読書。
『高校生のための科学キーワード100』 久我羅内
を読んだ。
現代を生きていく上で知っておいた方がいい科学の知識をおおまかに100個、
各2ページを割いて紹介する読み物です。
僕は、最近はちょっと滞っているのだけれども、科学雑誌の『ニュートン』を
購読しています。それで、ある程度の科学の知識(数式なんかはまるでダメですが)が
あるので、このような本を読んでもついていくことができました。
逆に、知識がない人は、ちょっととっつきにくいかもしれません。
説明の足りない部分や、僕が知っている知識とは違っている部分などが少々あり、
もっといえば、ちょっとオカルト加減なトピックを科学的に解説していたりもし、
純粋な、お固い科学エッセイとは違います。
そのぶん、正面から挑めば、読みやすいことは読みやすいです。
さらっと読もうとすると、僕みたいな文科系の人にすると内容があたまにはいってこないでしょうね。
そんな100個あるキーワードの中で、僕の中でもっともHOTだった
3つのキーワードは、
「エントロピー」「偶然の一致(関連性の錯誤)」「超臨界水」でした。
エントロピーは、朱に交われば赤くなるだとか、破壊だとかそういうものが
エントロピーの増大とされるもののようで、この世はエントロピーの増大に向かっていると
されています。その中で、生命の営みというのは、エントロピーの減少方向にあるなぁと
感じました。物を作ったり、場を作ったりすることもエントロピーを少なくする行為。
この世の流れにさからって、つまりこの世たるものに「朱に交われば赤く」ならないように
することが実は尊い行為だったりするということを教えてくれました。
やっぱりね、みんな違ってみんないいっていうのは、豊かなんですよね。
「関連性の錯誤」については、偶然の一致、因果応報、シンクロニシティ、
そういったものが実は「関連性の錯誤」なる心理的あやまりだと喝破するもので、
そんな面白くないこと言うなよと思いましたね…。
とはいえ、すっきりした気持ちになったのも半分は事実。
「超臨界水」っていうのは、気体・液体・固体のカテゴリにはまらない、
気体と液体の中間点の第4の状態らしいです。
それがすごいんですよ。分解作用がとんでもないみたいです。
フロンとかダイオキシンとかも分解できちゃうそうです。
今後、研究が進んで実用化していって、恩恵をもたらす技術でしょうね。
というか、もう実用化されていそう。
そのほか、「ナノバブル」だとか「水素吸蔵合金」だとか、この本の後半にあった
テクノロジーについての項に興味が惹かれました。
科学って、まるで素養のない状態の人にしてみれば、敬遠したくなるものだけれど、
そこをぐっと我慢してっていいますか、越えて接すると、
真理だとか事実だとかに基づく、ある種の新しい考え方を授けてくれたりします。
そういうのって貴重です。
『高校生のための科学キーワード100』 久我羅内
を読んだ。
現代を生きていく上で知っておいた方がいい科学の知識をおおまかに100個、
各2ページを割いて紹介する読み物です。
僕は、最近はちょっと滞っているのだけれども、科学雑誌の『ニュートン』を
購読しています。それで、ある程度の科学の知識(数式なんかはまるでダメですが)が
あるので、このような本を読んでもついていくことができました。
逆に、知識がない人は、ちょっととっつきにくいかもしれません。
説明の足りない部分や、僕が知っている知識とは違っている部分などが少々あり、
もっといえば、ちょっとオカルト加減なトピックを科学的に解説していたりもし、
純粋な、お固い科学エッセイとは違います。
そのぶん、正面から挑めば、読みやすいことは読みやすいです。
さらっと読もうとすると、僕みたいな文科系の人にすると内容があたまにはいってこないでしょうね。
そんな100個あるキーワードの中で、僕の中でもっともHOTだった
3つのキーワードは、
「エントロピー」「偶然の一致(関連性の錯誤)」「超臨界水」でした。
エントロピーは、朱に交われば赤くなるだとか、破壊だとかそういうものが
エントロピーの増大とされるもののようで、この世はエントロピーの増大に向かっていると
されています。その中で、生命の営みというのは、エントロピーの減少方向にあるなぁと
感じました。物を作ったり、場を作ったりすることもエントロピーを少なくする行為。
この世の流れにさからって、つまりこの世たるものに「朱に交われば赤く」ならないように
することが実は尊い行為だったりするということを教えてくれました。
やっぱりね、みんな違ってみんないいっていうのは、豊かなんですよね。
「関連性の錯誤」については、偶然の一致、因果応報、シンクロニシティ、
そういったものが実は「関連性の錯誤」なる心理的あやまりだと喝破するもので、
そんな面白くないこと言うなよと思いましたね…。
とはいえ、すっきりした気持ちになったのも半分は事実。
「超臨界水」っていうのは、気体・液体・固体のカテゴリにはまらない、
気体と液体の中間点の第4の状態らしいです。
それがすごいんですよ。分解作用がとんでもないみたいです。
フロンとかダイオキシンとかも分解できちゃうそうです。
今後、研究が進んで実用化していって、恩恵をもたらす技術でしょうね。
というか、もう実用化されていそう。
そのほか、「ナノバブル」だとか「水素吸蔵合金」だとか、この本の後半にあった
テクノロジーについての項に興味が惹かれました。
科学って、まるで素養のない状態の人にしてみれば、敬遠したくなるものだけれど、
そこをぐっと我慢してっていいますか、越えて接すると、
真理だとか事実だとかに基づく、ある種の新しい考え方を授けてくれたりします。
そういうのって貴重です。
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