*Part1、Part2と東京へ留学に来た人たちとの交流を書いた。今度は日本からアメリカへ行くことについて書こうと思う。身近な娘、Megumiのケースである。
・大学4年で水泳部の活動も終わった頃から、就職活動をしたり、進路について考えていた様である。「アメリカへ留学したい」と言い出した。「英語を習いに行くのなら、日本で充分だよ。何か具体的な目標があるなら考えるけれど...」と僕は応えた。取り敢えず僕のLosに居る友人のお宅へ約3週間位行かせることにした。そして、西海岸を回りながら色々考えたのだろう。どうしても「スポーツに携わりたく」そんな関係の方向を探したのだろう。行き着いた所が、「Sport Medicine Foot Hill College」である。そして、N,A,T,A「=National Athletic Trainer」の資格を取りたいと言う。具体的な話なので「No!」と言うわけには行かなくなってしまった。「お金どの位掛かるの?」「年300万位出来るだけ節約するから、2年くらい...」「当たり前だよ。ホームステイでなければ駄目」と言うことで、留学を許可せざるを得なくなってしまった。
・N,A,T,Aの受験をするまでに色んな資格が必要で、随分時間も掛かったが、その間も水泳を続けていた。そして、Los Altosのプールでアル&デラ,シーハン夫妻(東京オリンピックのアメリカ水泳チームのマネージャー)に目を掛けられお世話に成るようになり、学校で受けられないことを教わった。夫妻が「Meguのパパに会いたい」と言うことで、‘00年の夏訪米し、約2週間夫妻の家のコテージに泊めてもらった。そして、BayArea周辺の学校、Meguの出場するマスターズ・スイミングの試合、Megu のトレーナー実習場、名門ゴルフクラブ、中古自動車販売場、修理工場等をジックリと見て、アメリカ生活を身近に体験し実りの多い旅だった。
・元オリンピック水泳選手のデラさんはMeguの練習を見て「小さい子が、キチンと泳いでいる」ので目に留めてくれたのだろう。スポーツは兎に角、世界共通の言語であり練習はその人のHistoryに成るのだろう。
*Megu の留学で感じたこと
・共稼ぎの多い向こうの家庭、特に子供も小さい家でのホームステイはベービーシッター的になってしまう。(食事の時間が自由にならない)
・留学の目的を決める事は大事だが、アメリカと日本の制度の違いは詳しく解らない。
同じような目的を持って留学している、又はした先輩を見付けて話をよく聞く事が大事だ。アメリカで資格をとっても日本で使えるとは限らない。
・一つの資格を取るのにも時間が掛かる。大学は入りやすく卒業するのは厳しい。
・良い人に出会う事が、本当に大事。
・兎に角お金は掛かる。色んな奨学金を調べて活用する事が良いだろう。日本へ来る留学生も利用している人が多い。
・こんなことからMeguの卒業論文は「A Guide for Future Japanese Athletic Trainers:An Informative Brochure」と言うタイトルである。生活費の実録も書かれているが、兎に角、自動車と家賃が高い。
*Mr.K,M君
高校時代、野球部のエースだったが、肘を痛めて夏の予選は不完全燃焼。
上の段階で野球は無理とトレーナーの道を選んだ。高校卒業後、英語の勉強に一年掛け、その間、ヤクルトでバッティング・ピッチャーのアルバイトをして、アメリカでの一年分の費用、約300万位の貯金をしていた。ある日父親と我が家へ訪ねてきた。親も「実際に如何なのか?」心配なわけである。「NATAの受験をするまでに5年位掛かる。アメリカでは日本のように自由にアルバイトは出来ない」と説明すると驚いていた。親もこの長期留学に掛かる経済的負担は理解して置かないといけない。K,M君は「フレスノ大学で学内の施設で働き、体力的には入れるならば野球部に入りたい」と明確なプランを持っていた。将来はきっとプロ野球チームの数少ないATCトレーナーになるのではないかと楽しみにしている。
*スポーツは上の段階を目指しながら何時かは自分で能力の適性を判断する時が来る。スポーツに携わりたく、トレーナー志望の若い人が多いので驚いているが、日本のスポーツ界の環境も変らなくてはと痛感している。
・大学4年で水泳部の活動も終わった頃から、就職活動をしたり、進路について考えていた様である。「アメリカへ留学したい」と言い出した。「英語を習いに行くのなら、日本で充分だよ。何か具体的な目標があるなら考えるけれど...」と僕は応えた。取り敢えず僕のLosに居る友人のお宅へ約3週間位行かせることにした。そして、西海岸を回りながら色々考えたのだろう。どうしても「スポーツに携わりたく」そんな関係の方向を探したのだろう。行き着いた所が、「Sport Medicine Foot Hill College」である。そして、N,A,T,A「=National Athletic Trainer」の資格を取りたいと言う。具体的な話なので「No!」と言うわけには行かなくなってしまった。「お金どの位掛かるの?」「年300万位出来るだけ節約するから、2年くらい...」「当たり前だよ。ホームステイでなければ駄目」と言うことで、留学を許可せざるを得なくなってしまった。
・N,A,T,Aの受験をするまでに色んな資格が必要で、随分時間も掛かったが、その間も水泳を続けていた。そして、Los Altosのプールでアル&デラ,シーハン夫妻(東京オリンピックのアメリカ水泳チームのマネージャー)に目を掛けられお世話に成るようになり、学校で受けられないことを教わった。夫妻が「Meguのパパに会いたい」と言うことで、‘00年の夏訪米し、約2週間夫妻の家のコテージに泊めてもらった。そして、BayArea周辺の学校、Meguの出場するマスターズ・スイミングの試合、Megu のトレーナー実習場、名門ゴルフクラブ、中古自動車販売場、修理工場等をジックリと見て、アメリカ生活を身近に体験し実りの多い旅だった。
・元オリンピック水泳選手のデラさんはMeguの練習を見て「小さい子が、キチンと泳いでいる」ので目に留めてくれたのだろう。スポーツは兎に角、世界共通の言語であり練習はその人のHistoryに成るのだろう。
*Megu の留学で感じたこと
・共稼ぎの多い向こうの家庭、特に子供も小さい家でのホームステイはベービーシッター的になってしまう。(食事の時間が自由にならない)
・留学の目的を決める事は大事だが、アメリカと日本の制度の違いは詳しく解らない。
同じような目的を持って留学している、又はした先輩を見付けて話をよく聞く事が大事だ。アメリカで資格をとっても日本で使えるとは限らない。
・一つの資格を取るのにも時間が掛かる。大学は入りやすく卒業するのは厳しい。
・良い人に出会う事が、本当に大事。
・兎に角お金は掛かる。色んな奨学金を調べて活用する事が良いだろう。日本へ来る留学生も利用している人が多い。
・こんなことからMeguの卒業論文は「A Guide for Future Japanese Athletic Trainers:An Informative Brochure」と言うタイトルである。生活費の実録も書かれているが、兎に角、自動車と家賃が高い。
*Mr.K,M君
高校時代、野球部のエースだったが、肘を痛めて夏の予選は不完全燃焼。
上の段階で野球は無理とトレーナーの道を選んだ。高校卒業後、英語の勉強に一年掛け、その間、ヤクルトでバッティング・ピッチャーのアルバイトをして、アメリカでの一年分の費用、約300万位の貯金をしていた。ある日父親と我が家へ訪ねてきた。親も「実際に如何なのか?」心配なわけである。「NATAの受験をするまでに5年位掛かる。アメリカでは日本のように自由にアルバイトは出来ない」と説明すると驚いていた。親もこの長期留学に掛かる経済的負担は理解して置かないといけない。K,M君は「フレスノ大学で学内の施設で働き、体力的には入れるならば野球部に入りたい」と明確なプランを持っていた。将来はきっとプロ野球チームの数少ないATCトレーナーになるのではないかと楽しみにしている。
*スポーツは上の段階を目指しながら何時かは自分で能力の適性を判断する時が来る。スポーツに携わりたく、トレーナー志望の若い人が多いので驚いているが、日本のスポーツ界の環境も変らなくてはと痛感している。