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advice for consumer

<耐久消費財を買う時の知識 Part Ⅱ >     ‘06-7-25

2006-07-25 21:06:05 | Massy's Opinion
*-4 金利の知識
金利、地代は経済の中で、不労所得と呼ばれる物である。最近の様に金融のスキームが発達している時代には耐久消費財を購入する場合、絶対に必要な知識である。
    
    ・金利の特性 長期(一般的に期限が1年以上にわたるもの)が利率は高い
             短期(一般的に期限が1年未満のもの)長期に比べて利率は低い
長期が高い理由は、経済成長、貸し出し側のコストアップ、借り手側の変化に対する危険負担等がある。金利の高低の基準は公定歩合(日銀が都市銀行に貸し出すレート)である。

*-5 信用供与 
一般的に金、土地、家、部屋、自動車等は売り手、貸し手側が買い手、借り手側の信用を調査し、契約に進む。これはその契約が長期に渡る為である。現在では消費者の信用調査機構は何処の国でも先進諸国では発達をしているが、一番大事な事は取引実績(history)である。特に外国人の場合、相当長期に亙る実績が要求される。日本の場合い自動車には法律で所有者、使用者が分けられて登録出来、 然も土地、建物同様に登記して権利の保全が出来るので、信用供与は比較的ゆるくなっている。然し、50年位前は、自動車価格も相対的に高価であり、月賦販売の場合月賦が終わるまで、車の所有権は売主に成って居た。他に個人でも手形を切り、不動産をもつて居る人の保証が必要だった。現在は自動車販売会社が債権をクレジット会社へ売り渡す方式、(購入者はクレジット会社と借り入れ契約)等が多く取り入れられている。

*-6 リースとレンタル、バンク(銀行)とノン・バンク(銀行以外の金融機関) 
・リースとレンタル 区別は明確ではない。日本では’63年自動車リースが始められた。特に最近、日本ではリースと 云う言葉が氾濫しているが、現状は売り手側も買い手側も良く解っている人は少ない。解りやすくする為に次のような整理が必要である。アメリカでは“For Leasing“と云う看板が土地、部屋、家等の場合には多いようだ。辞書を引いても明確ではないが、
・「リースは1年以上の期間に亙り、特定の対象者」                 
・「レンタルは1年未満、不特定多数」  と考えると解り易いだろう。
・バンク 預金を預かり、そのお金に利息を載せて貸し出す金融機関
・ノン・バンク 貸し出しだけする金融機関(消費者金融)資金は銀行、生保等からが多い。 耐久財を長期に亙り貸し付けるリース、 短期少額を数多く貸し付ける等である。 従って、高金利(担保が無い為)である。ノン・バンクの乱立やリースの氾乱は銀行業界の貸し出し競争の一つの手段である。

*ー7 まとめ
いずれの方法もその本質を知って利用する事が大切である。現金で買うのが一番間違いが無い。リースを使う場合はリース料総額と現金価格の比較をする事が大事である。その差額が金利である。
さて、世の中には色んな人が居る。此れまで2回に亙って書いてきた「耐久消費財を買うときの知識」は僕が自動車販売を50年近くやってきたり、自分の家業の会社が「如何したら、人並みに食べて行けて会社が安定するんだろ?」と真剣に考えて部下の「教育」に使った教材である。言うなればsupulier side の話をconsumer に打ち明けている訳である。簡単に解り易く書いている積りであるが、難しく言えば誤りも有るかも知れない。しかし、徹底的にこれ等を頭に入れておけば新聞、TVもより面白くなるだろう。




<Megu’s Race>    ’06-7-18 

2006-07-18 11:26:57 | Megu's Sports
☆ 2006 USA Triathlon National Age-Group Championship
・July 8, 2006 in Kansas City, Missouri. Sunny, hot, and humid.

・It was the first time for me to compete at the National Championship.

・1.5km swim: Smithville Lake, 20miles north of Kansas City Airport.
・The water temperature was about 30 degree. Non-wetsuits swim.

・40km bike: Constant rolling. Up and down, up and down…. Never ended.

・10km run: Rolling with several sharp turns. It seemed that slight up hill all the way.

・I got my a** kicked pretty good.

・It was the worst race I ever done, but I leaned a lot of things and am glad I went.
Of course, the athletes were good enough to qualified for the race, it was much tougher out there. Of course they enjoy what they do, but they are not just “recreational” athletes…. Serious, dedicated, and well trained. Nice and inspiring.

・The experience in the race was eye-opener for me. Now, I know exactly what I need to work on and how I need to be.

・Generally speaking, the race was well organized… the constant reminder/updates via e-mail, the practical packet-pick/expo set-up, the meeting with clear explanation on the races, etc… The volunteers were very friendly and helpful.

・Technically speaking, the athletes had good etiquettes. In local races, you see many guys, who do not like to be passed by women, do not let women pass and do not follow the drafting rule. You see some people ridding while chatting with someone and taking up space in the entire lane. You can and should enjoy race experience, but to someone, who take races seriously, bad etiquettes get on their way.

・Maybe next year… hope to get to go to the National again and hope be better…




<耐久消費財を買う時の知識 Part Ⅰ >         ’06-7-11

2006-07-11 15:54:30 | Massy's Opinion
 ☆ 本当に変な世の中、いや地球に成って来た。SuplierとConsumerがもっと激しくぶつかり会うだろう。金融面では新しい商品がドンドン売り出されてくる。Consumerも知識を増やして置かないと...

*ー1 減価償却の知識
    耐用年数の長い消費財、住居、自動車、店舗内の設備、冷蔵庫等
    家庭用、業務用を問わず長期間使用する物は、1日、1月、1年単位で、その物のコストを把握しておくことが大事で    ある。一般的に購入価格を使用予定年数(日数、月数)で割れば良い。

*-2 償却の期間 
     この償却費は企業でも家庭でも「費用」である。従って、法人の場合、公平な課税を行なう為、「法定耐用    年数」を税法上定めている。一般的に耐用年数が過ぎた時に新品時の取得価格の10%が残存    価格(=帳簿上の残価)と決められている。
 (例) 自家用乗用車6年、業務用乗用車3年等、此れを法定耐用年数と云う。 自家用乗用車の場合    新車取得価格2,400千円 の車を6年使うと
    6年目末の価格=7年目初めの価格は 
     2,400千円-(2,400千円x90%)=240千円(法定定額法による残存価格) 
     2,160千円を6年間で使った事になる。
        1年間 2,160千円÷6年  =360千円 
        1ヶ月  360千円÷12ヶ月 =30千円
        1日    30千円÷30日 =1千円

*-3 償却の方法 (価値の値べりの見做し計算例 概算)  
  ・法定定率償却 年率31,9%  
 1年目 2,400千円x31、9%=765千円(償却額)
 2年目 2,400千円-765千円=1,635千円   1,635千円x31,9%=521千円(償却額)                      3年目 1,635千円-521千円=1,114千円   1,114千円x31,9%=355千円(償却額)
 4年目 1,114千円-355千円=759千円     759千円x31,9%=242千円(償却額)                      5年目 759千円-242千円=517千円      517千円x31,9%=164千円(償却額)                      6年目 517千円-164千円=353千円      353千円x31,9%=112千円(償却額)
                         6年目末 353千円-112千円=241千円  
    ・法定定額償却  前記 例題と同じ
    ・リース期間対応償却 リース会社等で使われる特殊な方法 (PartⅡ 金利等)


<strong><ある株主総会>     ‘06-7-4</strong>

2006-07-04 15:12:32 | Massy's Opinion
*6月27日 Mフィナンシャル、と系列の M信託B/Kの株主総会に出席した。
同日、同時刻開催なので社長と二人で別々に参加した。新商法改正後の始めての総会でもあり、折からのホリエモン、村上ファンド問題もあり企業側の対応がどんな変化をしたのだろうか?がポイントだった。そして、総会終了後、二つの総会について意見交換をした。

*質問事項の主だったもの。 

優先株の意味、優先株が減ったら普通株の配当が増えるのか?女性の質問が多かった。

長い取引なのに一度も返済を遅らした事も無いのに債権回収機構に回された。結構、中小、零細企業の中にはこう言うお客も沢山居たのではと思う。

ある支店の対応について行員の優越的態度について、「公開質問状を出しているのに回答してくれない」「社長が見ているのか?」社長回答「公開質問状はみました。個別案件なので、此処ではお答え出来ません」質問者は支店の担当者、女子社員名まで出していた。珍しいケースだと思う。「担当者では駄目でお願いしているんだ!誰か責任もって回答してほしい」

この種の議論は何時の総会でも出る。しかし、質問者も参加者も「スカッ」とするような回答は無い。「お客様第一」なら当該支店の支店長、或いは担当役員位は対応するべきだろう。

もともと銀行の貸借対照表や損益計算書は数字が多くて、株主には良く解らない。
あんなに何種もの優先株を発行していては社長でも覚えきれないのでは無いのだろうか?

僕は総会全体の運営やトップの顔色を見に行く事にしている。その意味では両社とも好業績を背景にトップの顔色は良かった。商法が変ったが形だけ順法ではなく、「法の精神」を正しく守って欲しい。その意味では僕の一番の希望は、社外取締役に「株主総会」だけは出て欲しい。昨年の総会でお願いしたがこの点は昨年同様、欠席だった。

結局、「企業は代表者の人格次第だ」「お客様第一」を言っているがもっと時間を掛けてでも「株主と対話」を深めて欲しい。日本は狭い島国の中で「良識」と言う信頼関係を崩してしまった。此れを立て直すのは総会で雛壇に並んでいる人々の「人格」しかないのでは...