読書。
『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』 溝口優司
を読んだ。
およそ700万年前に誕生した人類。
最初は猿人なのですが、そこから原人、旧人などと進化をしながら、
それらとは繋がっているのかはよくわかりませんが、
現生人類であるホモ・サピエンスにまで進化した。
それが、10数万年前だと言われています。
つまり、ぼくら、今の人類という種は、まだ10数万年しか歴史がないんです。
でも、大きく進化した脳のおかげで、ここまで発達した社会を作り上げた、
しばしば野蛮な行為に走るという特徴もありますが。
本書は、そんな700万年前から人類の進化をたどり、どうやって
アフリカから世界に広がっていって、最終的に今の日本人になったか
ということを駆け足気味に説明してくれるものでした。
身体の大きさが人種によって違うこと、皮膚の色もですね、
そういったことがどうしてなのかも明快に答えてくれています。
また、骨の形質などの形態から、いろいろな地方の古代人のルーツを探っていくのが
著者の分野らしいので、あまり遺伝子だとかDNAだとかでは、
とくに日本人のルーツの部分では検証していませんが、
それでも、ミトコンドリア・イヴの話など、現代的な人類学のトピックは出てきます。
意外だったのは、歯というものがそんなに民族の間で違うものなのかということでした。
シャベル型の歯というもの意味、欧米人は歯が小さいことの意味、
などなど、歯にまつわる有用な人類学的情報が書かれています。
どうなんだろう、こういう話は歯科医になる人は勉強するのだろうか。
学問と言うのは、真実を追求していくものだと思いますが、
細かく、深く、見ていくからこそのものだなぁという感想を持ちました。
『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』 溝口優司
を読んだ。
およそ700万年前に誕生した人類。
最初は猿人なのですが、そこから原人、旧人などと進化をしながら、
それらとは繋がっているのかはよくわかりませんが、
現生人類であるホモ・サピエンスにまで進化した。
それが、10数万年前だと言われています。
つまり、ぼくら、今の人類という種は、まだ10数万年しか歴史がないんです。
でも、大きく進化した脳のおかげで、ここまで発達した社会を作り上げた、
しばしば野蛮な行為に走るという特徴もありますが。
本書は、そんな700万年前から人類の進化をたどり、どうやって
アフリカから世界に広がっていって、最終的に今の日本人になったか
ということを駆け足気味に説明してくれるものでした。
身体の大きさが人種によって違うこと、皮膚の色もですね、
そういったことがどうしてなのかも明快に答えてくれています。
また、骨の形質などの形態から、いろいろな地方の古代人のルーツを探っていくのが
著者の分野らしいので、あまり遺伝子だとかDNAだとかでは、
とくに日本人のルーツの部分では検証していませんが、
それでも、ミトコンドリア・イヴの話など、現代的な人類学のトピックは出てきます。
意外だったのは、歯というものがそんなに民族の間で違うものなのかということでした。
シャベル型の歯というもの意味、欧米人は歯が小さいことの意味、
などなど、歯にまつわる有用な人類学的情報が書かれています。
どうなんだろう、こういう話は歯科医になる人は勉強するのだろうか。
学問と言うのは、真実を追求していくものだと思いますが、
細かく、深く、見ていくからこそのものだなぁという感想を持ちました。