世界情勢:
世界では、マレーシア航空機撃墜、中東問題など様々な問題が起っている。そんな傍ら、この3週間はTour de Franceを毎日テレビで見ていて、ちょっとバカに なりつつある。といっても、アメリカのメディアは偏っていて、ローカルのニュースを見ていても、世界情報は詳しく報道されないし、全国テレビでも、報道は、アメリカ中心の物の見方。なので、BBCや日本のニュースをオンラインで見て、世の中で何が起っているか学ぶようにしている。
それにしても、島国の日本と違って、ウクライナ/ロシアにしても中東にしても 宗教・人種の問題が歴史的に複雑。それに対する、人々の意見もまちまち。高校の歴史授業で携わらなかった部分なので、何となくはわかっても、完璧に理解するのが容易ではない。
Work Pleasure:
私の所にコンディショニングに来ている中国系フィリピーノの17歳のテコンドーの選手が、今月のはじめに USA Taekwondo National Championship World Class Junior Sparring 48kg級で優勝した。彼は12歳の時から、テコンドーの練習の他にコンディショニングのトレーニングを始めた。学校や競技のスケジュールによってだけど、夏と冬を中心にトレーニングに来ている。数年前にUS Openで2位になり、数回、国際試合にも行っている。今年は、ジュニアとしての最後のシーズン。2月の世界大会の選考会では、高地とインフルエンザが重なって、1回戦目で敗退。その後、45kg級から48kg級に変えて、いくつかの競技に出場。身長は、あんまり変わっていないんだけど(私と同じぐらい...160cm)、筋肉がついて体がしっかりしてきた。 USA Taekwondo Nationalの前に、テキサスに合宿に行き、その後、National AAU (Amateur Athletic Union) Taekwondo Championship で2位。そして、USA Taekwondo Nationalを迎えた。競技前も、あまり減量しなくて良くなったので、減量しても筋肉は落ちず、免疫機能の低下もそんなにない。といいつつも、また彼は競技前日に風邪をひく...でも、今回は、4戦勝って、優勝。This is a BIG deal!!!
次の大きな大会は、AAUの国際大会の選考会。 今年に入ってから、例年よりも頻繁にトレーニングに来ていて、彼の競技のビデオを見て、動きの中から、トレーニングで何ができるか・必要かを分析している (that is a fast and rough sport!)。大人のクライアントと違って、彼の成長を見るのは面白い。無口でシャイな12歳からしてみると、もっと人間性が出てきたというか、人格が形成されてきている。日本の文化に興味を持って(仮面ライダーやJ-Pop)、知っているボキャブラリーの多さには感心させられる。もちろん彼のコーチの存在の大きさは言うまでもないけど、両親と二人三脚で、コツコツとこのレベルまで成長してきたってかんじ。12歳の時から、自主的にトレーニングに打ち込んでいる超努力家。彼と彼のお父さんは、この優勝は、将来にむけての”a stepping stone”だと言っている。彼の小さな体には、才能と超強い精神力が秘められているんだね。これから、彼は、他の選手から追われる立場。2020 Tokyo Olympic、行けたらいいな。
Vineman 70.3 :
恒例のHalf Ironman。また、出てきました。今シーズンは、めずらしく故障もなく前半、良い調子だったんだけど、6月初めのEscape From Alcatraz Triathlonの一週間程前から、左の脚が痛みはじめた。症状は、頸骨過労性骨膜炎。Alcatrazでは、水温・気温が低かったので、脚の感覚があまりなかったおかげで、痛みをあまり感じず に走れて、良いランができた。その後も、走り始め痛いんだけど,しばらくすると痛みが和らぐので、トレーニングし続けたおかげで、ランのトレーニングをレースの3週間前にストップすることに。I am not a good coach for myself…。ほとんど、ランのトレーニングをできないまま、レースを迎えた。走れるかどうかわからないので、スイムとバイクは全力で行くかと。スイムは、タイムはぼちぼちで1位で上がり,バイクは、このコースでの自己ベストで帰ってきた。走り始めて、5キロ地点で、ペースを落とせば完走できるかなと思い、ランを続ける。きつかったな~、ラン。全体的には、思ったより、よくまとめられたレースができたけど、ケガは、もちろん良くならず。全米選手権まで、あと2週間...。