イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2018年12月20日 | 2018釣り
場所:加太沖
条件:大潮 4:45満潮 10:17干潮
潮流:5:31 上り2.9ノット最強 9:24転流 11:56 下り2.0ノット最強
釣果:真鯛 2匹 マアジ 1匹 ガシラ 6匹

今年もあとわずかになってしまった。なんだかまったく歳の瀬という感じがないのであるけれども、それでも正月の睨み鯛は欲しいものである。残りの休みは正月の食材確保なのである。
歳の瀬らしくないのはこの暖かさのせいかもしれない。朝イチはこの季節らしくなく、南からの風だ。

しかしながら、釣果は厳しい。

今日の予定は、転流時刻までは真鯛を狙って、転流時刻周辺でガシラを釣って、下り潮で再び真鯛を狙うというプランだ。

夜明けの頃はすでに潮が止まりかけているので帝国軍はナカト辺りに集合している。今日の日の出は午前7時。帝国軍の艦船の明かりがクリスマスのイルミネーションのようだ。



さすがにあそこに突進してゆく勇気はないのでいつもの鉄板ポイントからスタート。
午前7時過ぎに早くもアタリがあった。小さいながら、睨み真鯛にはちょうどいいサイズの真鯛だ。
しかしながらそのあとが続かない。午前8時半を回ってそろそろ潮が緩んできたのでガシラ釣りに変更。夏前に冷凍していたサンマの切り身も使ってしまわなければならない。

こっちもアタリは厳しい。たくさんアタリはあるのだが、大半はササノハベラだ。午前9時半を過ぎるとこの場所でも潮が下り始めた。
非武装ポイントへ移動。

魚探の反応はかなりあるのだが、アタリは出ない。そんな中、底から水面まで反応が出たのでリトリーブの誘いから上下の誘いに変えると魚が乗った。かなり肥満体のマアジだ。お腹の辺りは虹色に光っている。絶対に美味しいやつだ。

その後はたまにアタリはあるものの、ビニールだけが取られたり、かじられられたりするだけで鉤に乗らない。そのまま最強時刻を迎えてロスタイムへ。
午後12時半頃から一瞬だがアタリが増えてきた。
ちょうど食べ頃の真鯛が釣れて、その後1回だけ真鯛しき魚が食いついてそのバレたリアクションで多分マアジだったのだろうか、魚が食いついたけれども途中でバレてしまって今日は終了。

こういう釣果だと叔父さんのところと自分の配分に悩んでしまう。
今日はガシラを全部叔父さんのところへ持っていって野菜を大量にもらって帰ってきたのだが、まったくその姿は夜逃げのようである・・・。



そして100均で優れものを見つけた。




園芸用の膝パッとなのだが、僕の弱ってしまった膝にはかなり心地いい。もう、軟骨組織が劣化してしまっていて当たり所が悪いと針で刺したような激痛が走る。これをつけているとそれがまったく気にならない。
それが108円で買えるのだからこの国はなんともいい国だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水軒沖釣行

2018年12月14日 | 2018釣り
場所:水軒沖
条件:小潮 4:02干潮 11:14満潮
釣果:ボウズ

1703年の今日の深夜、赤穂浪士の討ち入り事件があった。どうして釣りの日記に赤穂浪士なのかというと、この時討たれた吉良上野介の娘婿である津軽采女というひとは「何羨録」という日本で最初の釣りの指南書と言われるものを書いている。
これは前に読んだ「釣魚をめぐる博物誌」に書かれていたのだが、討ち入りのその翌日真っ先に駆け付けたひとがこの人であった。もともと閑職の旗本、まあ、義理の父親とは言え、世間的にはヒール役の元に真っ先に駆け付けたとあってはこれよりの栄達の望みもなく、もともと好きであった魚釣りにさらにのめり込んでいった果実がこの「何羨録」であったわけだ。

序文の、
「嗚呼、釣徒の楽しみは一に釣糸の外なり。
利名は軽く一に釣艇の内なり。
生涯淡括、しずかに無心、しばしば塵世を避くる。
すなわち仁者は静を、智者は水を楽しむ。
あにその他に有らんか」

という言葉にはじつは切実な思いが込められているように思う。
なにせ、タイトルが、「何羨録」。今風の言葉で言うと、「何がうらやましいねん!」なのだから・・。

そんなことを思いながら朝起きてみると思っていたよりも北風が吹いている。ええい、ままよ。僕もすでに思いは、「利名は軽く一に釣艇の内なり。」である。そして小船を駆っての4ヵ月ぶりの釣りなのだ。

エンジンの調子はそれでもイマイチだ。修理してくれたお兄ちゃん曰く、キャブレターがかなり痛んでいるので暖機運転をできるだけ長くやってね。のとおり、最初のうちはスロットルを回してもすぐにエンストを起こす。エンジンが温もってきた頃だろうか、やっと安定して回り出した。なんだか不安だ。しかし、これがスタンダードの状態だと思ってうまく付き合っていくしかない。



沖に出てみると風はそれほどでもない。30号のオモリでなんとか底を取れる。しかし波はかなり高くて小船ではそれ以上の移動は厳しく一文字の切れ目の沖でスタート。いつものよく釣れるポイントではケーソンを入れる工事が始まっている。
聞くところによるとクルーズ船を港内に入れるために沖の一文字の端っこを短くしてその分を波よけのために新々波止を伸ばしてポイント前の回廊を狭くするらしい。

 

しかし、これだけの大規模な工事をしてクルーズ船って年に何回入港してどれだけの経済効果があるのだろうか?そんなに海をいじめなくてもいいではないか。

と、まったく釣りのことに触れないのは、完璧なボウズであったからだ。午前8時頃には風が強くなり底が取りづらくなってきたのであっさり終了。
まったくアタリがなかったと思っていたが港に帰って仕掛けを整理していると、スッテの鉤先にイカの皮膚らしきものが付いていた。イカはいないことはなかったのだ。次につながったと思って今日はあきらめよう。




家に帰って眼科へ。



前に目の中に現れた黒いシミが気になっていたのでとりあえず受診してみた。
結果は特に問題なし。あのシミは小さい血管が切れて出血したのが原因だったのではないかとのこと。やはり、後部硝子体剥離というものでこれも老化現象だそうだ。剥離した拍子にそこにあった血管が切れたということだ。3日ほどでシミが消えたのは硝子体の中に吸収されてしまったらしい。
最悪は網膜剥離になるが、また症状が出てきたときに来ればいいと無罪放免になった。
眼底検査というやつをやってもらったのだが、瞳孔が開いているので外に出てみると世の中がやたらと明るい。僕はこんな薬を使わなければ世の中を明るく見ることができないのだ・・・。

目が見えなくなるのはやはり怖いし困る。まあ、少しだけそれが伸びたか・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加太沖釣行

2018年12月11日 | 2018釣り
場所:加太沖
条件:中潮 9:03満潮 14:26干潮
潮流:5:38転流 9:48 上り3.3ノット最強 13:38転流
釣果:真鯛 1匹

1週間前は異常なほどの暑さであったが、今日は一転、ものすごく寒い。完全防備、新しい防寒着を羽織って出発した。しかしながら風は穏やか、波もほとんどない。釣りをするには最適な条件だ。

 




今朝の午前6時の気温は摂氏2.9度。これを知っていたら多分釣りには行っていなかったのではないだろうか・・・。



気温が低くて、しかしながら水温はまだまだ高いようで、浮島現象で宮崎の鼻が空飛ぶ円盤みたいに見える。



そんな中、今日は真鯛の前に一丁、青物を狙ってやろうとエビング仕掛けを持ってきた。



しかし、テレビでは簡単に釣れているのに僕のエビングには魚が食いついてこない。動作はほぼジギングなので体にも堪える。5分もしないうちに腕がだるくなってくる。なんだか釣れそうな気がしなくて30分ほどで終了。
ここからは高仕掛けだ。今回もプロトタイプを選択。ビニールもいつもより小さい11センチでスタート。このサイズはフェイスブックのメンバーの人に教えてもらったサイズだ。最近の帝国軍ではこれがトレンドらしい。

とりあえず信じるしかない。アタリが出ることを願って仕掛けを操るがなかなかアタリがない。やっとアタリが出たのは午前8時40分ごろ。そろそろアタリが出そうな時間と思っていた頃だ。
とりあえず1匹。おお、釣れるじゃないか。と期待が膨らむが全然アタリが出ない。
この1匹、この仕掛けでなければ釣れなかったのか、それともこの仕掛けでも釣れたのか、それとも、この仕掛けでなかったらもっと釣れたのか。そういう答えが出ないのが釣りの面白さだけれども、その答えを知りたいのが人情だ。
師走のこの時、お正月に向けて真鯛が欲しい時にわざわざ冒険をしなくてもいいようなものだけれども、まあ、せっかく教えてもらったものなので自分の引き出しを多くするつもりで当分頑張ってみようと思う。

結局、その後、1回だけアタリがあってそれもすぐに放されてしまい午前10時半に終了。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水軒沖釣行

2018年12月04日 | 2018釣り
場所:水軒沖
条件:中潮4:19満潮 10:03干潮
釣果:コウイカ 2匹 ヒラメ 1匹

数日前からの天気予報では今日は雨であったが、少しづつ朝のうちの雨模様が無くなってきた。
これは釣りに行けるぞ。しかし、南風が強いそうだ。

朝の天気予報では春一番が吹くような気圧配置だと言っていた。



ここは無理をせずに今日はコウイカ狙いとした。コウイカも今年はまだまともに行けていない。調査にはちょうど良い。

夜明け前の空は三日月と金星のランデブーだ。



この写真を撮る直前、流れ星がひとつ空をかすめた。何かいいことがおこってくれるだろうか・・・。

一文字の切れ目を抜ける前は南からの風が弱く吹いていたけれども、抜けてしまうと今度は北東の風に変わった。そして波も高い。いったいどういう天気なのだ・・・。
いつものとおり新波止と沖の一文字の交差点付近からスタート。開始して間もなくアタリが出た。おお、これは流れ星のご利益か!!。と思いきや、そのあとが続かない。
ここを諦めて新々波止に沿って沖へ向かう。ここもなかなかアタリがない。この辺りのポイントは防波堤の元の切れ目あたりなのでそこを行ったり来たりしているとやっと次のアタリ。
アタリの直前に東のほうから天使のはしごが降りてきていた。



神様が降臨してくれたのか・・・。

それでもアタリが続かないので最後の砦の赤灯台の沖へ出張ってみた。
すぐにアタリがあったがバレてしまい、なんとかその辺りを一所懸命流してみるが痛恨の根掛かり。仕掛けはいつも1丁しか持って行かないので万事休すかと思ったが、幸運にもうまく外れた。その直後大きなアタリが出た。
これはイカではない。魚だ。緩めると間違いなく外れるので一気に仕掛けを巻き上げる。そのまま抜き上げるとヒラメだった。根掛かりが外れた瞬間のリアクションで食ってきたようだ。
これはうれしい外道だ。ブログの記録を調べてみると2008年の2月以来だ。なんとほぼ11年ぶりということになる。先代の翠勝丸のころだ。

空は晴れているのに雨が降ってきて、北の空には虹が出てきた。



これはきっとヒラメを授けてくれた神様が虹の橋から降臨してくれたに違いない・・。。

それからは南風が強くなってきた。新々波止の北側に回ってもやはり風を避けられない。なんとか5匹釣って叔父さんの家に持って行きたかったが午前9時で終了。
帰りの道中はかなりの南風の中を帰って来たのだが、まったく冬とは思えない天気だ。



午後から燃料補給に港に向かってソフトクリーム。



ほんとうに季節がワープしてしまった・・。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加太沖~小島沖釣行

2018年11月25日 | 2018釣り
場所:加太沖~小島沖
条件:中潮 7:46満潮 13:23干潮
潮流:08:47 上り3.2ノット最強 12:39転流
釣果:タチウオ 12匹


「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧(かけ)たることも なしと思へば」
藤原道長がこの歌を詠んだのはちょうど1000年前の今頃だったそうだ。この人が死んだあと、武家の時代がやってきたということは政治的には大した業績を残してはいないのだろうが、これだけの不遜さがないと権力というものは持てないのだろうな。俺が!俺が!と言える人のこころが今一つわからない。



そんなことはどうでもいいのだが、ここ数日風邪気味で、やっと休みになったから安息日といきたいのだが、天気予報はすこぶる上々、無理をしてでも行かねばならないということで朝一は加太で真鯛、転流時刻前からは小島沖でタチウオと欲張ってみたけれども、疲労感が半端ではない。体中の関節が痛くてだるい。いつもなら魚を捌いてから燃料補給のために港に戻るのだが、そんな気力は残っていなかった。スタンチューブから水漏れしているので締め直さなければならないのだけれども仕方がない。エンジンまで浸かってしまうようなことはないだろうか・・・。

夜明けが遅くなり午前6時過ぎに出港。天気は予報のとおりすこぶる上々だ。



今は上りの時刻なのでテッパンポイントからスタート。今回は新しい仕掛けのテストを兼ねていたのだが、残念ながらアタリを得る前に漁礁に引っ掛けてしまった。当分はプロトタイプを工夫しながら使えるものかどうかを試してみたいと考えている。



結局、真鯛のほうは小さなアタリが1回あっただけで午前9時を迎えてしまった。



これ以上粘っても厳しいのだろうと思い、あっさりとタチウオ狙いで小島沖へ移動。
しかし、こっちもアタリがほとんどない。海が穏やかな日はアタリがなくて荒れている日はアタリがある。それが法則ではないのだろうけれどもなかなかうまいこといかない。
ベルトサイズの2匹目が釣れたのは午前10時を回ってからだ。まだ元気があったのでリリースしてあげたご利益だろうか、もう帰ろうかと思い始めた午前11時半ごろ少しアタリが出始めたような気がした。せっかくなので粘ることにしたものの、アタリは続かない。また帰ろうと思った午後0時半ごろ、またアタリが出始めた。今度はかけ上がりになっているところとはっきり場所がわかってしまった。
そうなれば重点的にそういう場所を移動しながら数を稼いでゆく。小島仕掛けも効果的だ。今日は4匹に1匹はこれに食ってきた勘定になる。



しかしながらやっぱり体がだるい。イワシを最後まで使い切ろうと思ったけれども4匹を残して午後1時20分に終了。


帰りの道中、今日もイルカの群れに遭遇。
なんと30メートルほどの至近距離で大ジャンプ。写真におさめることはできなかったが大迫力であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水軒沖釣行とオイル交換

2018年11月21日 | 2018釣り
場所:水軒沖
条件:大潮4:59満潮 
釣果:ボウズ

今日の予定は小船の船底塗装だった。スロープにコロとウインチをセットしてエンジンをかけると・・・。あれ、始動しない。何度かセルを回してみるが、たまに回転を始めるがすぐに止まってしまう。せっかく午前5時に起きて準備したのに台無しだ。これはどうしようもない。せっかくの休みでこんなに天気がいいから家でくすぶっているのももったいない。船底塗装はあきらめて家にとって返してイカ釣りの道具に積み替えて再び港へ。新々波止の横を流してみるけれどもまったくアタリがない。そろそろ釣れる時期なんだけどな~。1時間ほどで終了。



お昼ご飯を食べて今度は大きい方の船のオイル交換。これも早くやっておかねばと思っていたのでできるときにやっておくのだ。三度港にやってきたが、エレメントを持ってくるのを忘れた・・・。また家に帰らねばならない。四たび港へ・・・。
オイル交換は1時間もかからずに終了し、しばし一息。



しかし、1日に四往復とはバカじゃなかろうか・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小島沖釣行

2018年11月15日 | 2018釣り
場所:小島沖
条件:小潮 4:42干潮 12:35満潮
潮流:5:27 下り2.2ノット最強 8:47転流 12:47 上り2.9ノット最強
釣果:タチウオ 匹数未確認

今日は連休の最終日。1週間前からウエザーニュースの天気図をチェックしていたのだが、今日の気圧配置はすこぶるいい塩梅だった。潮の廻りからいくとタチウオが狙い目だ。

そして、一昨日、生石山に住む森に暮らすひまんじさんのお宅に小船の船底塗装のために使うコロをいただきに上がったとき、先日釣ったタチウオの話題がでた。ひまじんさんの奥さんはタチウオが大層お好きのようで、やっぱり釣ってきた魚は違うと言ってくれれば、お誘いしないわけにはいかない。ひまじんさんも奥さんに、「食料を獲保して来いということだろう?」と嬉しそうにおっしゃっている。横で聞いていても楽しい掛け合いだ。
そろそろ北風が吹くころでタチウオ釣りには厳しい季節なので今回が今シーズンのラストになるかもしれないのでぜひとも行ってもらわなければならないではないか。

夜明けも遅くなって今日は午前6時に出港。港までの道中、明けの明星だろうか、東の空に明るい星が見えていて、今日の釣果を約束してくれているような予感がしていたのだが・・・。



田倉崎を越えたくらいから波と風が強くなってきた。今、天気図を確認してみると、高気圧は朝鮮半島の上にある。予報ではもう少し東のほうにあるはずであったのだが、少し位置がちがっているようだ。



もう少し日本海の南の方にいてもらわないとやっぱり北風が強くなるんだろうな。
地の瀬戸を越えたくらいからますます波が高くなってきた。ポイントまではもう少しだけれども、ちょっと厳しい。とりあえず大川沖で波が小さくなるのを待つ。ここは水深35メートル。さすがに釣れる気がしないけれども安全第一だ。

ちょうどこの一帯だけ、低い雲が垂れ込めている。



これが抜けてくれて左の方に見える青空がやってくると少しは風が治まるのではないかと思うのだが、ずっとこのままだ。ひまじんさんもこの揺れの中でかなり難儀をしているようだ。申し訳ない。去年もしんどい思いをさせてしまったのでなおさらだ。



ただ、今日は間違いなく風と波は治まってくるはずだ。それを信じてなんとかこの状況をしのいでいる。
そして、1時間くらいしてからだろうか、わずかだが波が低くなってきがした。そして他の船も沖のポイントに集まってきた。それではと僕たちも移動を敢行。
水深50メートル位の場所であったろだろうか、アタリが出始めた。徐々に水深のある沖に移動してゆくとますますアタリが出てくる。型もまずまずだ。これだけの型が釣れれば洲本沖を目指さなくても大丈夫というい感じである。

転流時刻を過ぎたくらいまでは順調にアタリがあったのであるが、午前9時半を回った頃、ぱったりとアタリがなくなった。本当に唐突にアタリがなくなった。どこに移動しても当たらない。
これはまずいなと思うけれどもまったくなすすべがない。午前11時を迎えて、そろそろ帰ることを考えなければならない時間になってしまった。なんだか不完全燃焼なのであと15分やってアタリがなければ帰りましょうと決めてラストスパートに臨むと、またアタリが出はじめた。それもかなり大型が食ってくる。僕にも、ひまじんさんにも指4本を超える大きさのタチウオが釣れた。それではもう少しと午前12時半まで粘ってしまった。
アタリはまだまだ続いているが、これくらいが引き上げ時だろう。しかし、タチウオという魚はなんと気まぐれなんだろうか。多分、潮流とは無関係にエサを食べるスイッチが入るようにしか思えない。

帰りの道中、帝国神殿前あたりに差しかかったとき、ひまじんさんがしきりに陸地のほうを指さしている。なんだろうと思ってスロットルを緩めると、あれはイルカじゃないか!とのこと。そういえば、秋以降、イルカの目撃談をよく聞いていいた。あれが噂のイルカの群れのようだ。20頭はいただろうか。かなりの浅瀬を泳いでいる。イカでも獲って食べているのだろうか。

 

帰りは波も幾分穏やかになり、珍しいイルカも見ることができて、とりあえずは良しとしておこうか・・・。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加太沖釣行

2018年11月12日 | 2018釣り
場所:加太沖
条件:中潮 9:21満潮
潮流:5:57転流 10:03 上り3.1ノット最強
釣果:真鯛 2匹

今日は真鯛にはうってつけの潮廻りだったのでほかの魚には浮気をせずにがんばってみたのだが、結局2匹だけで終わってしまった。
波も穏やか、空も曇りがちだから絶好の釣り日和のはずなのだけれども・・・。

 

早朝はまだ潮がゆるいので大和堆ポイントからスタート。



これは読みが当たった。すぐにアタリが出て2匹一荷で掛かってきた。1匹は小さいのでリーリース。そしてすぐあとにまたアタリ。午前7時まで、釣り始めて30分ほどで2匹を確保した。おお、これは今日、間違いなく大漁ではないかと思ってしまったのだが、そのあとが続かない。アタリはかなりあるのだがなかなか鉤に乗らない。多分、小さい魚が多いのだろう。
潮が早くなってからはテッパンポイントで勝負と決めていたので午前8時過ぎにポイントを移動。目指すポイントの右を見てみると小さいながら船団が出来ている。



う~ん、テッパンポイント付近には船が浮かんでいないし、ここは郷に入っては郷に従え。針路を変更。ここもアタリはあるけれどもはやり鉤に乗らない。そこからはあちこち迷走。
大和堆ポイントでは反応もけっこうあったので、あそこに留まっていたほうがよかったのではなかったと思ってもそれはあとの祭りだ。
今日は決して悪い日ではなかったはずなのだから、自らの腕前の悪さを恨まねばなるまい・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加太沖~小島沖釣行

2018年11月03日 | 2018釣り
場所:加太沖~小島沖
条件:小潮 4:59干潮 12:04満潮
潮流:5:30転流 9:07下り2.1ノット最強 12:01転流
釣果:タチウオ 17匹 カスゴ1匹 子アジ1匹

今日は帝国軍の軍港が一般市民に開放され、「紅葉鯛祭り」という祭典をおこなっている。



そのせいか、祝日でかつ、こんなにいい天気なのに帝国領内にはほとんど艦船の姿が見えない。



しかし、帝国軍は何かの魔法をかけたのだろうか、アタリがない。

今日の予定は潮流が最強になるまでは真鯛を狙って、その後、洲本沖に向かってタチウオを狙おうという、二兎を追う者は一兎をも得ずという危険なダブルヘッダー作戦だ。
前半は下り潮に強い非武装ポイントに入ったが帝国軍の魔法によって撃沈。アタリはあるのだが、鉤に乗らない。サゴシをタモ入れに失敗して逃してしまったので多分真鯛は少なかったのだろう。

午前9時を迎えたのでタチウオ狙いに変更。洲本沖に行こうと思っていたのだが、小島沖に大船団ができている。



小島とっとパークの沖合にもタチウオが釣れるポイントがあると聞いていたのだが多分あそこがそのポイントなのだろう。振り返って洲本沖の方を見てみても船の影が見えない。遠すぎて見えないのかもしれないがずっと気になっていた場所なのでダメ元でそちらに向かった。
船団ができている辺りの水深は60メートルから70メートル。浅い。タチウオを釣るにはギリギリの深さだろうか。初めての場所というのは釣れるかどうかがわからなくて不安なのだが、前を流れている船ではすでにタチウオを釣り上げている。
間違いない、ここがポイントのようだ。そして僕にもすぐにアタリがあった。しかし掛かってくる魚は小さい。ほとんどがベルトサイズだ。そしてたくさんあるアタリのほとんどが空振りだ。イワシの尻尾だけをかじられていることが多い。
小島ではテンヤの上に枝素を出して切り身をつけるが、確かにこんなに魚が小さくてはあんな仕掛けが必要になってくるのだろう。そしてかすかなアタリで合わせを入れなければならないので僕の竿では胴に乗りすぎている。先調子の竿がほしいと思ったのは初めてだ。検討をしよう。
大きい魚がいないとわかってしまうと戦意も失せてしまう。このくらいの大きさだったら水軒の沖で十分釣れる。5分の1の燃料と10分の1の時間でこれくらいの釣果を得ることができるのだ。
乗合船の乗客はこのサイズで満足しているのだろうか。ひょっとして洲本の方が大きいかもしれないからそっちへ行ってくれとクーデターなんかは起きないのだろうか・・。とどうでもいいようなことを考えながらエサがなくなるまで頑張って午後12時15分に終了。
まあ、ここでもタチウオが釣れるということは分かった。型が小さいのは時期によるのかもしれないし、陸地からこんなに近くでタチウオが釣れるのはありがたい。



今日使った燃料もタンク1本以下だ。波が高くて洲本まで行けない日のリザーブとしてはいい場所なのかもしれない。

しかし、なんだか疲労感だけが残った釣行になってしまった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加太沖釣行

2018年10月29日 | 2018釣り
場所:加太沖
条件:中潮 9:28満潮
潮流:6:32転流 10:39 上り3.0ノット最強
釣果:マアジ 41.5センチ以下 2匹

今日はありがたい、ありがたい研修の日であったのだが、3ヵ月に1回の整形外科への受診の日なのだ。この研修、僕の二人の部下も受けるということになっていて、みんなの休みの希望と研修日を当てはめてゆくと最初に予約していた日がどうしても出勤しなければならない日になってしまった。研修の日程を最終日にずらしてもらったのこのありがたい、ありがたい、ありがたい研修をなんとか理由をつけてバックレたいと考えていたからでは決してない。受診の予約の変更を依頼するのが遅れたら、今日しか空きがないという。なんという暁光だろうか。やはり体が第1、あっさり研修をキャンセルして休日にした。まあ、僕もあと4ヵ月で一線から弾かれることだし、今さらラスプーチンの自慢話を聞いてもこれから活用する場面もないというものだ。

そして次の休日は予報を見る限り冬型の気圧配置が強まるようなので今日行っておかねばならない。
予約時間は午前11時20分。比較的近い田倉崎付近で釣りをしたとしても午前9時半には撤収しなければならない。獲物がたくさんだと家で捌く時間を考慮してもっと早く撤収する必要がある。釣れるほど速く帰らねばならないとはかなり矛盾した釣行計画だ・・・。

できるだけ近場と思いテッパンポイントの少し東側からスタート。台風26号の影響か、うねりがひどい。田倉崎を見てみると波しぶきが風にあおられて舞い上がっているのだろうか、霞がかかっている。



ただ、うねりを除くとすこぶる海は穏やかである。



そのうねり、船酔いするほどではないけれどもこんな状況で魚は釣れるだろうか。
魚探には反応があるのだけれども、そう思いながら仕掛けを入れていてもなかなかアタリが出ない。
最初のアタリは午前8時頃だったので約1時間半何のアタリもないままに過ごしていたことになる。これで今日の実釣可能時間の半分を使ってしまった。しかし、その魚は大きい。41.5センチのマアジだ。立派な大きさだ。そしてこの季節のアジは格別美味しい。実は真鯛よりもこっちの方が美味しかったりする。関アジというのは全国的に有名だがここで釣れるアジは関アジも道を譲るほどではないのかと、実物を食ったことがないのであくまでも想像で書いている。

続いてアタリが出始めた。しかし、鉤が小さいのかなかなか鉤に乗らない。2匹目を釣り上げる前に掛かった魚はかなり大きかった。2匹確保すると叔父さんの家にも届けることができる。そうなると診察時間に間に合うように帰れるかどうかが心配になってくる。潮の時間からするとこれからどんどんアタリが出る頃だけれども残念ながらタイムリミットだ。潮の緩い場所に入ったのか、アタリがなくなったのを潮に終了。


帰り道、うねりの影響か、紀ノ川河口には広範囲にデブリが漂っている。速度を上げることができず僕のタイムテーブルが狂ってゆく。



急いで帰り支度をし、家に帰って魚を捌いて道具を洗って、予約時間きっかりに病院に滑り込み。



なんとも慌ただしい釣行だ・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする