2008年04月08日の記事を編集
当時、隣の小学校の先生でパソコンに長けている先生がいた。仲良くなった。その先生の言うことはこうだ。
「ワープロは一度買ったら、その機械の性能は変わらないけれど、パソコンはソフトを入れ替えればどんどん性能が上がる」というもの。
良いソフトが発売されれば、そのソフトを組み込むことでパソコンの性能が良くなると言う。たしかにそのころはそうだった。
このころ学校にパソコン室ができ、パソコンが20台ほど導入された。
こうして私は20万円で、NECのノートパソコンを手に入れた。PC-9801Ne2だったか・・・。
もう10万円出して、内蔵ハードディスクも装着。わずか9MB!
このパソコンを家で動かし、楽しんだ。もちろんプログラムは作り放題。外付けの5インチフロッピードライブなんぞも購入した。一太郎Ver.4から一太郎Ver.5にアップグレード。ワープロのソフトが改良されると、パソコンで作る文書も良くなった。まさに満足の日々だった。
ところが・・・。「敵」(つまりパソコン会社)もさるもの。良いソフトは良いパソコンでないとうまく動かないのだ。つまりパソコンの性能がよくないと、重いし遅い。このことは今でも言えることだ。ソフトを改良しながら、ハードをどんどん改良し、発売するという作戦だ。
パソコンはソフト次第で性能が変えられる「夢の機械」ではなかったのだ!
数学の文書作りのところでも述べたように、数学文書を作っているとだんだんファイルサイズが大きくなり、動作も重くなっていった。
そして一太郎はVer.6になったが、Windows版になってしまった。Windowsが動作するパソコンでないと、一太郎Ver.6は使えないのだ。
こうしてMS-DOSで動いていた一太郎Ver.5というワープロソフトより良い性能のワープロを使いたいのなら、Windows3.1が動くパソコンを買う必要が出てきたのだ。
続く