★Massy’s Opinion
*最近、トランプ大統領に成って,「アメリカ第一...」と言うスローガンの下、「関税」と言う言葉が飛び交わって居る。然し、この関税の事をキチンと理解している人は、少ないだろう。僕自身人より実務的経験は、あると思うがそれにしても良く解らない。そこで、関税について、ネットで調べてみたりしたが、よく解らない。凄く難しくて説明なんて出来はしない。然し、海外旅行がこれだけ盛んになって来たこの頃、僕自身の海外旅行についいて振り返って見よう。
*今から、50年位前かな、海外旅行が一般人も出来るように成り、ハワイ旅行が、自動車ディーラーの間でセールスマン表彰に使われる事が、流行った時代が在った。僕は、企画サイドに居たので自分が行ったのは、中国との国交正常化、直後の事である。空港へ行くと「Duty free shop」がある。免税店である。中国でもあった。
物品税、関税等が免税に成り可成り価格が安いいのである。酒類は特に価格差が有ったので、ホテルで飲む分をそこで買って行った物である。
*自動車ディーラーは、新車販売だけに頼って居たら経営は不安定、中古車をキチンと利益の出る体制にしなくては...と言う事で、中古車の輸出には、関心とその流通に特に重点を置いて、人の配置もした。多くの商社が、手を出して居たが、今度は自動車の流通が解らない、特に,中古車は同じものは絶対にない。そこで、結局、人間関係頼りの小口なルートに成って行くのである。そして、その国々によりこの関税を含めた税金の取り扱いは複雑を極める。
要するに、その国々により千差万別なのである。
*1960年頃、日本の自動車の堅牢さが人気に成りつつあった時代だ。ロシアのボリショィバレー団の訪日公演があった時に、そのプリマドンナがブルーバードの「中古車を買いたい」と言う事に成りブルーバード410の程度の良い車を選んで買ってもらった。その後、数日して電話があり、領収書を「半値に書き直して欲しい」と言って来た。理由は「輸入した時に払う税金が安くなるから...」だった。この税金は「関税」なのである。個人が車を輸入した時には、この領収書の金額が関税の計算の基礎に成っていたらしい。昔の話で、今はどうなって居るか解らないが、多分同じ様だろう。「領収書を高く書いて呉れ...この洗車用具を一緒にして呉れ」と言う話は販売の第一線では、よくある話だが、「領収書を安くしてくれ」と言うのは珍しい。この種の話は、管理者が良くチェックしてやる事が大事な部分だ。