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advice for consumer

<Font size=2><つばめグリル>       ‘07-11-27</Font>

2007-11-27 15:18:31 | Massy's Opinion
☆品質表示 問題この処、いたる所で商品表示が問題に成っている。先週もブログでシンガポールで見た「築地直輸入のマグロ」の話を書いたが、今度は食材の仕入れルートを真面目に表示しているお店のを見つけた。

☆去る3ヶ月位前、友人のS君から「パキスタン人で在日6年、中古車輸出をしたいという30歳位の良い男が居るので、紹介するから力になってやって...」と頼まれた。S君は僕と違って比較的クラシックな男、酒も余り飲まないし、僕は飲み屋の方が好きな方。さて会う場所を何処にしようか?と思ったが、S君に任せる事にした。

☆指示された場所は渋谷マークシテイ内の「つばめグリル」 「うん!懐かしいな余り僕のタイプではないが、いいか!」と言うことで出掛けた。さて、「何を食べるか?」店に入ってメニュウを見る。S君、「此処はロールキャベツがおいしいぞ」 本当に暫く行っていないし「うん、同じで物でいいよ」ロールキャベツにした。パキスタン人はイスラム教なので豚は食べられないとか...

☆さて、店の中をそれとなく見回すと以外に若い客が多い。しかも女性客の一人も多い。女性客の入る店は比較的はやるのである。まして、女性の一人客は余計大事である。僕がCoffeeShopをやっていた時はいつも女性客の入り方に注意をしていた。

☆昨夜ワイフと出かけて、外食をする羽目に成ったがワイフが「ツバメグリル」へ行こうと言い出した。本当は酒の飲める所の方がいいのだが...先ず入り口を見渡すと、牛肉の生産者が黒板に白墨で書き出してある。豚の方はペンキ。「へっ、この頃、表示問題があるので書き出したのかな?この前の時は気がつかなかったな」「若しかすると、最近の情勢で自分の店は、こうですよ」と書き始めたのかな?以前からやっていたのにお客は気がつかなかったのかな?」「どっちだろう?」帰り道ワイフと話し込んで帰って来た。若し、以前から産地を書き出して居たとしたら、仕入れに自信を持って居て、生産者とも信頼関係が出来ているのだろう。「老舗」なのに若い客層を取り込む「何か?」がこんな所にも在るのだろうか?と思う。☆ 北海道では「白い恋人」が販売を再開されて、以外に好調な売れ行きだとか...「もう二度と偽装はしないだろう」と言う消費者の信頼なのか?

☆又、マックで問題が出たようだ。
最近、フランチャイズ店やチエ―ン店で店長に対する本部からの「オーダー」が「とても厳しくなっている」と言う話をよく耳にする。だけど、トップ自らが事細かく教育をしている話はあまり聞かない。組織が肥大化すると「企業の教育」が必要と言われるが、未だに外注が多いようだ。「人が育つ」のを見ることは本当に楽しいものだ。そして、お店が繁盛すれば、なほ楽しい。横文字をごちゃごちゃ並べているような「コンサルタント系」に教育を依頼するよりも、先ずトップ自らの率先垂範が大事。

☆僕はワイフと喫茶店を始めた時、土曜日は「掃除の日」と決めた。幸い土曜日は僕の会社は休み、必ず掃除に行き自分で「トイレ」掃除をした。安普請で急いで改装した店でトイレも充分な排水が出来ず、水洗いして雑巾で水を拭き取るのが大変だった。此れが良い経験になり、2軒目からは排水溝を完備したトイレを作った。それからは従業員に掃除をさせる様にした。夏祭りの時など「お宅のトイレ綺麗だから...」とトイレだけ借りに来る人が居ると嬉しかったものである。



<Font size=2><船場吉兆と空也最中>  ‘07-11-20</Font>

2007-11-20 20:37:59 | Massy's Opinion
☆先日の夕方、後輩でもあり、PCの先生でもあり、慶応野球の追っかけでもある、S君から電話があり、
>「先輩、珍しい物が手に入りましたので、今からお邪魔したいのですが?いらっしゃいます?」と電話が掛かってきた。
<「何さ、珍しいも物って?...」
>「まあ、チョットお邪魔します」
ワイフと「S君が何か珍しいものを届けて呉れるって...何だろうな急がないと駄目に成る物だって...」

クイズっぽいが全然見当がつかない。その内、30分もするとS君が玄関のベルを鳴らした。服装はいつものアウトドアー向けスタイル。
<「何を持ってきたの?」目に付くのは紙袋だけ...
>「空也最中を日吉で買ってきました」
<「なにそれって...」
>「今日日吉祭だったんですよ。其処で売っていたので、珍しく空也が買えたんですよ」
<「おお。それは有難う。最近、銀座も遠く成り予約して、最中をなんて、忘れていたよ」
早速、ワイフに我が家では特上の日本茶を入れて貰って一個食べた。昔からのパリットした皮とあんこの味である。
さて、ご存知の方も多いと思うが、空也は予約制一日分が売れたら「ごめんなさい」である。
多くの店がこの1950年以降の拡大型経済成長の波に乗り遅れまいと「売上増」を最重点に「拠点拡大」「生産性向上」に血道を挙げて来た。「空也最中」さんも経済成長に遅れないように手は打たれている筈だ。それで無ければ急激に変わる銀座で生き残れないだろう。

☆マクドナルドを代表とするチエ―ン店方式やフランチャイズ方式も大きな壁にぶっかって居る。自動車も同じだ。メーカーが販売店の整理に入っている。しかし、この方策を誤ったメーカーの車は売れなくなるだろう。「吉兆」も創業者の意志とは異なった拡大、分社型へ、何処かの時点で誤った結果、コツコツと築き上げた信用をなくす事に成ったのだろう。「誰がこう言う拡大型をすすめたのか?」銀行の様な気がしてならない。 

今から10年前、シンガポールに行った時に全日空ホテル内の「雲海」に「築地直輸入のマグロ入荷」と言う張り紙が大きく出ていた。その時、僕は中古車輸出のルートを探しに行ったのであるが、現地で「いい漁労長は居ませんか?魚と船はあるので...」と頼まれていた。魚はマグロである。「東京湾でマグロが取れる訳は無いのに、おかしな話だな...」と思ったことがある。「マグロがインド洋で取れることを知らない客」がいるようだ。

*僕は寿司屋でも親父の人柄を見て行く事にしている。職人気質の古い店(日本橋繁の鮨の様な店)はタネに間違いが無い。消費者が利口にならないと...それにしても、「吉兆」と「空也」の「量を売るか?実をうるか?」 経営判断は難しいが、責任は経営トップにあるだろう。


<Font size=2>< Letter to Toshisan...>    ‘07-11-13</Font>

2007-11-13 12:19:39 | Massy's Opinion
☆大分秋も深まって来ましたね。お元気にご活躍の様子、何よりです。
僕も野球の追っかけが六大学、高校野球と一区切りしましたが、10日には神宮大会に大阪経済大學が出場し、元同業、友人のT氏がOBとして上京してきました。生憎の悪天候で残念ながらゲームは中止、11日に順延の試合は、親戚の法事があり、見に行けず大阪経済大學は九州産業大学に敗れてしまったので、結局、T氏には会えませんでした。

☆五反田を地元とするH家の法事は極く身近な人ばかりでしたが、親子3代が集まり87回忌と言う仏の法事なので、お清めの席では東京の昔話が沢山出て和やかに盛り上がり、久し振りに大家族の雰囲気に浸りました。

☆家に帰り、ドラゴンズのTVを見てから、チャンネルを廻すと“J-Spor”で「ラリージャパン」をやっていたので「あれ!Toshisanが出ているかな?」と思って見ていました。

☆“出てきました、出てきました“終わりの頃だったので、キャスターの若い美女と何か韓国料理の屋台へ行くところが...
>「おい...」っとワイフに大声を掛けました。「Toshisanが出ているぞ」
<ワイフ 「どれ、どれ...あら、若いじゃないの...家へ来た時より若く見えるは...
 テレビ写りも良いし...」
>「当たり前だよ。隣の女性が若いもの...」


☆我が家の斜め前の家のお嬢さんが以前、マツダのレーシングチームの会社に勤めて居た。当然、自動車好き今でもマツダチームの手伝いに行くらしい。Toshisanがこの前、家に尋ねて来られた時に偶然見かけたらしい。
「叔父さん、福井さんごぞんじなの?」「うん、同窓でね...」「あの人レースじゃ偉いんですよ」「それじゃ今度会ったときに声を掛けたら...」「とんでもない...そんな事出来ませんよ」って言って居ました。


☆11日は母の命日、偶然にも母の関係の法事、お寺は違ってもいい供養が出来、家に帰ればToshisanのTVと良い刺激のあった一日でした。

☆ 話題を変えて、この前送って頂いた「守安祥太郎のそして風が走り抜けていった」(植田紗加栄著)第15章まで読みました。著者は本当によく調べていますね。知っている人の名前も多く出てくるし...ボリュウムも多いし、完読まで時間が掛かっています。守安祥太郎さんって結構年上ですね。三保敬太郎君から良く聞いていたし、一度テネシーで彼の演奏を聞いたような記憶があるんです。何れ、読みましたら「読後感」を書こうと思っています。

☆いずれにしましても、KatchanもToshisanも得意な分野でご活躍なによりです。


P,S 迷惑メールが多いのでPCの先生に教わり、「Spam Fighter」を使いました。ご迷惑を掛けしていましたらお詫びします。下記のアドレスに役所の見解が出ています。
(http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040421_3.html)






<Font size=2><小沢ショック...>    ‘07-11-6</Font>

2007-11-06 18:02:59 | Massy's Opinion
☆イヤー何と言っても、小沢民主党の小沢代表の辞意表明には驚いた。この膠着した政治局面をどうやって打開するのか?「我もし、福田総理なりせば...」
なんて言う事で思いをめぐらせて居たが、いつ、小沢さんへの呼びかけをするのか大きな関心事であった。

☆まあ、党首会談の中身は新聞、テレビ等で知る他はないが、僕の周囲には不思議と麻布人脈が多く、しかも,年令的には総理と非常に近いので、ゴルフの帰り、麻雀の帰りには一杯飲みながら話題に尽きない。

☆民主党は参院選挙には勝ったが、確かに手詰まり感はある。唯、反対の為の反対では政治が停滞するだけで国際社会の中では日本は孤立化してしまうだろう。そう言う心配を小沢さんは考えたのかも知れない。国民に対する選挙公約を一番確実に一歩でも二歩でも前進させる為には、「福田さんの懐に飛び込んだ方が早い」その位、福田さんの呼びかけが「辞を低くして...」だったのかも知れない。やがて、時がたてばこの辺りも明らかに成る時が来るだろう。

☆小沢さんの気持ちの中には民主党の役員会は「俺が選んだ役員だ。皆、理解してくれるだろう」と言う安心感があったと思う。それが、纏まらないので辞意表明になったのだと推測する。鳩山幹事長との情勢判断のギャップも大きかったのだろう。

☆週刊誌的に言えば、財産問題、厚生年金問題、下手をすれば、小沢さんも菅さんも泥田の中にはまり込んでしまう。

☆この所の福田総理を見ていると、つい安倍さんと比較してしまうが、福田さんに「年の功」を感じさせられるし、腹を決めている感じがする。

☆この所のニュースを賑わせている、食品の表示疑惑のトップの謝罪会見を見ていると「ツンボ桟敷に置かれているトップ」「時代の波に乗った拡大型のトップ」の油断とトップの倫理観の欠如を痛切に感じる。

☆時節柄、プロ野球の契約更改のニュースも面白い。悲喜こもごもである。日ハムのフロントは大変だったろう。外人監督だったことが良い部分と悪い部分があって人の気持ちを纏めるコミュニケーションが取れなかったのだろう。

☆僕は社長の時に、定年で辞める役員に一番気を使った。処遇人事で顧問とか監査役について貰ったが、「只の処遇人事と見られないよう」要するに緊張を持って出勤してもらう為に、いつも役割を明確に指示した。例えば、「コミニュケーションビジネス」を勉強してくれ。自動車ディラーでありながら「宅健の資格を取ってくれ、将来、車が売れなくなった時に備えて...」と言う様に...

☆人事は難しい。良い人事の基本は、その全ては「信」である。福田、小沢の両者の間にもある種の強い憂国の「信」が「アウンの呼吸」として在ったのだろう。