イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「空想歴史読本」読了

2006年10月28日 | Weblog
円道祥之「空想歴史読本」読了
古本屋で買った100円の空想科学シリーズの歴史読本だ。
空想科学物をひとつの歴史にしてしまおうというものだ。

空想科学はそれができた時代の価値観を反映するというくだりがある。
70年代はヒーローが大発生した時代だそうだ。その頃のヒーローは戦うことに苦悩し何故戦うのかに疑問を抱きながら戦っていた。
この時代は学生運動がまだまだ盛んで団塊の世代が社会に出始め、この人たちは60年安保を体験し正義とはなんだろうと悩んだ人たちだ。この人たちもヒーロー物の製作に携わったのかもしれない。
今の時代の価値観がヒーロー物に反映されいるとしたらどうだろう。
変身する人は携帯電話で変身するからやっぱり携帯電話はこの時代の必需品なのだろう。みんな複数の仲間で戦うから、みんな仲間が欲しいんだろうか。
必ず武器を持って戦うから軟弱になってしまったのだろうか。

くだらないヒーロー物も真剣に考えると社会学の教科書になるのだ。

古代進は18歳でイスカンダルを目指したらしい。そしてラインハルトは23歳で銀河帝国皇帝になったのだ。
それに対して42歳の僕はどうだ。
こんな本を読んでこんな百くだらない本を読んでいる。
かなしい・・・。
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水軒沖釣行

2006年10月27日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮 19:51満潮
釣果:タチウオ 12匹

船のバッテリーがいかれてしまった。午前中に新しいのを買って、夕方付け替えてくると偽ってタチウオ釣りに出港。
10月も終わりだからどうかと思ったが結局は12匹釣れてしまった。
魚が固まっているところはなく、どこでもつれるがまとめては釣れない状況であった。
方向転換した時や速度を船の速度を急激に落としたときなどにアタリが集中していた。魚の数が少ないのでイレギュラーな動きの時にしかアタらないのだろう。
大きい物は指が4本以上あった。これくらいの大きさになるとアタリがあったあとでも引きがすごい。
まあ、12匹も釣れればよしとしよう。
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田辺湾釣行

2006年10月25日 | Weblog
場所:田辺湾 高島→カグラ
条件:中潮 7:36満潮
釣果:クエ子 55センチ 1匹 チヌ 43センチ、34センチ各1匹

北の風が強いとの予報であったが長いこと磯に行っていないし、船を出せる天気でもないから田辺へ強行。
朝起きると風はやはり強い。カグラをあきらめ高島へ、この季節に行ったことがないので不安はあったが少しは風と波がましかと思っての選択であったが風はかなり強い。
夜明けを待って開始。2投目だったか3投目だったか、モゾモゾした、アタリのような・・・。
合わせて見ると根がかり。しかしリールが巻ける?魚だ。それも大きい。
竿は根元から曲がりリールが巻けない。そうこうしているうちに足元の根に入られてしまった。
あきらめて糸を切ろうとしたとき、魚が動いた。奇跡だ。あとは必死でリールを巻いた。3号のハリスを信じて・・・。
黒い魚体が見えてきた。かなり大きい。はじめて釣り上げる大きさだ。
今日はこれで満足。
あとはチヌを釣らなければと場所を移動。何とか2匹をゲット。
1匹は43センチあったが、クエを横に並べると小さく見えた。
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「川は生きているか」読了

2006年10月19日 | Weblog
天野礼子「川は生きているか」読了
南方熊楠に続いてあまり知っている人は少ないだろうと思われる人の本を読んだ。

僕の知っていることは、同志社大学の釣り同好会に所属していた人で
開高健と親しく、彼とともに長良川の河口堰の反対運動の先頭に立っていた人ということだ。
「関西の釣り」に連載している森茂明という人がいるのだが、彼女とのNHKでの対談番組がこの人の民宿で収録されたそうだ。
もちろん僕も当時見ていた。いろいろな人のつながりが本を通してわかってくるのだ。
これも楽しみの一つだ。

本の内容はたくさんのダムが作られ続けた日本の川の惨状をルポしたものだ。
少しは読み聞きしたこともあるから知っていることもあるがまあまあ悲惨な状態だ。
この本の出版から8年がたっているが今はどうなのだろう。吉野川の河口堰はまだ作られていないようだが・・・。

身近でも紀ノ川の田井ノ瀬のワンドはことごとくなくなり、寂しい限りだ。30年近く前は泥と草で魚がいっぱいいたし楽しみがいっぱいあったところであったが・・・。ブラックバスもいなかったからタナゴもたくさんいたし、雷魚なんかもいたものな。いまもうあそこでは見ることは絶対にないだろう。
日高川の一番奥にも砂防ダムができてしまって、あんなの何の意味で作っているのかさっぱりわからない。

外国ではダムの開発はもうやめてしまっているらしいのに日本ではまだまだ作る予定があるらしい。吉野にも大滝ダムができてしまったし。
やっぱり、日本人はバカな人たちが多いのだろうな。

反対運動をしている方々、がんばってください。

この本は1998年の出版だ。本の中に出版を祝う会の世話人と本人のメッセージが入っている。
これを買った人はその祝う会に出席した人なのだろうか。
この人とどんなつながりがあるひとなのだろうか。



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「巨人伝 上、下」読了

2006年10月16日 | Weblog
津本陽「巨人伝 上、下」読了
南方熊楠の伝記である。

僕はいつ頃この人のことを知ったのだろう。親が大金持ちだったからアメリカ、イギリスに明治時代に私費で留学。15年間海外で暮らしたのち、田辺市で生涯を閉じた。
15カ国の言葉をしゃべり、粘菌をはじめとした博学と民俗学の大家であるがあまりの天才=変人で世間ではあまり認められなかった人だ。逆に海外ではその分野に大きく聞こえた人のようだ。
明治時代の神社合祀に反対し、ある意味日本の文化を守った人でもある。昭和天皇にも進講するという名誉を得た人でもある。

物語では、すごい博学と粗暴で人嫌いの変人で「こんな人いないだろう」というひとが本当にいたのだということをいろいろな文献を引用して綴っている。
時代が動く時にはこんなひとが出てくるのだろう。

世の中に認められたい、認められるはずだと思いながら世間が認めてくれない苛立ちと葛藤が続いている。しかし、少しずつ偉大さが認められながら溜飲を下げ、最後には昭和天皇へのご進講で実を結ぶというところが痛快だ。

今年の春に南方熊楠顕彰館と言うのが田辺市にできた。この前訪ねようとしたら道路が工事中なので駐車場の場所を尋ねたら、その人が「熊楠さんのとこへ行くんかえ。」といっていた。いまだに「さん」をつけてよばれているのがこの人の人となりを物語っているのだろう。

南方熊楠は南方酒造の御曹司なのだが、僕の友達にも「南方」というせいのやつがいる。確かに顔立ちがよく似ている。濃いのだ・・・。

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水軒沖釣行

2006年10月16日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:長潮 16:02満潮
釣果:タチウオ 2匹

約半月ぶりにタチウオへ。
夕刻は風があったが徐々にゆるくなってきた。
いつもの場所で釣り始めるがまったくアタリがない。
もやがかかっていてなかなか暗くならないのが原因なのか?
やっと釣ったのは6時をまわった頃だろうか、その後もアタリがない。
帰りの道中に流していると2匹めが釣れた。小さい。
同じ港のおじさんは10匹以上を釣り上げたらしい。
仕掛けが違うのか?流す棚が悪いのか・・・。
100発100中というわけにはいかないのだ。

今日は万トンバースに飛鳥Ⅱという客船が停泊していた。
釣りをしている間に出港していった。
大きな大きな船だった。


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加太沖釣行

2006年10月10日 | Weblog
場所:加太沖
条件:中潮 8:16満潮
釣果:なし

今日はメタルジグを持って加太へ。
ハマチが釣れればいいがと思っていたが何もアタらなかった。
3時間しゃくり続けると疲れてしまった。
釣れないからもっと疲れる。
去年は11月ごろに釣ったのだが、まだ早いのだろうか?
それとも釣り方が悪いのか。

とにかく加太はいまだに僕に微笑んでくれない。
いつかはここでも釣れるようになることを信じて通い続けよう。
次は釣り方を変えて挑戦しよう。

釣果がないので加太から見えたきれいな朝焼けの写真を
掲載します。
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田辺湾釣行

2006年10月03日 | Weblog
場所:田辺湾 カグラ
条件:中潮8:45干潮
釣果:チヌ 30~35センチ3匹 アオリイカ コロッケ~880グラムまで3匹

上司がタチウオを釣りに行こうというのであけていた日だがキャンセルに。
急遽、田辺へ。
前日が10時まで宴会。(お酒は乾杯のときだけ)
家に帰って急いで準備。
12時半に家を出発。かなりの強行軍だ。


朝一番にエギング。
これも恒例になってきた。
今日は3匹。最後の1匹は880グラム。
かなり引いた。びっくりであった。
チヌは最初から苦戦。
チャリコがたまに食ってくるだけでアタリがほとんどない。
ボラのすれアタリもたまにあるが掛からない。
引き潮のほうがいい磯だから我慢、ガマン、がまん。
10時近く。潮の動きがよくなったのか、ボラが口を使い始めた。
でも小さい。
そのあと、チヌがヒット。でも、そのあとはボラのオンパレード。
ボラばっかり。
たまにチヌが釣れてくるが、ボラばっかり。
3時まで粘ったがボラばっかりであった。

風は1日中微風。
日差しも強くなく、すごく釣りをしやすい日であった。
潮は投げる場所で流れる向きが違う。もう少し一定に流れてくれれば
もう少し釣果が上がったのではないだろうか。


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