読書。
『死神の精度』 伊坂幸太郎
を読んだ。
映画化もされた伊坂作品のひとつです。
ターゲットとされた人間を7日間調査し、
生かすべきか、死を迎えてもらうべきかを決める死神が主人公。
「ってことは、暗そうだな」なんて思うかもしれないですが、
そこは伊坂作品です。
名句、諧謔、に満ちていて、ときに笑いをこらえるところも。
そして連作的短編という構造です。
面白かったですね。
いまだかつて伊坂作品に(といってもまだ数作品ですが)
期待を裏切られたことはありません。
どういう創作をしているのか、
その秘密すら知りたくなるほどです。
いつも言われていることではありますが、
エンタテイメント作品ながらも純文学的なところもあって、
そういうジャンルみたいな垣根を越えているという点で、
村上春樹さん以後としての意味合いをもった作家だ、
なんていうことになっていたりします。
本作品の解説でもそうあったし。
まぁ、ジャンルなんてものは、
無くていいんですよね、面白いならば。
ミステリならその文体だけにこだわる必要もないし、
純文学だからって謎要素の無いようなものにしなくたっていいわけで
(といっても、小説ってたいがい、謎にまつわるものになってます)。
本書の中では、とくに「恋愛で死神」の章が好きでした。
すらすら読めて、リターンもけっこうあるような良作でした。
『死神の精度』 伊坂幸太郎
を読んだ。
映画化もされた伊坂作品のひとつです。
ターゲットとされた人間を7日間調査し、
生かすべきか、死を迎えてもらうべきかを決める死神が主人公。
「ってことは、暗そうだな」なんて思うかもしれないですが、
そこは伊坂作品です。
名句、諧謔、に満ちていて、ときに笑いをこらえるところも。
そして連作的短編という構造です。
面白かったですね。
いまだかつて伊坂作品に(といってもまだ数作品ですが)
期待を裏切られたことはありません。
どういう創作をしているのか、
その秘密すら知りたくなるほどです。
いつも言われていることではありますが、
エンタテイメント作品ながらも純文学的なところもあって、
そういうジャンルみたいな垣根を越えているという点で、
村上春樹さん以後としての意味合いをもった作家だ、
なんていうことになっていたりします。
本作品の解説でもそうあったし。
まぁ、ジャンルなんてものは、
無くていいんですよね、面白いならば。
ミステリならその文体だけにこだわる必要もないし、
純文学だからって謎要素の無いようなものにしなくたっていいわけで
(といっても、小説ってたいがい、謎にまつわるものになってます)。
本書の中では、とくに「恋愛で死神」の章が好きでした。
すらすら読めて、リターンもけっこうあるような良作でした。