TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

通販で絶版の本を購入

2008年02月28日 17時25分25秒 | 日記
 Amazon に頼んでおいた本が2冊届いた。ちくま学芸文庫の「一般相対性理論」(P.A.M.ディラック著、江沢洋訳)。それと「はじめての〈超ひも理論〉」講談社現代新書、河合光著だ。
 ちくま学芸文庫は最近、絶版になった本を出版している。「算法少女」「幾何学基礎論」とお世話になっている。この「一般相対性理論」も東京図書から出版され、20年以上がたち、絶版になった。お茶の水の古書店にいけば手に入るだろうが、何千円という値段だろう。今回は文庫本で900円という手頃な値段。それでも内容は同じだ。
 超ひも理論は最近読んだ本のなかで紹介されていたので詳しい解説書として手に入れた。地元の図書館にはなかったようなので、購入。

 絶版や復刻版といえば、先日、東京駅に行き、そのついでに八重洲ブックセンターに立ち寄るという記事をアップしたが、そのときも、絶版になっている本の復刻版を見た。

 朝倉書店からの大槻富之助だったか、「微分幾何学」という本。この本は大学時代の教科書だった。同じ著者で同じシリーズに「微分幾何学演習」という本があったが、学生の頃に買いそびれた。教員になってから探したが、どこにもない。図書館にあったので、全部コピーした覚えがある。
 その後、お茶の水の古書店で見つけたので、思い切って買った。5000円もした。

 この本は、微分幾何学でも、集合や位相を駆使して近代的に構成したのではなく、19世紀の時代をにおわせるような、微分や偏微分の記号満載の本である。昔懐かしい香りがする。どうしてこのような本が復活したのだろうか・・・。

 いろいろな本を買った。老化した頭脳ではとても読みこなせるものではないと思うが、いろいろな数式を眺めるだけの読み方で楽しみたいと思う。

 
コメント (4)
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