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<Font size=2><社会情勢 雑感...> ‘07-4-24</Font>

2007-04-24 22:47:00 | Massy's Opinion
この所、ブログの書き込みに「選挙」とか、「裏金問題」とか社会情勢について感じる所を書いてきたが、その続編を書いてみよう。

世の中は新年度の4月から大學では教授の名称が変わり、「助教授が准教授」になったり、多くの新入生が入ったり、ご近所でも小学生、中学生の通う学校が変わったりして、何かざわついた雰囲気がしている。僕の住んでいる浜田山も商店街が変わるお店も多く、街並みも景気が悪いのだろう何か落ち着きがない。其処へ持ってきての「統一地方選」今回の選挙は地方選が何時もと違うような感じがする。杉並は特に若い候補者が多く、何か庶民の訴えが溜まっているような気がした。しかし、有権者は無所属の候補者が多いので、投票に困ったのでは無いだろうか?いつも、底堅い支持層を持つ共産党だが、考えてみると、もう「共産主義社会を作ろう」と言うのも時代遅れだ。「社民党」も同じ...「社会民主主義」と言うのはどう言う社会なの?50年位前僕は労働組合の専従委員長を3年間やった事がある。学友達からは「どうしてお前が労働組合をやるの?」と随分言われた。
まあ、周囲の情勢や僕の気持ちの中に職場を変えてみたいとか、「牢固とした学歴別差別」が「不公平だ」と感じたり、そうかと言って「僕の生きている間に社会主義や共産主義社会は出来ないだろう」と考えた。しかし、専従役員をやる以上、「自分の考えを纏めなくてはいけない」と考えた末、「そうだ野球のキャッチャーのように9人の中で、一人だけ反対を向いていて、人権と言うホームベースを守るんだ」と言う割り切りをつけた。当時、専従になる仲間には「民主社会主義社会を作ろう」と真剣に考えた者も多かった。当時の販労本部の組合長に「僕は資本主義者だけど差別をなくしたいので専従になります」と申し出た。こんなことを思い出したのも、無所属で、自、公、社民推薦なんて言う候補者も居るが、一体、何を考えているのか自分が当選するだけを考えているのか良く解らない。しかし、立候補者が多いことは良い事だ。もう現在の野党は大同団結をするべきだろう。

☆「裏金問題」一部スポーツ紙や週刊誌に色んな記事が出てきている。西武、横浜以外の球団は何をやっているんだろう?今、プロ野球を始め社会人、大學、高校の野球をやっている若い人達は、仲間内では「彼奴は、栄養費貰っているのでは?」「あの監督やOBはお礼を貰っているのでは?」と疑心暗鬼になって居るだろう。雑念を除いて野球に集中できるようにしないと可哀想で教育の根幹に係わる問題だ。
一部ではグレーゾーンの関係者は2,000名位になるだろう?とか...野球界は一度、ガラガラ、ポンをして出直すべきだ。こんなぐずぐずしていると今年のシーズンは終わってしまい、来年がどうなるのか心配になってくる。



<Font size=2>“日本人のボス” ’07-4-15</Font>

2007-04-17 10:39:26 | Megu's Sports
Megu's Now

新しいボスが来た。東京出身の日本人である。
アメリカのフィットネス業界で働いていて、まさか日本人のボスができるとは思ってもいなかった。

うちの会社は、社員/マネージメント共々,平均年齢が低く,マネージメント/人事はほとんどが女である。この新しくトレーナー直属 の“ボス”となった“ボス”は、日本人というだけでなく、男で、40歳代後半から50歳代半ばと思われる。アメリカで大学を出ており,アメリカ/日本での職経験も長く、なかなか人も良さそうだ。年齢・性別で差別をするわけではないが、“ボス”らしい“ボス”がマネージメントに加わったという感じである。

“ボス”が来てから,初めてのミーテイングで、 経歴を含めた自己紹介の後、彼は、“僕が,あなた達の下で働くのです。あなた達が、僕のために働くのではありません”と,社員の私たちに言った。“あなた達のために僕ができる事があったら、何でも言って下さい。”というオープンな姿勢のように思われた。

私自身、日本で働いた経験はないが、このように“ボス”の風格を保ちつつ,腰の低い管理職の人はいるのだろうか? Good Introduction… 何が良いって...このオープンな姿勢は、トレーナーにとって“ボス”とのコミュニケーションが取りやすくなる。と,言うとこは仕事が効率的になり、Productivityが上がり,社員のプラス、それゆえ会社のプラスとなる。 

一方,このように事がうまく運ぶには... 日々のペーパーワーク、ジムのメンテ、カストマーサービスに加え、社員一人一人が目標達成できるようにする、働きがいのあり働き易い職場にすることを含め、 一人で20人近くをマネージするは大変だろう。“ボス”にたよるだけでなく、社員が自覚をもって個人のやるべきことをやらなければならない。 “ボス”は、このメッセージをはっきりと社員につたえることが必要である。そして、みんながこれを理解・実行できればマネージするのも楽になるんだろうな...




<Font size=2><東京都知事選所感...>  ’07-4-10</Font>

2007-04-10 11:35:19 | Massy's Opinion
☆東京都知事選

 興味を持って見てきたし、この四年間将来の日本にとって大きな変換点になればと言う思いで居た。それにしても有力候補が皆、「無所属で出る」と言うのはおかしいな。政党の存在意味が無くなってしまう。
さすがの慎太郎さんも選挙戦で始めは、反省を第一にしていたが当選をしてしまうと又元に戻ったような「傲慢さ」が強調された新聞報道が目に付く。特に、情報開示については公約通りにはやる積りは無いようだ。せめて、人を馬鹿にするような話し方は辞めて欲しい。

・浅野さんは戦略の失敗だろう。ハッキリ民主党なり所属をはっきりするべきだ。ドクター中松、毎回得票が少しずつではあるが増えているのではないか?吉田さん、今与党に対し対立軸が明確なので頑張った。僕自身、浅野さんとどちらに入れようか随分迷った。

・今の政治、安倍総理を始め閣僚は殆どが2世、世代。結局、家業としての政治を論じているから、一般国民とはかけ離れた「政治業界」の視点になってしまうのだろう。その中では、石原家族は新興家族だ。今後、どんな活動に成っていくのか注意深く見守りたい。
浅野さんは又慶応の教授に戻るようだ。慶応も外部の血を入れることは賛成だが、売名行為に学校が利用されるのは困る。

最近、「もし、福沢諭吉先生が、上級武士の生まれだったら、あんなに当時の世論の支えを得られただろうか?」「下級武士の生まれだったから、ひたむきな先生の向学心が生まれたのではないか?」と言うことを考える。今の日本には若き福沢先生のような人が出て欲しい。野党は小異を捨てて大同につく」べきだ。

・共産党も名前が悪い。今さら日本が共産主義社会になるなんて志位さんも考えていないだろう。社会民主主義も民主社会主義も昔は色んな議論があったが、今日本の実態を見ながら50年~60年先の環境、暮らしを考える人が出て来ないものかなあ。




<Font size=2><最近読んだ本と読後感>   ‘07-4-3</Font>

2007-04-03 20:40:43 | Massy's Opinion
☆’07年4月3日 今日は我が母校慶応義塾大學の入学式である。約7000名に近い各学部の新入生が日吉記念館に集まった。慶応義塾では卒業25周年には卒業式に、50周年では入学式にOBを招待する事になっている。今年は僕らの学年が入学式に招待を受けた訳である。僕らの頃は卒業式の記憶はあるが入学式の記憶がない。塾高から行った者は日吉の儘だからかも知れない。懐かしい顔ぶれに会い幾らか勉強気分になった。

☆そこで、偶には最近読んだ本の「読後感」を書いてみよう。もともと僕は雑食性の読み方で、余り小説は読まない。知っている人の書いた物は大体色んなジャンルでも読む。

☆「心の癒し骨董市」   末続 尭      PHP   2007年4月2日
今日入学式で会ったが、僕の同級生で会社も一緒。知り合ったのは入社試験の時だった。
彼は定年後、それまでの趣味だった、骨董を本格的に勉強して資格を取り、骨董サークルを主宰したり、執筆も7冊目である。骨董は特殊な世界に見られがちだが、それを一般人向けに馴染めるように書いた解説書である。彼が言う「身近な骨董」=「古いもの」について書いてあるのだが、僕は彼の「物を作った人」に対する愛情、一つの物を通して「作った人」「使った人」を考える「その端緒が骨董なんだ」と書いている様な感じがして来た。最近、「フリーマ」が方々で開かれているが、この本に書かれているようにブラット出掛けるのも面白いだろう。

☆「芸者論」    岩下 尚史     雄山閣 2006年10月20日
週刊誌の新刊紹介欄で見て、購入した。著者も知らない。僕は商人の生まれ、「水っぽい事」が好きであり、最近熱海温泉の新聞広告で見るしか機会の無い「芸者」のこと、早速、アマゾンで購入した。この手の本は書店に行っても探すのに骨が折れる。本が届いたが高い本だけあって、表紙の芸者さんの絵が綺麗でスッキリして今時珍しい。どんな内容か興味をもって読み始めたら、僕にはとても面白く266ページ3日で読んでしまった。兎に角、良く調べてあり、民俗学の歴史書である。自分の身近にあった事などが書かれていて、懐かしさが湧き近来に無い読書感が残った。第2編が出るそうで楽しみにしている。

☆「タクシーモダン 東京民俗誌」 重信 幸彦 日本エディタースクール1999年9月28日
さて、この本はタクシードライバー個人々々を通じて、民俗学者の重信先生が書いた本である。大体、「タクシー...」が表題になる本は珍しいが、タクシーは世界中どこに行ってもある共通の公共輸送機関である。重信先生(現北九州大学)とはこの本を通じたり取材のお手伝いをしたりしている。明治時代後半、外国車が輸入され、売れなくなると貸し自動車屋を始めたことなど、自動車販売の歴史が書かれており、著者の意図とは違った歴史書的な意味合いも大きいと思う。

さて、この3冊の本にはそう言った意味で「芸者」「タクシードライバー」と言う「人」、そして「骨董」と言う物を介しながら時代の移り変わりが良く解り、僕にはとても興味深い本であった。