Fish On The Boat

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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(映画)

2015-04-23 14:03:21 | 映画
ティム・バートン版『バットマン』で
バットマンことブルース・ウェインを演じた
マイケル・キートン主演の映画、
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
を観てきました。

過去の人気三部作『バードマン』で有名になった往年の俳優役が、
そのまま主演のマイケル・キートンに重なって見えるようになっている。

ネタバレになるので、どの映画に似ているとかは言いませんが、
僕がかつて好きだった映画にちょっと似た風味があります。
したがって、驚きのようなものはあまりないのですが、
はらはらする臨場感のようなものがありましたね。
カメラで追っていく時間が長く、
ひとつのシーンがすごく長く撮影されているんじゃないかと
錯覚してしまうような、そして実際にそういう長いであろうシーンも多くある映画です。
クライマックスの部分はちょっと、そうだろうなあというシーンになっていましたが、
だからといってこの映画がつまらないわけではなく、
一つ一つのシーンの濃密さというか重量感が特徴的で面白かったように思います。

主人公の娘役のエマ・ストーンが魅力的なのですが、
その役柄もまた、僕にはなんだか心ひかれるような、
妙な吸引力のあるキャラクターでした。
なんでかわからんけれど、かすかに惹かれているというような。
そして、めんこい。

マイケル・キートンは『バットマン』で一躍スターになりましたが、
その役を掴むきっかけにもなっている同じティム・バートン監督作の
『ビートル・ジュース』も面白いです。

でも、当たり前だけど、マイケル・キートンも年を取ったね。
僕もいい歳になってるわけだ。

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