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<strong><減価償却って... Part1></strong> '05-8-29

2005-08-29 13:29:10 | Massy's Opinion
*親父が死んでから葬式では4百人位の人が集まった。会葬者は皆、喪主で一人っ子の僕が会社を辞めて、店を継ぐのかが、関心ごと。僕は店の内情も判らない。働いている人も居る。直ぐやめる訳には行かない。「店は続けて行きます」と挨拶した。
*筆頭株主と労組委員長、二つの役割
僕の勤めていた会社の人は、「役員になっては駄目だよ」と忠告してくれた。株式会社だし、当時から部品商は経営が厳しかったので、「何時潰れるのか解らない」 株だけは僕が継いだが当時は資本金50万円である。母親もワイフも日常業務はともかく、経営は解らない。図らずも僕は、経営責任と労組委員長の対立する二つの役割を持つ事になった。決算になると、給料と一般費は出るが、支払利息等を入れると赤字である。売り掛け入金、手形割引でヤット資金調達。赤字では銀行が融資してくれない。今で言う「キャッシュ・フローだけの経営」言わば「その日暮し」である。困り果てて経理士(税理士)に相談すると良く解らないが、「此れで銀行大丈夫ですよ。税金も僅かで済みます」と僅かに黒字の決算書を作ってくる。車や設備の償却をしないのである。「利益を出す」事は本当に難しい。会社が利益が出なくては給料も払えなくなる。給料を取りすぎれば会社の存続が危なくなる。この時代本当に悩んだものである。
*税理士先生は神様?
この時の教訓...減価償却なんて「本来は如何するべきなのだろう?」言葉は知っていても、実際はほとんど解らない。学校時代、勉強をしていない分、本を読んだり同級生の税理士に聞いたり、一生懸命勉強した。
税理士、弁護士も全て神様ではない。酷い人も居る。現に家の計理士には手形を持ち出された事もあり、公認会計士でもクライアントの無知に付け込み法外な手数料を取る先生もいる。この時以来、「税理士、も弁護士も自分で手数料を支払い、使うものだ。その為には、最低限の基礎知識は勉強しておかないと...」と感じた。この30歳時代自分でした勉強は、サラリーマンとして、後の「リース」、「中古車」の仕事に凄く役に立った。
                                                          (Part2へ続く)



<strong><Megu's Now!> Examination.</strong>

2005-08-22 14:04:53 | Megu's Sports
                                                    7/21/05
先週末は、長い週末だった。金曜日、National Academy of Sports Medicine (NASM) ? Performance Enhancement Specialist の “Written Exam” (100問 選択肢;90分)を受け,日曜日に残りの“Case Study” を、始めた。テストは、すべてオンライン。“Case Study”は、ログオンしてから、24時間以内に終えなければならない“Case Study”では、その名のとおり“Client Profile” 、clientの年齢,目標、スポーツ/ エクササイズ暦、姿勢/動きの分析等のインフォメーションが与えられる。それを基に、 NASM 独自の7つの“Training Phases” の中から,指定された3つ異なったTraining Phasesのプログラムを作るというわけだ。このオンラインでの試験の良いところは、“Written Exam” も“Case Study”も、”submit”した直後に結果がわかるというところである。

学生の時は、資格試験の勉強をするのも、試験を受けるのも、今を思えば、時間的にも楽だし,もっとやる気もあったような気がする 。アメリカにきてからは、日本の大学時代とは、うらはらに、よく勉強したものだ。今回は、4年ぶりの資格試験。久しぶりに “勉強したなー”という感じだ。仕事をしていると、一日の終わりに、 500ページの“course material” を開ける手も重く、仕舞には,寝る前に読んだことが夢にまで出てきて、睡眠不足になる始末。24時間という時間制限も、仕事の時間などを考え、有意義に時間を使える日/時間を選ばなければならない。他の人は、どうかわからないが、私は特に物事を必要以上に真剣に受け止め ,心配し、ストレスをためがちなので、この資格試験が終わって(もちろんPassして)重い肩の荷が下りた。会社にも、面目が立つ!

P,S
* Axis Performance Center  click http://www.axispt.com/my
  click Axis Team Mountain View Personal Trainers
* Race Result    click http://www.vineman.com women









<strong><Massy 、ネーミングの由来></strong>

2005-08-15 11:38:45 | Massy's Opinion
              <’05-8-15>
* Massy の由来...Yahooの検索でMassyを探すと約1,600,000件位の対象が出てくる。
6年前PCを始める時、アドレスは、何処のプロバイダーでも直ぐ取れたが、今では、凄い数で驚きだ。
* 僕の家は自動車部品商だったが親父が1964年、比較的に急に亡くなり、当時僕は選挙が終わったばかりの専従の労組組合長だった。店には番頭さん達も居たし、お袋が社長になり、6年間商売を続けていた。
時代が変ってくるし、ワイフを社長にして、女が遣りやすい商売にして、僕は会社務めをしようと占いに見てもらって、「喫茶店」を始めた。部品屋の売り掛け回収、手形の支払は半年掛り、在庫の整理では赤字を出し、店舗の改装等、資金を借り、半年で転業した。
* 10坪の店をワイフの姉妹3人でスタート。その時、店の名前は「女ばかりの店」なので「花の名前を」と考えたが、花の名前ではありきたりだし...何かよい名前はと考えていた。その時、僕の野球仲間の親友が「マッサンだからマッシーでいいじゃないの?」と言ってくれた。
* それから語源を調べた(Massive=大きい、巨大、力強い等の詩的な表現、ゴルフの5番アイアンなんにでも使える強力なクラブの意)同じ店は無いか?銀座中歩いたり、電話帳見たり色々確かめたが、銀座8丁目に一軒小さなバーがあった。この店はカタカナである。余り、カタカナだと字並びがピンと来ない。
それで、知り合いの若い女デザイナーに“Coffee Shop Massy”とロゴを決めて貰った。まあ、屋号である。当時はITも無く電話帳が調べるのには一番だった。IT 時代に替わりこんな多くの「MASSY」がヒットするので驚きである。店は日比谷線神谷町の改札口側だった。二軒目のお店は “Café Five One”虎ノ門5-1の番地を取った。その後、実験ショップとしてチケット・ショップを“Merit”として開店した。ネーミングは短く解りやすいのがベストだ。日本人初の大リーガー村上雅則さんが当時は「マッシー」と呼ばれていたようだが、後にゴルフの倉本昌行さんも「マッシー」と呼ばれていた筈だ。今は高齢化、時代の流れもあり、商売は全部やめたが会社は残してあり、1971年以来、「Massy」は30年以上屋号として使っている。



<strong><Megu's Now!><strong>

2005-08-08 21:21:49 | Megu's Sports
       ‘05-8-7
* 7月31日: 初の Half-Ironman デイスタンスのレース、The 15th Half Vineman Triathlon (Sonoma, California)に出場。初のロングデイスタンスということもあり、完走できるかなとか、レースのペース、バイクでのトラブルなどの心配もあったが、無事に完走。かなり、ほっとした。結果は、女子総合30位、 Age10位。 タイムは、5時間9分39秒。目標の5時間30分を切ったので,満足している。終わってみて、欲を言えば、総合で、もう少し上位に着けたらなんてと思ったが、今回は、これでよしとしよう。このレースは、ハワイ;コナでの、Ironman世界選手権の選考レースともあって、 参加者も多く(男子1,212 人、女子502人)、かなりcompetitiveである。特に女子では30-34歳、35-39歳の年齢区分の層も厚くタフだった。

* あたりまえだが、 Half-Ironmanは、いつも出ているオリンピックデイスタンスとは、かなり違う。トレーニング、レースを通して学んだこともたくさんあり、また来年、出てみよくかなと考えているが、とりあえず、残りのシーズン、オリンピックデイスタンスを楽もう。

* 私の勤めているAxis Personal Trainer, Inc.では、カリフォルニア州の労働基準法に従うということで、雇用条件の変化(給与体系の変更、勤務時間、等)があり、 春には、personal training の料金のstructureも変更された。以前、Personal Training の料金は、トレーナーのレベルを問わず、1時間70ドルだったが、現在は、トレーナーのランクが、 もっている資格の数によって 1 時間70, 75, 80ドルと3段階になっている。これにより、トレーナーは、以前と同じレベルの収入を維持するために、一年以内に現在のランクの規定に見合うために必要とされている、資格を取らなければならない。 私自身、現在 NATA,NSCA (strength conditioning specialistの資格を持っているが、最高の給料ランクには、もう一つ資格が要るため、NASM (National Academy of Sports Medicine) の、Performance Enhancement Specialistの資格取得の勉強中。

* 料金の変更と共に、ピーク時間(午前5:30-9、午後5-7:30pm)には5ドルのプレミアムも加えられた。クライアントの多くは、週に2-3回 トレーニングにやってくる。
何人かのクライアントは値上げの際,いっきに、1回のトレーニングで15ドルも高くなったので、不満の声もあったが、「値上がり分でMegumiの給料が上るなら...」と言ってくれるクライアントもいた。クライアントとの良い関係を築き維持することは、資格の数や教育過程以上に、大切である。

☆P,S
* まあ、5時間もよく泳いで(1,2mile)、バイク(56mile)、ラン(13,1mile)とやるものだ。
Megu以外の日本人は東京杉並から女子が一人21歳のAge Groupに参加して、良いランキングを取ったらしい。
* それにしても、こんな過酷なレースに、こんな多くの人たちが参加するスポーツに対するアプローチは日本では考えられない。日頃のトレーニングはそれなりに各人が積んでいる筈である。
* 今、シリコンバレー地区も不況で色んな変化が起っているようだ。料金の値上げと給与の変更があったらしい。お客様に対する料金の値上げは、「値上がり分の半分をMeguが貰えるのならO,Kよ」と言ってくれるクライアントが多いとか...「経営と労働者の50%~50%」と言う考え方はアメリカでは徹底しているようだ。さて、株主はどうなるのだろう?
* 話題は変わるが、高校野球「明徳の問題」は学校も地区高野連も本部も酷い。それでなくてもお金が掛かりすぎる高校野球。何で、こんなぎりぎりに成って辞退にするの?甲子園至上主義も少し変えて行かなくては...日本のスポーツ界も変らないといけないだろう。



<strong><利益を出すこと...></strong>

2005-08-01 07:19:45 | Massy's Opinion
                   ‘05-8-1
* カネボウの前社長が逮捕された。僕にとっては凄いショッキングな事...あの大カネボウが…という訳だ。僕のように小商人の家に育つと、今更のように親父が言っていた言葉が思い出される。いわく「在庫は儲けのカスでなければいけない...」国民学校(=小学校)に入った時から「お小遣い」を貰ったが「小遣い帳」を付けさせられて、月末には小遣い帳と現金の残高を揃えて、それが合わないと翌月のお小遣いを呉れない。第二次世界大戦で疎開する4年生位までそうやって居た。
* 小遣い帳は「金銭出納帳」であり、個人でも会社でも此れが商売や経営の基本だと思う。昔の商店では、一日の帳簿付けが終わって一日の仕事が終わる。僕の小遣い帳も月末に一月纏めて書こうこうとすると使ったお金が解らなくなる。「小遣い帳の残高」と「現金残」が合わないと次が貰えないので否応無しに帳尻を合わせたものだ。方法は使ったもの、買ったものの「数を増やす」、「単価を上げる」此れは粉飾決算である。「お金を落としたとき」なんかは何時もこうやって居た。親父は在る時、「落としたら落としたと書け...」そして、「二度と落とすな」とよく言っていた。もう一つこの頃覚えた事は、「前月末残高+当月収入―当月支出=当月末残高」の式である。
* カネボウの前社長はこんなことを解っていたのだろうか?株主や従業員が解らないと思っていたのだろうか?「利益を出すには相当の心構えがいる」「小遣い帳で繰越」を作るわけだから大変だ。次のプレーを考えた「予算=PLAN作り」が必要になってくる。親父が「小遣いを減らすぞ」と言われるのが恐ろしくて、「落とした」といって臍繰りを作る。此れがバレると嘘つきは「泥棒の始まり」と叱られる。    
* さて、「PLAN作り」の中で一番大事なのは耐久消費財の見積り、要するに「減価償却」だ。自動車なんか正にこの商品である。