イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

ワカメ採り

2025年03月08日 | 2025weblog
なかなか行けていなかったワカメ採りに行ってきた。とはいえこの先の天気が心配だ。今日は曇りで火曜日は本降り。月曜日までに8割がた乾いてくれればいいのだが・・。

小潮の今日の午前中はほとんど潮が引かない。そして思ったよりも風が残っている。昨日までは平日の3連休を取ったが何も身動きできないほどの風であった。その名残が消えない。
しかし、火曜日が雨なら明日を待つことはできないのでとりあえず海に出てみる。

一文字の切れ目を抜けてみるとなんとか磯に近づけそうな雰囲気である。これならいける。
いつもの磯に向かって碇を打つ。しかし、なんとかいけそうという程度なので船は一気に流される。こんなに碇のロープが張られた状態でワカメを採るというのは初めての体験ではないだろうか。
しかし、水面下にはかなりのワカメがユラユラしているようだ。“ようだ”というのは波で水面下がまったく見えないからである。
目くらめっぽうカネを突っ込むくらいでもいくらでもワカメが採れる。例年になくたくさん生えているようだ。家に帰ってみると全長が長いものが多い。生育状況は完璧なようである。そして、ワレカラも例年の数倍というくらいくっ付いている。



製品としては問題ありかもしれないが、自家消費なのだから何も気にしない。むしろ、海のコンディションがいいのだとうれしくなる。

1時間余りで物干し竿5本分を収穫して帰途についた。



港への帰り道、エンジンがものすごい煙を吐いた。出力が突然弱くなる時が度々あって、そんな中で煙を吐いた。エンジンは止まらなかったがそのごはスローで港まで戻ったのだが、どこかのガスケットが破れたのかもしれない。ああ、また修理代が・・。
なにかと高くつくワカメである・・。
せめてきれいに干しあがってくれ・・。
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加太沖釣行

2025年03月01日 | 2025釣り
場所:加太沖
条件:大潮7:23満潮
潮流:4:47転流 8:23上り2.5ノット最強 11:45転流
釣果:ハマチ2匹 マアジ5匹

先週の3連休は寒くて風が強くてという週末だったが、今週の週末は釣りに行けそうだ。
当初は、前回仕掛けも下ろさずに終わったアマダイに行くつもりであったがSNSで流れてくる情報では加太でまたハマチが釣れているらしい。
今月で軽油の免税措置が終わるのだからそれまではできるだけ遠くへというのもありだと急遽行き先を変更した。

かなり暖かくなるという予報ではあったのだが、それが原因かどうか、朝刊を取りにでた外の景色は幻想的であった。



ものすごい霧だ。港への道中もすごい霧である。



10年前にもそんなときがあったが、これは加太まで行くのに苦労が伴いそうだ。

港の前の橋をくぐり抜けた直後からすでに方向感覚を失っている。鉄鋼団地の護岸かと思って見ていた護岸は雑賀崎漁協の避難港の堤防であった・・。



一文字の切れ目を抜けることはできたが何も見えない。新々波止の赤灯台の灯りくらいは見えるだろうと思っていたがまったく見えない。途中で見つけた電気ウキをサルベージしていたら沖がどの向きかさえもわからなくなってしまった。



しかし、文明の利器の威力はすごい。最初の目標である四国ポイントへはGPSしか頼るものがないのだが、魚探のメモリーに記録された航跡を右に左によろけながらも辿ってゆくときちんとポイントにたどり着くことができた。
霧が発生しているということは風がないということなので釣りはしやすい。
しかし、この霧で新和歌浦の釣り船は乗合船を除いてみんな出港をあきらめたと菊新丸さんが言っていたように、船は少ない。



今日もサビキでスタートして潮流が最強を迎えたころに高仕掛けに変更するつもりだ。

四国ポイントの漁礁の上を通しているとアタリが出た。かなり引くがその引きからするとアジの予感である。上がってきたのは40センチを超える立派な鬼アジだ。仕掛けを下ろし始めてそれほど時間が経たずにアタリが出たのでもっと釣れるのではないかと期待をしたがその後はアタリが1度あっただけであった。その貴重なアタリも残念ながら魚を得ることはなかった。
ここで留まっていても無駄だろうと霧のなかテッパンポイントに向かう。沖はさらに
霧が濃く沖ノ島の影もまったく見えない。ここでも頼みの綱はGPSだけだ。
魚探の反応はこっちのほうがよく出ている。もう少しサビキを続けようとそのまま仕掛けを下ろすと、しばらくしてアタリが出た。大きくはないがマアジだ。これで叔父さんの家に持っていく分も確保できた。続いて今度はかなり大きなアタリ。間違いなくハマチだ。かなり引くのでメジロサイズか複数の魚が掛かっているようである。道糸は出ていくばかりだが水深と同じ長さだけ出てしまうとこれ以上は出せない。少し強引に道糸を巻き取りクッションゴムまでもう少しというところで引きが軽くなってしまった。あらら、バラしてしまったかと思ったがまだ魚は付いている。取り込めたのはハマチが1匹。そして枝素が1本切れてしまっていた。こういう場合はもちろん大きいほうの魚が掛かった糸が切れるのだが、やはりナイロン5号では無理があるのか・・。かと言って6号の糸を使うとなると喰いが落ちてしまうそうな気がする。もどかしいものだ。

先のアジと切られた枝素にはブルーの荷造り紐を使っていた。ずっとマルアジとゴマサバを釣るときのチョクリ仕掛けに使っていたものだが、それをサビキ仕掛けに転用してみた。もっと試さねばならないが、ひょっとしてこれはイケルのではないだろうか。

そろそろ高仕掛けの時間が迫ってきた。今日はサビキ仕掛けを仕舞うのではなく、舳先に置き竿をセットして下ろしたままにしておこうと考えている。



今日くらいの潮の流れだと十分にやれるだろう。そしてこの仕掛けには2回のアタリがあった。1匹目はハマチを取り込めたが2回目は高仕掛けに絡んでしまいそれを解いている間に魚がバレてしまった。1回目が問題なったので2回目もと思ったが甘かった。ここは不精をせずに全部回収すべきだったのかもしれない。
一気に竿先が曲がるというアタリが出るので、これはこれで面白い。

高仕掛けのほうはマアジが1匹で終わってしまった。しかし、その1匹が喰ってきたビニールはシルバーだった。



菊新丸さんからもらったシートはもったいないので代用品として100均のエマージェンシーシートを切ったものを使った。言わば、秘仏である唐招提寺の鑑真和上像のお前立の仏像のような位置づけである。これもイケそうだ。
今日は太陽が出ていなくて海中も暗かったのでシルバーが目立ったのかもしれない。
まあ、これも1匹だけのことなのでもっと検証をする必要はあるだろう。

午前10時を回ると早くも潮が緩くなってきて船は北風に押されるようになってきたのでここを潮時と終了した。

この時点でもまったく霧は晴れることなく、帰り道もGPS頼みだ。テレビのドキュメンタリー番組では生物というのは細菌にまで進化した時点ですでに地磁気を感じとる「磁気感覚」というものを獲得していたという。今でも、魚や鳥などは地磁気を頼りに行動をしているというが、僕にはそれの欠けらもないようだ。今、自分がどの方向を向いているのかということがまったくわからない。GPSがなかったらあらぬ方向を目指して帰っていたのだと思うとぞっとする。
今日の天気予報ではかなり暖かくなるということであったが、釣りをしている間は霧が太陽光線を遮っていたからか、ほぼ真冬じゃないかと思えるほどの寒さであった。予報を信じず防寒着を持っていってよかったという感じであった。帰途について新々波止の赤灯台の前を通るころには逆に異常に暑くなってきた。なんだかよくわからない天気であった。

早めに釣りを終えて港に戻ってきたのには理由がある。ワカメの調査をやっておきたかったのだ。しかし、にわかに吹き始めた強い北風に阻まれて磯に近づくことさえもできなかった。この寒さとはいえ、すでにシーズンたけなわ。早く行かねばと焦るばかりである・・。

コメント (2)
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