TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

「ガロアの群論」進まない

2011年04月20日 10時30分17秒 | 数学
 「ガロアの群論」(講談社ブルーバック 中村 亨著)をノートをとりながら読んでいる所。こちらは具体的な方程式を例にとり、そのガロア群を調べるという方法をとっている。こちらの進め方も面白いが、なかなかわからなくてつまずいている。
 普通ガロアの理論というと、体の自己同型を取り扱い、自己同型群と体との関係を調べたりする。「天才ガロアの発想力」はこちらの立場。大学時代に読んだアルティンのガロア理論(Galois Theory E.Artin)がこの立場だった。
 一方で、「ガロアの群論」のように、体の自己同型はすぐには取り扱わず、方程式のガロア群を先に紹介する方法もある。こちらは具体的な方程式のガロア群を紹介して進むやり方なので、慣れてなくて少し戸惑っている。
 そんなわけで、ノートをとりながらの学習がなかなか進まない。
コメント
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