ジブリの最新作、『コクリコ坂から』を観てきました。
主人公の声を務めるのは、我らが長澤まさみちゃんです。
ネタバレにならない程度に感想を書きます。
まず、やっぱりジブリって、生活を描くということ。
とくに家事や仕事をてきぱきこなす清々しさ、美しさをいつも表現している。
『コクリコ坂から』もまた同様です。
…って、これはネタバレにはならないですよね…。
シンプルなストーリーの映画には、
映画そのもののスカスカ感を良い意味でも悪い意味でも感じたりします。
次のセリフ、次のシーンへの距離、または同じシーン内でも次の表情や動きへの距離っていうのがあって、
その距離感によってスカスカ感を感じるのだと思う。
でも、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』はシンプルなのにスカスカ感よりか濃密感があります。
序盤なんかは特に淡々としているのですが、ひしっと適度に詰まった印象を受けるのです。
絵によってそうなのか、動きや表情のスピードによってそうなのか、
次のシーンへの距離感によってそうなのか、きっとそれらすべてそうなんじゃないかと、
観終わって回想してみると思うわけです。
そういうのを「質感が良い」なんていうのかなぁ。
そして、『コクリコ坂から』のメインのところの恋愛事情もそうだけど、
サブなほうのテーマが人間模様だと思うのです。
他のジブリ作品にも言えると思うのだけれど、
あの映画全体での人間関係のありかたって311震災後の僕らが目指すべき理想像であるかもしれないです。
文系も理系も体育会系もみんないっしょの姿がとても気持ち良かったです(ここネタバレかな?)。
サブキャラにも魅力的な人たちが多数いました。
彼らのスピンオフ作品も観てみたいくらい。
そういうふうに脇も充実しているから、作品が引き立つのでしょうね。
最後になりましたが、長澤まさみちゃんの声について。
最初はやっぱり、かわいらしいまさみちゃんの声だな、と
けっこう頻繁に彼女のラジオを聴いている僕は感じました。
そう思い出すと、もうまさみちゃんの声にしか感じられなくなるものですが、
一瞬ハッとしてしまうくらい、海ちゃんそのものの声、海ちゃんの顔形から発せられるものでしかない
声として、まさみちゃんの声を聞いてしまいました。
そうなると、もう気になりませんでしたね。
海ちゃんの甘い声です。…まさみちゃんによると、無愛想な声らしいですが。
まとめると、大作という感じではないですが、良い作品だったということ。
そのままのストーリーをひねくりまわさないから、いたってシンプルに受け止めることができます。
加えて、さっきも書いたように、質感が良い。
流れる武部聡志さんの音楽は観客思いのシンプルだったり軽妙だったりするものでした。
力まないで観られる作品です。
主人公の声を務めるのは、我らが長澤まさみちゃんです。
ネタバレにならない程度に感想を書きます。
まず、やっぱりジブリって、生活を描くということ。
とくに家事や仕事をてきぱきこなす清々しさ、美しさをいつも表現している。
『コクリコ坂から』もまた同様です。
…って、これはネタバレにはならないですよね…。
シンプルなストーリーの映画には、
映画そのもののスカスカ感を良い意味でも悪い意味でも感じたりします。
次のセリフ、次のシーンへの距離、または同じシーン内でも次の表情や動きへの距離っていうのがあって、
その距離感によってスカスカ感を感じるのだと思う。
でも、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』はシンプルなのにスカスカ感よりか濃密感があります。
序盤なんかは特に淡々としているのですが、ひしっと適度に詰まった印象を受けるのです。
絵によってそうなのか、動きや表情のスピードによってそうなのか、
次のシーンへの距離感によってそうなのか、きっとそれらすべてそうなんじゃないかと、
観終わって回想してみると思うわけです。
そういうのを「質感が良い」なんていうのかなぁ。
そして、『コクリコ坂から』のメインのところの恋愛事情もそうだけど、
サブなほうのテーマが人間模様だと思うのです。
他のジブリ作品にも言えると思うのだけれど、
あの映画全体での人間関係のありかたって311震災後の僕らが目指すべき理想像であるかもしれないです。
文系も理系も体育会系もみんないっしょの姿がとても気持ち良かったです(ここネタバレかな?)。
サブキャラにも魅力的な人たちが多数いました。
彼らのスピンオフ作品も観てみたいくらい。
そういうふうに脇も充実しているから、作品が引き立つのでしょうね。
最後になりましたが、長澤まさみちゃんの声について。
最初はやっぱり、かわいらしいまさみちゃんの声だな、と
けっこう頻繁に彼女のラジオを聴いている僕は感じました。
そう思い出すと、もうまさみちゃんの声にしか感じられなくなるものですが、
一瞬ハッとしてしまうくらい、海ちゃんそのものの声、海ちゃんの顔形から発せられるものでしかない
声として、まさみちゃんの声を聞いてしまいました。
そうなると、もう気になりませんでしたね。
海ちゃんの甘い声です。…まさみちゃんによると、無愛想な声らしいですが。
まとめると、大作という感じではないですが、良い作品だったということ。
そのままのストーリーをひねくりまわさないから、いたってシンプルに受け止めることができます。
加えて、さっきも書いたように、質感が良い。
流れる武部聡志さんの音楽は観客思いのシンプルだったり軽妙だったりするものでした。
力まないで観られる作品です。
『コクリコ坂から』良いですよね!
僕はカルチェラタンの雰囲気がとても気に入りました。
物が雑然と置かれてる感じや、
あそこにいる学生たちの人間性がとても好きです。
ちなみに、「カルチェ・ラタン」は
パリに実際にある地名で、学生街として有名みたいです。
まさみちゃんの声は、最初こそ
ご本人の顔が頭に浮かびますが、
後半は、ちゃんと海ちゃんの声になってますよね。
そのおかげで、観終わったあとは
海ちゃんが好きになりました(笑)。
エンドロールもある意味潔くて、素敵だと思いました。
コメントありがとうございます^^
au21stさんにうかがっていたとおり、素敵な作品でした~。
なんと!カルチェラタンはフランスに実際にあるんですか。
そういえば、海ちゃんのあだ名の「メル」は、
フランス語のラ・メールから来ているっていう
話をツイッターでみました。
なにげにフランスづいたところのある映画だったんですね。
あそこに住みついている高校生たちは、情熱というか、熱意にあふれていますよね。
前を向いて一所懸命になにかに打ちこんでいるのが清々しいです!
海ちゃんは良い子ですもん、好きになっちゃいますよ。
家事はてきぱきこなし、気持ちで行動してしまうところがあり、
勇気があるというか、気持ちが強くて思っていることをちゃんと口に出す。
それでいて男みたいじゃなくてちゃんと女らしい。
それであんな素晴らしい声(笑)。
エンドロールのあれはゴッホみたいでした。
夜描いたから色が出ていないなんて、
セリフの上だけのことだと思うくらい力がありました。