☆MEGU’Report
・先月、トレーナーの役割、仕事市場/キャリアオプション、収入について書きましたが、今月は、その続き。
・現在、大学または大学院で人間・運動科学/スポーツ医学系を学んでいる人達、将来、どんな仕事につきたいって思って勉強しているのかな? Dream Job? それよりも、今、学んでいることを使って、何をしたい、何ができるって考えているのかな? 私自身、大学院に入るまでは、‘どこかのプロのチームで働けるかな’とか ‘大学での仕事するのかな’とかしか思っていなかった。で、セミナーのクラスで、以前の仕事場、AXISのトレーナー(二人ともATC=公認アスレティック トレーナー)が来て、‘パーソナルトレーニングは、ATCの新しいキャリアのひとつ’って言っていたのをきっかけに、この道に進むことにした。この2年程、年に2回、San Jose State Universityの大学院の Athletic Training Programで、レクチャーをする機会をいただいている。生徒は、みんなATCになったばかり。そこで、私が、‘パーソナルトレーニングは、ATCの新しいキャリアのひとつ’で、どのように、ここまでやってきたかって話をすると、彼らの反応は、私がまだ、大学院にいた時の反応とほとんど同じ。この十数年で、ATCでパーソナルトレーナ−/Fitness Consultantの道に進む人が増えてきたので、この考えも浸透しているかと思ったけど、そうでもないみたい。
・日本人ATCのコネクションが、限られている私ですが、アメリカで活躍して業界で名の知られている日本人女性のATCが、3人いるとのこと。一人は,あの有名な、磯有理子さん。彼女は、私が、Foothill Collegeを見つけた時に、 San Jose State Universityの大学院の Athletic Training ProgramからGraduate Assistant としてFoothill Collegeで働いていたんですね。あとの二人は、面識がないんだけど、アリゾナのEXOSで働いている方、東よりの州のDivision Iの大学で働いていて、リサーチにも力を入れている方がいるそうです。日本人男性ATCは、アメリカのDivision Iやプロのチームで活躍している人が、多くいます。アメリカのトレーナー業界では、日本人は、文句を言わずによく働くと思われていて、就職先で重宝されますね。
・このようにDivision Iやプロのチームで活躍できる人、名の知れたTraining Facilityで仕事を見つけられる人もいれば、やはり、競争率も高いので、みんながみんな、トレーナーとしての“Dream Job”につけるとは限らないでしょ。もともと、“Dream Job”に目を向けず、ATCのTraditional Settingから離れてパーソナルトレーナ−/Fitness Consultantの道を選んだ私。理由は...
:正直言って、大学のトレーナーとしてのスケジュールにBurn Out気味だったこと
;初任給が、Traditional Settingの仕事よりも、いくらか高かったこと
;会社がビザ/永住権のスポンサーになってくれた事(この業界ではまれ)
;教えるのが好きなんだけど、アスリートの教育も一般人の教育も、同じだなと思った事(Actually, it is very rewarding to work with people, who appreciate your work. And, it is a job, which can make people happy with some small changes in their life!)。
ということで、典型的な“Dream Job”ではなく、 “Blue Color” Trainer’s Jobとでも言いましょうか。 だけど、特に、フリーランスになってからは、やりがいも増して,トレーニングだけでなく、ビジネスなど学ぶことも多く、人に“好きな仕事”していますって、胸を張って言えるので、今の学生達にも、“好きな仕事”してますって、胸を張って言える仕事を見つけて欲しいと思うのです。