★Megu’s Sport.
・パーソナルトレーニングに来るクライアント。もちろん、みんながみんな、健康でアスレティックってわけではない。ほとんどの人が、ケガや健康に関わる問題を持っているのが理由でやってくる。
・先日、 第一回目のセッションにきたのは、Weight Lossのクライアント。20代後半の彼女は、この5年で45kg程体重が増えたそうで。ということは、以前の体重の倍に近く増えたので、かなりの増量。もともとは水泳をやっていて、アクティブなライフスタイルを営んでいたんだけど,ストレスによる体重の増加で、あまり運動をしなくなったそうで。これが原因で、今、高血圧の薬を飲んでいると。
・とりあえず10kg減量が目標。ジムに行くと決めたこと、ジムに連絡をとったこと、ジムのオーナーと話したこと、私とのコンサルテーションにきたこと、この一歩一歩にかなりの勇気がいったようです。そして、初めてのトレーニングセッション。
・このようなクライアントが来た場合、彼女のような体の変化を経験していない限り、自分がその人の身になって気持ちを理解することは、なかなか難しい。自尊心が欠けていたり、指示されたように動けなかったら恥ずかしいと思っていたりするはず。特に、ジムなどの公共の場で、しかもフィットな人がトレーニングしていたりする環境で。
・なので、まずはじめは、彼女が居心地の良い環境を作ることが大切。肥満だからというような差別のない対応の仕方、クライアントのアビリティーにあったエクササイズの選択、コンスタントなポジティブフィードバックなど。そして,適度なチャレンジはあっても、セッションの後に、疲労困憊しない強度。セッションの後に、”Feel Good”感を得られて、次のセッション、また動くことを楽しみにできるようなトレーニングをする。
・このような気配りは、肥満の人だけに限らない。例えば、この2年の間に2つのケースがあったのは、腰痛。長い間、腰痛と神経痛を持っていたクライアント。痛みが恐くて、動くのを恐れている。動き方も、こわごわ動いているから、正しい動き方ができていない。ので、まず始めに、お互いの信頼関係を築く。良い聞き手になって、クライアントの話を聞く。そして、アセスメントをして、体がどのような状態/癖があるのか、わかりやすいように説明する。で、トレーニングに入ったら、教育。何のためにこのエクササイズをしているのかと、エクササイズ事に説明して、正しいポジション/動きを教えて、常にフィードバックを与え、体で覚えてもらう。とにかく、痛みに対する恐怖心がある場合、脳が動きを左右しているので、その動きに対する安心感と自信を持てるようにする。痛みがでなかったら、“あっ、大丈夫だ”って安心感と自信がでて、動けるようになるはず。
・Well, 特別なコンディションを持っているクライアントは、もちろんのこと、ヘルシーなクライアントでも,
1)良い聞き手になる。
2)良いコミュニケーターになる。
3)クライアントの教育。
4)自信をつける;
この4点がクライアントの目標達成のキーになるわけです。