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<’05年を振り返って>          ‘05-12-27

2005-12-27 10:49:01 | Massy's Opinion

     早くも’05年も終わりに近付いた。結構、色んな事が多  かったが、身の回りの出来事で振り返って見たい。

     一番嬉しかった事。 なんと言っても母校慶応高校野球部の選抜大会出場である。この3年殆どのゲームを見てきた。昨年は春のキャンプに行き、8人くらいの大学生コーチと一晩話し込んできた。その内の一人にY,Tが居る。彼は当時2年生で今年から3年になるので「ゼミ」を取りたいと言っていた。チームは勝ち進み、秋には甲子園出場が決まった。コーチも練習に追われて大変なスケジュールだった。取りたいゼミは入試があると言う。そのうちに3月甲子園行きとなる。何しろ100人以上の大所帯の移動、しかも、監督も部長も副部長も初出場で、大変だったと思う。Y,T君「ゼミの試験と若しかするとぶっかってしまうのですが...」「君の入りたい塩沢先生の本くらい読んで置けよ。新幹線の中でも読めるだろう」甲子園に着いて3日くらいY,T君から電話「先輩、本読めないですよ」あの甲子園の状態の中で読めるわけはないと思いつつも「目次くらいは読んで置けよ」その後チームは勝ち進み劇的な逆転劇の連続。41日がゼミの試験日。29日夜、「試合の結果では試験が受けられなくなってしまうのです」「メールで失礼します。先生、大会終わり次第直ぐ帰りますので、追試を遣って下さい」と先生にメールを打っておけ。31日の神戸国際大付属とのゲームは力尽きて負けてしまったが、「これから直ぐ帰ります」「君、白紙はダメだよ。ミクロでもマクロでもなんか書けよ」翌日「テスト無事終わり、ゼミに入れました」と連絡があつた。その後、彼はゼミの代表、そして、学部ゼミ全部の代表にもなったとか。僕は「野球部馬鹿はダメ」と常々思っているが、この3年間、素晴らしい若者たちと出会えた事、学生の本分を忘れないY,T君の甲子園からの電話が一番印象的で嬉しい事だった。

P,SY,T君この間甲子園の土をお土産に持ってきてくれた。

 一番悲しかった事。ご多分に漏れず麻雀好き勝負弱い僕は麻雀くらいはと、勝率65%を目標にしている。実績は55%くらい。処が今年はかってないつかない年。18315である。点数は大した事はないが、兎に角、勝てなかった。ゴルフも人生最悪のスコア。早く年が明けるのを待っている。

 5月にブログを始めてこんな多くのアクセスを頂くなん

 て考えても居なかった。改めてIT時代を感じ、良い勉強を

 させて頂いている。此れも嬉しい事の大きな一つである。どうか皆さん、よいお年をお迎え下さい!


<strong><自動車の取引>         ‘05-12-19</strong>

2005-12-20 17:16:36 | Massy's Opinion
60年前の昔の話。第二次世界大戦中、日本は国を挙げて戦時物資を作っていた。勿論自動車の生産も軍用車トラックが主体で、一般需要もトラックが中心であった。そして、一般需要は配給制度が採られており、その為、全てのメーカー系列のディーラーが合併させられて、自動車配給会社が作られていた。此れは戦後、日産、トヨタ等のディーラーに成って行く。
当然、販売条件はこの配給会社の遣り方を踏襲している訳で、「売り手」有利の条件であり、今では全く考えられない「買い手」側に厳しい条件だった。
*・「現金払い」 成約時に「手金」又は「内金」を貰い、登録手数料、保険料、自動車税等を預かる。そして、納車時に残額を貰う。(手金=契約金、内金=代金の一部、実際には手金は殆ど無かった)
・「月賦払い」 信用調査をした後に、頭金1/3を貰い、基本的に手形を貰う。そして不動産を持っている人の保証人を付ける。ディーラーで所有権を留保し、月賦完済後、所有権を移転する。(自動車の場合、現行法規では所有者と使用者が分けられている。全額支払が終わった後、始めて自分の名義になる)
月々の払いを少なくする為、最終回に支払を多くする(団子手形、Lタイプ等、今のリースの前身)方法等は相当な上役の許可を貰わないと出来なかった。
お金の借り方も全く同じで「金銭消費貸借契約」「手形割引、担保差し入れ」「保証人をつける」等によるが、自動車の販売も高額であるが為に、現金以外は金融と同じ考えである。
 昭和40年代から右肩上がりの経済成長で、「金融の仕組み、安全の確保」の考え方が大きく変化、発展して来たが、この「自動車の取引」の仕方は、「物の売り買いの基本」だと思う。最近では、カード万能型になってしまったが、「読み、書き、ソロバン」と同じように経済活動の基礎を知っておくこと、特に「高額耐久消費財」(マンション、自動車等)を買う時には、消費者が勉強して置くべきだろう。




<strong><Visiting Tokyo>  ’05-12-13</strong>

2005-12-13 10:50:40 | Megu's Sports
Megu's Report
* 9ヶ月ぶりの帰国。
ここ2-3年、毎年、Thanks Givingの週に1週間程帰国して居る。
* 何したかって? 
毎日泳げたことが、何より。いつも、帰る前には、泳ぐ場所があることを、確認する。昔、通っていた高井戸スイムクラブの選手コース。善如寺先生のもと、自分の半分以下の年令の選手たちと共に泳がせてもらう。太陽教育スポーツセンターで臼井先生が行っているトライアスリートのためのスイムの練習。今年2月に帰国の際、太陽教育でコーチをしている友達の歩ちゃんに紹介してもらった。このプロの平松弘道くんの率いる>“Sunny Fish” で、今度も朝の練習に参加させて頂いた。結局、5日間泳ぐことになった。仕事をしていないと体が楽で、よく動くのでいい練習ができ、うれしく思っている。
* お買い物。
やっぱり、東京での買い物は、楽しい。今回は、ボーナスのおかげで、使えるお金があったこともあり、楽しさに輪をかけた。アメリカ人の友達は,これを “Retail Therapy” 呼んでいる。日本人は、海外旅行に行って、買い物にかなりのエネルギーを費やすようだ。カリフォルニアの郊外に住んでいると、この辺には大きなショッピングモールはある。しかし、入っているショップは、ほとんど、「どこも同じ様でバラエテイーに欠けている」ので、逆に東京の有り難味がよくわかる。毎日のように大好きな、馴染みのある渋谷界隈を“Mad Man”のように歩き回っていた。
* 昔からの友達に会えること。
いつも大きな楽しみである。長いこと会ってなくても、そんな気もせず、いつも 同じように、話をできることは、なんと言うか、いいものである。前回に会ってなかった友人や、長いこと会ってない人々に会いたいなと思いつつも、いつも会う人は、一緒だ。それだけ、自分にとって、大切ってことかな。会いたくても、距離の問題で会えない人もいるが...(森橋!)
* 両親と結構時間を過ごせたこと。
よかったと思う。親父に、ジャズクラブへ連れて行かれた。親父は昔の女友達に会い、スコッチを飲み続け、ろれつが回らなくなり、いつもに増して話をしっぱなしだったのには、かなり参ったが...
* お母ちゃんの作ったご飯(家飯)を食べられたこと。
帰国において、かなり重要なことである。お母ちゃんは、今、英会話とコンピューターのクラスに行っているのには、感心している。もうちょっと、自分の体のこと考えて、運動すればいいんだけど。
* 6日間かなり忙しかった。
仕事に戻る前に2-3日海でのんびり昼寝でもできればいいんだけど、そういう訳にもいかないので、体にムチを打ち、早々といつもの生活に戻った。



<strong><教育...難しい...> ‘05-12-6</strong>

2005-12-06 10:24:11 | Massy's Opinion
* 旧聞になるが、去る9月5日の朝日新聞夕刊の経済気象台に「教育の復興」と言うタイトルの一文が記されていた。その中に「教育の原点振り返り...教育界以外の力も借りる必要があろう。その働きにおいて大きな可能性をもつのは優れた経営者...云々」の一文がある。さて、優れた経営者とは?大きな有名企業の経営者の事か?優れた先生とは、大学教授なのか?小学校の先生なのか?僕は自分の人生を振り返って、一番影響を受けたのは小学校の先生であり、父親だったような気がしている。勿論、中学、高校、大学、野球、会社生活、色んな素晴らしい先輩に出会っている。総論、各論いろんな事を教えられたが、何れかの機会に紹介しようと思っている。会社の業績を挙げるのには教育しかない。一言で教育と言うが、此れには時間が掛かる。最近、若い大学生やサラリーマンと話す機会が多いが、痛切に感じるのは「若い子は素晴らしい子がいる」学校の教科は「各論に入りすぎている」と言うことである。50年前の自分の学生時代を振り返ると、例えば「経済史は、精々19世紀以降100年を4年間で学んでいたわけである」今は「20世紀以降があるので200年を学ぶには同じペースで学べば8年は掛かるわけである」こんな視点で教育を考えると事も必要ではないかと思う。僕の好きな言葉に「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」と言う言葉があるが、全ての物事は歴史のトレンドの上にあり、歴史は大事である。親が毎日家庭で繰り返し言っていれば、子供の頭の中にはいくらかでも刷り込まれる。そして、よい経営者、元経営者は自信を持って、若い子に接し、何かを教えるべきだ。僕は今、機会を持てば、若い子に、「最後は自分で結論を出す」ように現役の時のように押し付けずに、繰り返し話しかけている。そんな事が経営者の端くれの社会へのご恩返しではないだろうか...