読書。
『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ
を読んだ。
SF小説の名作で、ブラッドベリの代表作がこの『火星年代記』です。
その名の通り、火星での様子・出来事を年代順に語る様式の作品。
短編はおおむねそれぞれが独立した形でありながら繋がっていたりもし、
連作短編SF小説と言えそうです。
ネタバレになるので、中身に触れないように説明するのは難しいのですが、
いろいろな要素が詰まった、つまり、いろいろなジャンルの話がありながらも、
どれも火星を舞台にしていて、その時系列で話が進んでいくことによる
統一感、筋の通った感じのある短編集。
僕の読んだバージョンは「定本」というもののようで、
この作品は発刊された時には1999年から始まった物語だったそうなのですが、
2030年から始まっています。つまり、31年、未来に話がずれたようです。
それは、このSF小説が今後も読めれていくための修正です。
内容は変わっていないようで、もしかすると、2030年くらいになったときの
この世界のテクノロジーや社会の進歩具合によっては、さらにまだ「生きている作品」
としての寿命が延びる可能性もありますね。2060年とかにずらしたりして。
それで、この「定本・火星年代記」は2010年発刊のものです。
そして、作者のレイ・ブラッドベリが亡くなったのが2012年だそうです。
92歳だったそうですが、亡くなる間際まで現役だったとか。
生命力の強い人だったのかもしれないですね。
本作でいえば、もしかすると、ウォルター・グリップのような人かもしれない。
さて、その『火星年代記』で描かれた世界は、
ユートピア的であったか、ディストピア的であったか。
それは読者だけが知りうることです。よかったら読んでみてください。
SFは、架空の未来世界に人類を置いてみて、そこでどう考え、反応するかという
思考実験的な初体験を、未来が来る前に体験してみようという趣旨があります。
そして、そこが面白味だったりする。
通常の人生では得られない、読書上ではあるけれど、新しい体験をSF小説で
してみてください。
『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ
を読んだ。
SF小説の名作で、ブラッドベリの代表作がこの『火星年代記』です。
その名の通り、火星での様子・出来事を年代順に語る様式の作品。
短編はおおむねそれぞれが独立した形でありながら繋がっていたりもし、
連作短編SF小説と言えそうです。
ネタバレになるので、中身に触れないように説明するのは難しいのですが、
いろいろな要素が詰まった、つまり、いろいろなジャンルの話がありながらも、
どれも火星を舞台にしていて、その時系列で話が進んでいくことによる
統一感、筋の通った感じのある短編集。
僕の読んだバージョンは「定本」というもののようで、
この作品は発刊された時には1999年から始まった物語だったそうなのですが、
2030年から始まっています。つまり、31年、未来に話がずれたようです。
それは、このSF小説が今後も読めれていくための修正です。
内容は変わっていないようで、もしかすると、2030年くらいになったときの
この世界のテクノロジーや社会の進歩具合によっては、さらにまだ「生きている作品」
としての寿命が延びる可能性もありますね。2060年とかにずらしたりして。
それで、この「定本・火星年代記」は2010年発刊のものです。
そして、作者のレイ・ブラッドベリが亡くなったのが2012年だそうです。
92歳だったそうですが、亡くなる間際まで現役だったとか。
生命力の強い人だったのかもしれないですね。
本作でいえば、もしかすると、ウォルター・グリップのような人かもしれない。
さて、その『火星年代記』で描かれた世界は、
ユートピア的であったか、ディストピア的であったか。
それは読者だけが知りうることです。よかったら読んでみてください。
SFは、架空の未来世界に人類を置いてみて、そこでどう考え、反応するかという
思考実験的な初体験を、未来が来る前に体験してみようという趣旨があります。
そして、そこが面白味だったりする。
通常の人生では得られない、読書上ではあるけれど、新しい体験をSF小説で
してみてください。
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