*-4 金利の知識
金利、地代は経済の中で、不労所得と呼ばれる物である。最近の様に金融のスキームが発達している時代には耐久消費財を購入する場合、絶対に必要な知識である。
・金利の特性 長期(一般的に期限が1年以上にわたるもの)が利率は高い
短期(一般的に期限が1年未満のもの)長期に比べて利率は低い
長期が高い理由は、経済成長、貸し出し側のコストアップ、借り手側の変化に対する危険負担等がある。金利の高低の基準は公定歩合(日銀が都市銀行に貸し出すレート)である。
*-5 信用供与
一般的に金、土地、家、部屋、自動車等は売り手、貸し手側が買い手、借り手側の信用を調査し、契約に進む。これはその契約が長期に渡る為である。現在では消費者の信用調査機構は何処の国でも先進諸国では発達をしているが、一番大事な事は取引実績(history)である。特に外国人の場合、相当長期に亙る実績が要求される。日本の場合い自動車には法律で所有者、使用者が分けられて登録出来、 然も土地、建物同様に登記して権利の保全が出来るので、信用供与は比較的ゆるくなっている。然し、50年位前は、自動車価格も相対的に高価であり、月賦販売の場合月賦が終わるまで、車の所有権は売主に成って居た。他に個人でも手形を切り、不動産をもつて居る人の保証が必要だった。現在は自動車販売会社が債権をクレジット会社へ売り渡す方式、(購入者はクレジット会社と借り入れ契約)等が多く取り入れられている。
*-6 リースとレンタル、バンク(銀行)とノン・バンク(銀行以外の金融機関)
・リースとレンタル 区別は明確ではない。日本では’63年自動車リースが始められた。特に最近、日本ではリースと 云う言葉が氾濫しているが、現状は売り手側も買い手側も良く解っている人は少ない。解りやすくする為に次のような整理が必要である。アメリカでは“For Leasing“と云う看板が土地、部屋、家等の場合には多いようだ。辞書を引いても明確ではないが、
・「リースは1年以上の期間に亙り、特定の対象者」
・「レンタルは1年未満、不特定多数」 と考えると解り易いだろう。
・バンク 預金を預かり、そのお金に利息を載せて貸し出す金融機関
・ノン・バンク 貸し出しだけする金融機関(消費者金融)資金は銀行、生保等からが多い。 耐久財を長期に亙り貸し付けるリース、 短期少額を数多く貸し付ける等である。 従って、高金利(担保が無い為)である。ノン・バンクの乱立やリースの氾乱は銀行業界の貸し出し競争の一つの手段である。
*ー7 まとめ
いずれの方法もその本質を知って利用する事が大切である。現金で買うのが一番間違いが無い。リースを使う場合はリース料総額と現金価格の比較をする事が大事である。その差額が金利である。
さて、世の中には色んな人が居る。此れまで2回に亙って書いてきた「耐久消費財を買うときの知識」は僕が自動車販売を50年近くやってきたり、自分の家業の会社が「如何したら、人並みに食べて行けて会社が安定するんだろ?」と真剣に考えて部下の「教育」に使った教材である。言うなればsupulier side の話をconsumer に打ち明けている訳である。簡単に解り易く書いている積りであるが、難しく言えば誤りも有るかも知れない。しかし、徹底的にこれ等を頭に入れておけば新聞、TVもより面白くなるだろう。
金利、地代は経済の中で、不労所得と呼ばれる物である。最近の様に金融のスキームが発達している時代には耐久消費財を購入する場合、絶対に必要な知識である。
・金利の特性 長期(一般的に期限が1年以上にわたるもの)が利率は高い
短期(一般的に期限が1年未満のもの)長期に比べて利率は低い
長期が高い理由は、経済成長、貸し出し側のコストアップ、借り手側の変化に対する危険負担等がある。金利の高低の基準は公定歩合(日銀が都市銀行に貸し出すレート)である。
*-5 信用供与
一般的に金、土地、家、部屋、自動車等は売り手、貸し手側が買い手、借り手側の信用を調査し、契約に進む。これはその契約が長期に渡る為である。現在では消費者の信用調査機構は何処の国でも先進諸国では発達をしているが、一番大事な事は取引実績(history)である。特に外国人の場合、相当長期に亙る実績が要求される。日本の場合い自動車には法律で所有者、使用者が分けられて登録出来、 然も土地、建物同様に登記して権利の保全が出来るので、信用供与は比較的ゆるくなっている。然し、50年位前は、自動車価格も相対的に高価であり、月賦販売の場合月賦が終わるまで、車の所有権は売主に成って居た。他に個人でも手形を切り、不動産をもつて居る人の保証が必要だった。現在は自動車販売会社が債権をクレジット会社へ売り渡す方式、(購入者はクレジット会社と借り入れ契約)等が多く取り入れられている。
*-6 リースとレンタル、バンク(銀行)とノン・バンク(銀行以外の金融機関)
・リースとレンタル 区別は明確ではない。日本では’63年自動車リースが始められた。特に最近、日本ではリースと 云う言葉が氾濫しているが、現状は売り手側も買い手側も良く解っている人は少ない。解りやすくする為に次のような整理が必要である。アメリカでは“For Leasing“と云う看板が土地、部屋、家等の場合には多いようだ。辞書を引いても明確ではないが、
・「リースは1年以上の期間に亙り、特定の対象者」
・「レンタルは1年未満、不特定多数」 と考えると解り易いだろう。
・バンク 預金を預かり、そのお金に利息を載せて貸し出す金融機関
・ノン・バンク 貸し出しだけする金融機関(消費者金融)資金は銀行、生保等からが多い。 耐久財を長期に亙り貸し付けるリース、 短期少額を数多く貸し付ける等である。 従って、高金利(担保が無い為)である。ノン・バンクの乱立やリースの氾乱は銀行業界の貸し出し競争の一つの手段である。
*ー7 まとめ
いずれの方法もその本質を知って利用する事が大切である。現金で買うのが一番間違いが無い。リースを使う場合はリース料総額と現金価格の比較をする事が大事である。その差額が金利である。
さて、世の中には色んな人が居る。此れまで2回に亙って書いてきた「耐久消費財を買うときの知識」は僕が自動車販売を50年近くやってきたり、自分の家業の会社が「如何したら、人並みに食べて行けて会社が安定するんだろ?」と真剣に考えて部下の「教育」に使った教材である。言うなればsupulier side の話をconsumer に打ち明けている訳である。簡単に解り易く書いている積りであるが、難しく言えば誤りも有るかも知れない。しかし、徹底的にこれ等を頭に入れておけば新聞、TVもより面白くなるだろう。