読書。
『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー 青木久惠 訳
を読んだ。
有名なミステリーの名手、アガサ・クリスティーの代表作です。
タイトルだけは知っているという方も多いでしょう。
もちろん、読んだことがあるという方も。
そんな「ミステリーの名作」と呼ばれる本作なのですが、
これが一気に読めてしまうタイプで、
格式ばった感じのない敷居の低い文章でした。
それでいながら、わかりやくて無駄がなく、冗長さがなく、
かといって書き足りないところも無く、
スピーディーにストーリーは展開されます。
そして、10人の登場人物のだれがだれかわからなくならないように、
書き分け、つまり個性を立てて色分けする技術と想像力がすばらしいです。
ぼくは最後までトリックがわかりませんでした。
読み終わって、ああなるほどそうなのか、という感じで。
そんな裏設定みたいなところも綿密に作り上げられていて、
すごいもんですよ。
ああいうのはひらめきから作るんでしょうかね、
それともロジックありきなんでしょかねえ。
きれいにするっと終わって、
さらにその裏が整然としています。
ミステリーはあんまり読まないですが、
こういうのはおもしろいなあと思いました。
似たような作品を読んだような記憶の断片があるんですが、
それは雪で閉じ込められた山荘で
ひとりづつひとが死んでいくというものなのです。
誰が書いたのかは忘れましたが、
きっとこの『そして誰もいなくなった』から触発された
作品だったんでしょうね。
ちなみに、アガサ・クリスティー作品でドラマ化された
デビッド・スーシェ主演の『名探偵ポアロ』は
子どものころにNHKで放送されていて、
母が好きだったので、つられて何度かみたものでした。
あの作品もおもしろかったです。
『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー 青木久惠 訳
を読んだ。
有名なミステリーの名手、アガサ・クリスティーの代表作です。
タイトルだけは知っているという方も多いでしょう。
もちろん、読んだことがあるという方も。
そんな「ミステリーの名作」と呼ばれる本作なのですが、
これが一気に読めてしまうタイプで、
格式ばった感じのない敷居の低い文章でした。
それでいながら、わかりやくて無駄がなく、冗長さがなく、
かといって書き足りないところも無く、
スピーディーにストーリーは展開されます。
そして、10人の登場人物のだれがだれかわからなくならないように、
書き分け、つまり個性を立てて色分けする技術と想像力がすばらしいです。
ぼくは最後までトリックがわかりませんでした。
読み終わって、ああなるほどそうなのか、という感じで。
そんな裏設定みたいなところも綿密に作り上げられていて、
すごいもんですよ。
ああいうのはひらめきから作るんでしょうかね、
それともロジックありきなんでしょかねえ。
きれいにするっと終わって、
さらにその裏が整然としています。
ミステリーはあんまり読まないですが、
こういうのはおもしろいなあと思いました。
似たような作品を読んだような記憶の断片があるんですが、
それは雪で閉じ込められた山荘で
ひとりづつひとが死んでいくというものなのです。
誰が書いたのかは忘れましたが、
きっとこの『そして誰もいなくなった』から触発された
作品だったんでしょうね。
ちなみに、アガサ・クリスティー作品でドラマ化された
デビッド・スーシェ主演の『名探偵ポアロ』は
子どものころにNHKで放送されていて、
母が好きだったので、つられて何度かみたものでした。
あの作品もおもしろかったです。