窓から2mほどのところに生えている木の上に、山鳩が巣を作った。
ホォーッホォーックックーとは鳴かない。
というか、ほとんど鳴声を聞かない。
何度か聞いた鳴声は、ギュイーーーーッというものだった。
それは、巣のある木を人間にいじられていたからで、周辺をせわしく飛び回りながらだった。
通常の鳴声とは違うのだろう。
しかしやっぱり、「山鳩が巣を」と書いたが山鳩じゃないかもしれない。
姿は山鳩に、おそらく似ている。
鳥はいつ、どのくらい眠るのだろう。
窓の近くに巣を構えた、隣人ならぬ隣鳥は、
夜中の2時や3時でも、吐息のような鳴声を発することがある。
擬音にするには記憶がさだかでないので、イメージからたとえさせてもらう。
人間でいえば、かすかな「あ」とか「え」などの独り言に近い。
赤子をあやす母親の、「うん」とか、「ん」も、山鳩のそれに似ている。
だが、巣にはまだヒナはいないようだ。
まさか寝言か。
確認したわけではないが、巣の中にはきっと卵が眠っているのだろう。
我が子たちの誕生を夢見てのかすかな鳴声であるかもしれない。
エサをせがむ子供たちに十分に世話をやいてやる、幸せな夢を見ている、というような。
近い将来、窓のほんの2m先から、
ピーピーピーと大合唱するヒナたちの鳴声が、
目覚ましのアラームよりも早く僕の耳に流れ込んでくることを考えると、決して
幸せな気分にはなれないのだけれど、
なにせ、
何をするわけでもないのだが、見守ってあげようと思う。
最近、家の周りでネコをみかけることが多い。
ホォーッホォーックックーとは鳴かない。
というか、ほとんど鳴声を聞かない。
何度か聞いた鳴声は、ギュイーーーーッというものだった。
それは、巣のある木を人間にいじられていたからで、周辺をせわしく飛び回りながらだった。
通常の鳴声とは違うのだろう。
しかしやっぱり、「山鳩が巣を」と書いたが山鳩じゃないかもしれない。
姿は山鳩に、おそらく似ている。
鳥はいつ、どのくらい眠るのだろう。
窓の近くに巣を構えた、隣人ならぬ隣鳥は、
夜中の2時や3時でも、吐息のような鳴声を発することがある。
擬音にするには記憶がさだかでないので、イメージからたとえさせてもらう。
人間でいえば、かすかな「あ」とか「え」などの独り言に近い。
赤子をあやす母親の、「うん」とか、「ん」も、山鳩のそれに似ている。
だが、巣にはまだヒナはいないようだ。
まさか寝言か。
確認したわけではないが、巣の中にはきっと卵が眠っているのだろう。
我が子たちの誕生を夢見てのかすかな鳴声であるかもしれない。
エサをせがむ子供たちに十分に世話をやいてやる、幸せな夢を見ている、というような。
近い将来、窓のほんの2m先から、
ピーピーピーと大合唱するヒナたちの鳴声が、
目覚ましのアラームよりも早く僕の耳に流れ込んでくることを考えると、決して
幸せな気分にはなれないのだけれど、
なにせ、
何をするわけでもないのだが、見守ってあげようと思う。
最近、家の周りでネコをみかけることが多い。