場所:田辺湾 金谷
条件:中潮 7:48満潮
釣果:チヌ49.5センチ以下5匹 真鯛34センチ以下2匹 マルアジ 多数
予報では波が高く、船頭の話でも沖磯にいけるかどうかは微妙だとことだったが、今月の残りの休みの予定を考えると今日しか田辺に行ける日がない。予定といっても休日に出勤をしなくてはいけないとか家事の予定とかではなく、すべて遊びの予定なのではあるのだが・・・
船は沖磯を目指したが、波に強いはずの塔島でさえ波をかぶっている。沖磯は全員渡れず湾内へ引き返した。
普通は湾内といえば僕はカグラオンリーだが先客がいたのと金谷は誰も渡っていないしここ数日はよく釣れているので今日はここに決めた。
湾内はこんなに穏やかなのにここから沖のほうを眺めてみるとやっぱり大きな波が磯にうちつけている。
朝一はポイントの裏側でルアーを投げて見たが何もアタリはなし。
明るくなってから底を測って釣りを開始すると、なんと1発目でアタリが出た。40センチほどだがいきなりボウズを逃れたというのはなんとも気が楽だ。
そしてしばらくしてまたアタリ。今度は48センチほどの大きさだ。
これほど釣れるとは、今日は魚を放流しないとクーラーが溢れるのではないかと変な心配をしてみたがさすがにそんなに甘くはない。どうもこの2匹は昨日の居残り組みだったようだ。
その後は2時間ほどまったく当たりはなく、エサもそのまま残ってくる。
やっとアタリが出始めたと思ったらマルアジの猛攻だ。差しエサを底に這わせてもマルアジが食ってくる。大きさは40センチ近くあるのでアジフライの材料としてありがたくクーラーに入っていただいた。
しかしこれも長くは続かず再び沈黙。次のアタリは早めの弁当を食べている間にやってきた小さな真鯛だけだった。
風はなく、潮の流れはなくてなんとも釣りやすい状況なのだが、この流れが無さ過ぎるのだろう、本当に何のアタリもない。隣でかご釣りをしている人にもアタリはないようだ。
アタリがなくて暇なのでアジと真鯛を家に帰ってすぐに料理ができるように鱗とワタをとっているとかご釣り師の反対隣の紀州釣り氏がチヌを釣り上げた。
う~ん。やっぱり粘りが肝心だと心を入れ替えて再び釣りを再開。
次のアタリが出たのがごご1時を回ってからであった。長い沈黙が続いていた。しかし、これからがアタリラッシュだ。竿2本ほどのところに潮の流れの境目があるようで、それより先に投げると潮がかすかではあるが右に流れていく。それに乗せるとアタリが出る。チヌと真鯛を計4匹。
年なしは出なかったが、まずまずの釣果ではないだろうか。
50センチオーバーはまた来年までとっておこう。
釣れてくる真鯛であるが、天然物なのか、養殖物が逃げたのか、非常に微妙だ。
天然物は鼻の穴がはっきりと左右2個ずつあり、養殖物はそれがつながって左右1個づつになっている。今日の真鯛はつながりかけているが分かれてもいるような・・・
どちらにしても加太の真鯛のほうがやっぱり精悍な顔つきをしている。