*親父が死んでから葬式では4百人位の人が集まった。会葬者は皆、喪主で一人っ子の僕が会社を辞めて、店を継ぐのかが、関心ごと。僕は店の内情も判らない。働いている人も居る。直ぐやめる訳には行かない。「店は続けて行きます」と挨拶した。
*筆頭株主と労組委員長、二つの役割
僕の勤めていた会社の人は、「役員になっては駄目だよ」と忠告してくれた。株式会社だし、当時から部品商は経営が厳しかったので、「何時潰れるのか解らない」 株だけは僕が継いだが当時は資本金50万円である。母親もワイフも日常業務はともかく、経営は解らない。図らずも僕は、経営責任と労組委員長の対立する二つの役割を持つ事になった。決算になると、給料と一般費は出るが、支払利息等を入れると赤字である。売り掛け入金、手形割引でヤット資金調達。赤字では銀行が融資してくれない。今で言う「キャッシュ・フローだけの経営」言わば「その日暮し」である。困り果てて経理士(税理士)に相談すると良く解らないが、「此れで銀行大丈夫ですよ。税金も僅かで済みます」と僅かに黒字の決算書を作ってくる。車や設備の償却をしないのである。「利益を出す」事は本当に難しい。会社が利益が出なくては給料も払えなくなる。給料を取りすぎれば会社の存続が危なくなる。この時代本当に悩んだものである。
*税理士先生は神様?
この時の教訓...減価償却なんて「本来は如何するべきなのだろう?」言葉は知っていても、実際はほとんど解らない。学校時代、勉強をしていない分、本を読んだり同級生の税理士に聞いたり、一生懸命勉強した。
税理士、弁護士も全て神様ではない。酷い人も居る。現に家の計理士には手形を持ち出された事もあり、公認会計士でもクライアントの無知に付け込み法外な手数料を取る先生もいる。この時以来、「税理士、も弁護士も自分で手数料を支払い、使うものだ。その為には、最低限の基礎知識は勉強しておかないと...」と感じた。この30歳時代自分でした勉強は、サラリーマンとして、後の「リース」、「中古車」の仕事に凄く役に立った。
(Part2へ続く)
*筆頭株主と労組委員長、二つの役割
僕の勤めていた会社の人は、「役員になっては駄目だよ」と忠告してくれた。株式会社だし、当時から部品商は経営が厳しかったので、「何時潰れるのか解らない」 株だけは僕が継いだが当時は資本金50万円である。母親もワイフも日常業務はともかく、経営は解らない。図らずも僕は、経営責任と労組委員長の対立する二つの役割を持つ事になった。決算になると、給料と一般費は出るが、支払利息等を入れると赤字である。売り掛け入金、手形割引でヤット資金調達。赤字では銀行が融資してくれない。今で言う「キャッシュ・フローだけの経営」言わば「その日暮し」である。困り果てて経理士(税理士)に相談すると良く解らないが、「此れで銀行大丈夫ですよ。税金も僅かで済みます」と僅かに黒字の決算書を作ってくる。車や設備の償却をしないのである。「利益を出す」事は本当に難しい。会社が利益が出なくては給料も払えなくなる。給料を取りすぎれば会社の存続が危なくなる。この時代本当に悩んだものである。
*税理士先生は神様?
この時の教訓...減価償却なんて「本来は如何するべきなのだろう?」言葉は知っていても、実際はほとんど解らない。学校時代、勉強をしていない分、本を読んだり同級生の税理士に聞いたり、一生懸命勉強した。
税理士、弁護士も全て神様ではない。酷い人も居る。現に家の計理士には手形を持ち出された事もあり、公認会計士でもクライアントの無知に付け込み法外な手数料を取る先生もいる。この時以来、「税理士、も弁護士も自分で手数料を支払い、使うものだ。その為には、最低限の基礎知識は勉強しておかないと...」と感じた。この30歳時代自分でした勉強は、サラリーマンとして、後の「リース」、「中古車」の仕事に凄く役に立った。
(Part2へ続く)