めてい るのだ。
相変わらず聴き手の立場に立っての喋りでないため、いつ聴いてもWアナウンサーの喋りは疲れる

ゴー宣道場 原発はヤバい、核兵器は安全 (ゴー宣道場選書)
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飛鳥新社

6月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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