場所:初島沖
条件:中潮 4:18干潮
釣果:マルアジ 5匹
まずは昨日のことから書き始める。
前々回の釣行のときに小船のスクリューのシャフトに巻き付いたPEラインが気になっていた。詳しい人が言うには、PEラインというのは熱に強く、巻き付いたままだとシャフトのシール部分に食い込んで海水がギアに入り込み破損させる恐れがあるということだ。
かなりの部分は取り除いているとは思うのだがそれでも気になる。やはり一度点検をしてみようと考え、陸揚げを計画した。水際まで引き上げれば作業はできるので潮が満ちきる時刻を狙って作業を開始する。
その時間は午前9時17分。この時間だと、芋その前に拾いの手伝いができる。芋掘りは隔日にやっているので電話で確かめてみると、「やるで」とのこと。
午前5時45分集合だそうだ。
ホイホイ芋を拾って午前7時。それを芋洗い機(そんなものがあるのだ。)に放り込んで洗い終わったのが午前8時。僕の仕事はここまで。そのまま港に向かう。
中潮なので満潮といえどもそれほどの潮位はあるまいと思ったらかなりの潮位だ。
ウインチ用のボルトを打ち込んだ位置からだと船体を半分も陸揚げできない。
少し潮が引くのを待つか、水に浸かって作業をするか・・・。
とりあえず引っ張り揚げるだけ揚げてみると、太もも近くまで入るとスクリューに手が届いた。そのまま作業を開始。一応、YouTubeで外し方は勉強している。部品を水の中に落とさないようにだけ気をつけて作業を進める。割ピンを取り外すのに手間取ったがそれ以降は順調だ。おそらくこういったものがシャフトに巻き付くのを防ぐ役目のワッシャーなのだろうか、凹みの入ったワッシャーが入っていて、そこに少しのPEラインが巻き付いていた。このまま使っていてもおそらくは大きなトラブルに繋がらなかったのかもしれないがこれでひと安心だ。
今日はもうひとつついでに作業をしようと思っていた。ずっと水漏れがしている生け簀の補修だ。完全に物入れと化している生け簀なので水が漏れると困るのだ。
しかしながら船体の半分はまだ水の中だ。生け簀の部分もまだ水から揚がっていないらしくきれいにふき取った生け簀の底から海水が染み出してきている。まあ、おかげで今までどこから漏れてきているのかわかなかった部分がよくわかる。樋の部分全体から漏れているのかと思っていたが漏れてきていたのは2か所だけだった。
もう少し潮が引いてくれないと作業ができない。その間しばし一服。
港に残っている古い東屋の縁台に寝転んでいるとそこを通り抜けてゆく南風が心地よい。
日本の家屋は古くは南に大きく開いた縁側があり、夏はそのまま家の中を南風が通り抜けてゆく構造だった。それで家の中の熱気が抜けていってくれる。だから家の中で熱中症になるなんて考えられなかったのではないだろうか。密閉された今の家屋というのはこの国では役に立たないというのがここで寝そべっているとよくわかる。
20分ほどすると生け簀の部分も海面の上に揚がってきたようだ。
本当ならエポキシ樹脂で作ったポリパテを使って割れ目を埋めるのだろうが、このために買うのはもったいない。僕はエポキシ接着剤と素焼きの焼き物を粉にして混ぜたなんちゃってポリパテを作って代用だ。
接着剤が固まるのを待って進水。残念ながら割れ目はうまくふさがらなかったけれども入ってくる海水の量はかなり抑えられている。次の上架のときに改めて補修してみよう。
それが昨日の作業だ。
そして翌日、今日も休みを取った。一応、表向きは昨日2回目のワクチンを打ったので眩暈がひどく休みますということになっている。世間ではこれをズル休みという。
特にやりがいのある仕事でもなく、今の職場の権力体制にも納得できないというか呆れてしまっているというか・・・、加えて退職まであと2年と少し、何をやっても不可逆的なもので僕のキャリアには何の足しにもならない。特に去年の1年間を過ごして強く思った。そう思うと、嘘でもなんでも何か理由をつけて有給休暇を取る算段をするのが得策なのだ。
向かうは初島。今日も飲ませサビキで大物を狙いたいと考えている。
出港は午前4時半前。確実に夜明けは遅くなっている。
道中、マルアジの反応を見ながら進んでゆくが大きな反応はない。そして初島沖に到着し、ベイトの反応を探るがまったくない。
このままここで留まっても埒があかない。とりあえずボウズを逃れるため沖へ移動。補修した尻栓の具合と、新しく追加したビニールひもの疑似餌の効果を試したいと考えている。
尻栓は特に問題なし。
淡いグリーンの疑似餌は特に効果的とも言えず、時たまアタリがある程度だ。
30分ほどやってこれ以上待っているともう、飲ませサビキのチャンスを逸してしまいそうなのでまた元の場所に戻る。本当は10匹は釣りたかった。
結局、ベイトの反応はまったく無く、これ以上粘っても同じようだ。日差しも強くなってきて暑さもましてきたので午前8時に終了。
今日の魚も神経締めをやってみた。5匹とも一発で神経締めが決まった。
脳への道筋が大体わかるとこんな小さな魚体でもワイヤーを入れることができる。
家に持って帰ってみると死後硬直していない。神経締めの効果が出ているようだ。
港に戻るころにはかなり暑くなってきていた。昨日も肉体労働で今日も午前2時半起きではかなり体にきつい。昨日も午前5時前に起きれが十分集合時間に間に合うはずだがなぜだか午前3時前に目が覚めてしまい、ブログの原稿をひとつ書けてしまった。
連日の寝不足もあるのだろう、ちょっと熱中症っぽい感じで眩暈がする。そういった意味では今日のズル休みは嘘ではなくなった。
そして午後からは安静にしていると本当に病人のようになってしまった・・・。
条件:中潮 4:18干潮
釣果:マルアジ 5匹
まずは昨日のことから書き始める。
前々回の釣行のときに小船のスクリューのシャフトに巻き付いたPEラインが気になっていた。詳しい人が言うには、PEラインというのは熱に強く、巻き付いたままだとシャフトのシール部分に食い込んで海水がギアに入り込み破損させる恐れがあるということだ。
かなりの部分は取り除いているとは思うのだがそれでも気になる。やはり一度点検をしてみようと考え、陸揚げを計画した。水際まで引き上げれば作業はできるので潮が満ちきる時刻を狙って作業を開始する。
その時間は午前9時17分。この時間だと、芋その前に拾いの手伝いができる。芋掘りは隔日にやっているので電話で確かめてみると、「やるで」とのこと。
午前5時45分集合だそうだ。
ホイホイ芋を拾って午前7時。それを芋洗い機(そんなものがあるのだ。)に放り込んで洗い終わったのが午前8時。僕の仕事はここまで。そのまま港に向かう。
中潮なので満潮といえどもそれほどの潮位はあるまいと思ったらかなりの潮位だ。
ウインチ用のボルトを打ち込んだ位置からだと船体を半分も陸揚げできない。
少し潮が引くのを待つか、水に浸かって作業をするか・・・。
とりあえず引っ張り揚げるだけ揚げてみると、太もも近くまで入るとスクリューに手が届いた。そのまま作業を開始。一応、YouTubeで外し方は勉強している。部品を水の中に落とさないようにだけ気をつけて作業を進める。割ピンを取り外すのに手間取ったがそれ以降は順調だ。おそらくこういったものがシャフトに巻き付くのを防ぐ役目のワッシャーなのだろうか、凹みの入ったワッシャーが入っていて、そこに少しのPEラインが巻き付いていた。このまま使っていてもおそらくは大きなトラブルに繋がらなかったのかもしれないがこれでひと安心だ。
今日はもうひとつついでに作業をしようと思っていた。ずっと水漏れがしている生け簀の補修だ。完全に物入れと化している生け簀なので水が漏れると困るのだ。
しかしながら船体の半分はまだ水の中だ。生け簀の部分もまだ水から揚がっていないらしくきれいにふき取った生け簀の底から海水が染み出してきている。まあ、おかげで今までどこから漏れてきているのかわかなかった部分がよくわかる。樋の部分全体から漏れているのかと思っていたが漏れてきていたのは2か所だけだった。
もう少し潮が引いてくれないと作業ができない。その間しばし一服。
港に残っている古い東屋の縁台に寝転んでいるとそこを通り抜けてゆく南風が心地よい。
日本の家屋は古くは南に大きく開いた縁側があり、夏はそのまま家の中を南風が通り抜けてゆく構造だった。それで家の中の熱気が抜けていってくれる。だから家の中で熱中症になるなんて考えられなかったのではないだろうか。密閉された今の家屋というのはこの国では役に立たないというのがここで寝そべっているとよくわかる。
20分ほどすると生け簀の部分も海面の上に揚がってきたようだ。
本当ならエポキシ樹脂で作ったポリパテを使って割れ目を埋めるのだろうが、このために買うのはもったいない。僕はエポキシ接着剤と素焼きの焼き物を粉にして混ぜたなんちゃってポリパテを作って代用だ。
接着剤が固まるのを待って進水。残念ながら割れ目はうまくふさがらなかったけれども入ってくる海水の量はかなり抑えられている。次の上架のときに改めて補修してみよう。
それが昨日の作業だ。
そして翌日、今日も休みを取った。一応、表向きは昨日2回目のワクチンを打ったので眩暈がひどく休みますということになっている。世間ではこれをズル休みという。
特にやりがいのある仕事でもなく、今の職場の権力体制にも納得できないというか呆れてしまっているというか・・・、加えて退職まであと2年と少し、何をやっても不可逆的なもので僕のキャリアには何の足しにもならない。特に去年の1年間を過ごして強く思った。そう思うと、嘘でもなんでも何か理由をつけて有給休暇を取る算段をするのが得策なのだ。
向かうは初島。今日も飲ませサビキで大物を狙いたいと考えている。
出港は午前4時半前。確実に夜明けは遅くなっている。
道中、マルアジの反応を見ながら進んでゆくが大きな反応はない。そして初島沖に到着し、ベイトの反応を探るがまったくない。
このままここで留まっても埒があかない。とりあえずボウズを逃れるため沖へ移動。補修した尻栓の具合と、新しく追加したビニールひもの疑似餌の効果を試したいと考えている。
尻栓は特に問題なし。
淡いグリーンの疑似餌は特に効果的とも言えず、時たまアタリがある程度だ。
30分ほどやってこれ以上待っているともう、飲ませサビキのチャンスを逸してしまいそうなのでまた元の場所に戻る。本当は10匹は釣りたかった。
結局、ベイトの反応はまったく無く、これ以上粘っても同じようだ。日差しも強くなってきて暑さもましてきたので午前8時に終了。
今日の魚も神経締めをやってみた。5匹とも一発で神経締めが決まった。
脳への道筋が大体わかるとこんな小さな魚体でもワイヤーを入れることができる。
家に持って帰ってみると死後硬直していない。神経締めの効果が出ているようだ。
港に戻るころにはかなり暑くなってきていた。昨日も肉体労働で今日も午前2時半起きではかなり体にきつい。昨日も午前5時前に起きれが十分集合時間に間に合うはずだがなぜだか午前3時前に目が覚めてしまい、ブログの原稿をひとつ書けてしまった。
連日の寝不足もあるのだろう、ちょっと熱中症っぽい感じで眩暈がする。そういった意味では今日のズル休みは嘘ではなくなった。
そして午後からは安静にしていると本当に病人のようになってしまった・・・。