今年も残りあとわずか。この1年を振り返る。
釣行回数は67回、読んだ本の数は57冊。釣行回数は去年並みだが、読んだ本の数は激減してしまった。
今年もあんまりいい事はなかった。ダニに始まってウ〇コに終わるという、なんとも汚わいな1年であった。
それが原因ではないのだろうが、本当に魚が釣れなかった。真鯛は年間を通して数匹だったし、チョクリの釣りではとうとう1匹もゴマサバが釣れなかった。
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アジサバというと加太でも全然釣ることができなかった。キスもそうだ。いちばんたくさん釣った日で20匹というのはあまりにも悲しすぎる。タチウオもパッとしなかった。一番釣った日で20匹だ。
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なんとか燻製を作ることができたがまったく満足はできなかった。コウイカも今年はいけるかと思ったが現状ではパッとしない。
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今年の夏は気象庁が1898年から統計を取り始めて以来、日本の平均気温偏差は過去最高を記録したそうだ。それにつれて海水温も高かったはずだが、そういったことが影響をしているのだろうか。それに加えて今年は閏月の入る年であったことが季節の流れを狂わしたのだろうか。自分のテクニックの無さを棚に上げておいて原因を他に求めたいだけなのであるが・・。
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悪かったことばかりではない。
紀ノ川河口への釣行ではチヌが釣れた。このチヌ、コノシロパターンという、運がよければブリが釣れるというバクチみたいな釣りの副業でやってみたのだがそれが大当たりであった。まあ、これも2回目はまったくダメだったのでまぐれと言えばまぐれに過ぎないのではあるが・・
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春の恒例の田辺への釣行は絶好調であった。年なしはなかったもののまずまずの出来であった。来年は絶対に行くつもりだがその次は行くことができるかどうかは不透明だ。お金と体力両方が耐えられないかもしれない。
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たまたま時間調整で出たアマダイも大当たりであった。50cmの大台に乗りそうなほどの大物が釣れてしまった。
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サビキ飲ませでは初島は全く釣れなかったけれども住金一文字の沖で初めての釣果を得ることができた。
カワハギもテンビン仕掛けを止め、オーソドックスな胴突き仕掛けに変更してから数が出るようになった。持って帰らない魚に鉤を飲み込ませてしまって殺してしまうことも少なくなったのもとりあえず罪悪感が軽減されるというものだ。
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そういう意味では既存の釣り方に変更を加えたことによって釣果を得たということが少なからずあった。住金一文字沖の飲ませサビキも、エサのアジを事前にサビキを使って釣っておいてから本命を狙うという手順は我ながらいい考えだと思った。しかし、あとから聞くと、これは誰でもやっていることだったそうだ。僕が知らなかったというだけだったというのはちょっと恥ずかしい。
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これは釣りではないが、カブトムシの大群に出会ったというのもうれしいことであった。これにクワガタムシが加わっていれば言うことがないが、さすがにこんな海のそばではそういうことはないようでそこのところはちょっと寂しい。それに加えて、獲ったところでそれをどうするんだというのも問題である。
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また、住金一文字の上に乗ってのフカセ釣りも楽しい発見だ。もう、フカセ釣りはできないかなと思っていたがまさしく救世主だった。
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カワハギもカブトムシも住金一文字のフカセ釣りも新しい出会いから始まったものだ。カワハギ釣りはFさんのアドバイスであった。彼とはずっと昔からの知り合いといえば知り合いだったが係留場所を紹介したことが縁でリアルなFさんとの交流は去年の暮れからであった。カブトムシと住金一文字はNさんからだNさんも同じ港の仲間であったが挨拶をするくらいの仲でしかなかった。これほどいろいろなことを教えてもらったり釣りに連れて行ってもらったりするようになったのはこのフカセ釣りが縁であった。その顛末は12月10日のブログに書いた通りだ。
Nさんには雑賀崎の上架場所も紹介してもらったので感謝しかない。
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これも出会いのひとつだろう。ローカル番組だがNHKで僕が撮った写真を取り上げられた。ここに写っているボートのオーナーさんはコウイカの釣り方を訊ねてくれた人だ。この日初めてボートの上で話をしたのだが、気嵐の中で雲の上に浮かんでいるようなボートを撮らせてもらった。
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退職記念のつもりで買った包丁もある意味新しい出会いからもたらされた逸品である。
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それとは反対に離れていった人たちもいる。
森に暮らすひまじんさんは今年の秋で生石山を離れられたそうだ。寄る年波には抗えず山での生活をあきらめたということであった。家族から、僕が採ってくる山菜にはダニがいっぱい付いているというようなケチを付けられ、その後は山菜採りに行く気を失くしてしまい最後のご挨拶もできずに終わってしまった。今は大津市にお住まいなのだが半径10㌔でしか生きられない僕にとってはあまりにも遠い場所だ。ひまじんさんにはもっといろいろなことを教えていただきたかったし話をしたかった。ひまじんさんと知り合ってからは、僕のブログの書き方はひまじんさんはどう読んでくれるだろうかということを考えながら書くようになってしまった。
旧Nさんはウ〇コ問題があってから何の声掛けもなく突然係留場所を引き払ってしまった。まあ、それくらいの友人関係であったということだったのだろう。碇のロープも回収せずに残したままだし、旧Nさんには彼なりの言い分と考えがあるのだろうけれども、もうちょっと礼儀があってもよいのではないかと自分の側だけからだが思ってしまう。
今年一番後味の悪い出来事であった。
忘れていたもうひとりの出会いは船の修理屋さんだ。そういえば修理屋さんを紹介してくれたのも雑賀崎で出会った人であった。診てもらった船外機はまったく不機嫌さがなくなった。これはこれでありがたかったが惜しむらくはその値段だ。無駄な作業とは言わないがプラグ交換と試運転で4000円は痛かった・・。しかし、船外機もディーゼルもOKというメカニックだそうなので頼もしいことは頼もしい。
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修理というと、バイクの駆動系も一新され快調に動くようになった。こうなってくると残ったのは大きい方の船だ。次に壊れるのはこの船だと思うと恐ろしくなるところではあるのだが・・。
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そんな感じで、生まれてきてから60年という節目の年を締めくくることになった。
この1年を一言でまとめると、「リセット」という感じであろうか・・。来年はそれに対して何かの変化あるのだろうか・・。悪い変化はご免だが・・。
船に松飾を取り付けて、2023年の潮時表と潮流表をゴミ箱に捨てて新しい年を迎えよう。
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釣行回数は67回、読んだ本の数は57冊。釣行回数は去年並みだが、読んだ本の数は激減してしまった。
今年もあんまりいい事はなかった。ダニに始まってウ〇コに終わるという、なんとも汚わいな1年であった。
それが原因ではないのだろうが、本当に魚が釣れなかった。真鯛は年間を通して数匹だったし、チョクリの釣りではとうとう1匹もゴマサバが釣れなかった。
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アジサバというと加太でも全然釣ることができなかった。キスもそうだ。いちばんたくさん釣った日で20匹というのはあまりにも悲しすぎる。タチウオもパッとしなかった。一番釣った日で20匹だ。
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なんとか燻製を作ることができたがまったく満足はできなかった。コウイカも今年はいけるかと思ったが現状ではパッとしない。
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今年の夏は気象庁が1898年から統計を取り始めて以来、日本の平均気温偏差は過去最高を記録したそうだ。それにつれて海水温も高かったはずだが、そういったことが影響をしているのだろうか。それに加えて今年は閏月の入る年であったことが季節の流れを狂わしたのだろうか。自分のテクニックの無さを棚に上げておいて原因を他に求めたいだけなのであるが・・。
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悪かったことばかりではない。
紀ノ川河口への釣行ではチヌが釣れた。このチヌ、コノシロパターンという、運がよければブリが釣れるというバクチみたいな釣りの副業でやってみたのだがそれが大当たりであった。まあ、これも2回目はまったくダメだったのでまぐれと言えばまぐれに過ぎないのではあるが・・
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春の恒例の田辺への釣行は絶好調であった。年なしはなかったもののまずまずの出来であった。来年は絶対に行くつもりだがその次は行くことができるかどうかは不透明だ。お金と体力両方が耐えられないかもしれない。
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たまたま時間調整で出たアマダイも大当たりであった。50cmの大台に乗りそうなほどの大物が釣れてしまった。
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サビキ飲ませでは初島は全く釣れなかったけれども住金一文字の沖で初めての釣果を得ることができた。
カワハギもテンビン仕掛けを止め、オーソドックスな胴突き仕掛けに変更してから数が出るようになった。持って帰らない魚に鉤を飲み込ませてしまって殺してしまうことも少なくなったのもとりあえず罪悪感が軽減されるというものだ。
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そういう意味では既存の釣り方に変更を加えたことによって釣果を得たということが少なからずあった。住金一文字沖の飲ませサビキも、エサのアジを事前にサビキを使って釣っておいてから本命を狙うという手順は我ながらいい考えだと思った。しかし、あとから聞くと、これは誰でもやっていることだったそうだ。僕が知らなかったというだけだったというのはちょっと恥ずかしい。
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これは釣りではないが、カブトムシの大群に出会ったというのもうれしいことであった。これにクワガタムシが加わっていれば言うことがないが、さすがにこんな海のそばではそういうことはないようでそこのところはちょっと寂しい。それに加えて、獲ったところでそれをどうするんだというのも問題である。
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また、住金一文字の上に乗ってのフカセ釣りも楽しい発見だ。もう、フカセ釣りはできないかなと思っていたがまさしく救世主だった。
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カワハギもカブトムシも住金一文字のフカセ釣りも新しい出会いから始まったものだ。カワハギ釣りはFさんのアドバイスであった。彼とはずっと昔からの知り合いといえば知り合いだったが係留場所を紹介したことが縁でリアルなFさんとの交流は去年の暮れからであった。カブトムシと住金一文字はNさんからだNさんも同じ港の仲間であったが挨拶をするくらいの仲でしかなかった。これほどいろいろなことを教えてもらったり釣りに連れて行ってもらったりするようになったのはこのフカセ釣りが縁であった。その顛末は12月10日のブログに書いた通りだ。
Nさんには雑賀崎の上架場所も紹介してもらったので感謝しかない。
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これも出会いのひとつだろう。ローカル番組だがNHKで僕が撮った写真を取り上げられた。ここに写っているボートのオーナーさんはコウイカの釣り方を訊ねてくれた人だ。この日初めてボートの上で話をしたのだが、気嵐の中で雲の上に浮かんでいるようなボートを撮らせてもらった。
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それとは反対に離れていった人たちもいる。
森に暮らすひまじんさんは今年の秋で生石山を離れられたそうだ。寄る年波には抗えず山での生活をあきらめたということであった。家族から、僕が採ってくる山菜にはダニがいっぱい付いているというようなケチを付けられ、その後は山菜採りに行く気を失くしてしまい最後のご挨拶もできずに終わってしまった。今は大津市にお住まいなのだが半径10㌔でしか生きられない僕にとってはあまりにも遠い場所だ。ひまじんさんにはもっといろいろなことを教えていただきたかったし話をしたかった。ひまじんさんと知り合ってからは、僕のブログの書き方はひまじんさんはどう読んでくれるだろうかということを考えながら書くようになってしまった。
旧Nさんはウ〇コ問題があってから何の声掛けもなく突然係留場所を引き払ってしまった。まあ、それくらいの友人関係であったということだったのだろう。碇のロープも回収せずに残したままだし、旧Nさんには彼なりの言い分と考えがあるのだろうけれども、もうちょっと礼儀があってもよいのではないかと自分の側だけからだが思ってしまう。
今年一番後味の悪い出来事であった。
忘れていたもうひとりの出会いは船の修理屋さんだ。そういえば修理屋さんを紹介してくれたのも雑賀崎で出会った人であった。診てもらった船外機はまったく不機嫌さがなくなった。これはこれでありがたかったが惜しむらくはその値段だ。無駄な作業とは言わないがプラグ交換と試運転で4000円は痛かった・・。しかし、船外機もディーゼルもOKというメカニックだそうなので頼もしいことは頼もしい。
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そんな感じで、生まれてきてから60年という節目の年を締めくくることになった。
この1年を一言でまとめると、「リセット」という感じであろうか・・。来年はそれに対して何かの変化あるのだろうか・・。悪い変化はご免だが・・。
船に松飾を取り付けて、2023年の潮時表と潮流表をゴミ箱に捨てて新しい年を迎えよう。
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