船のロープを沈める作業をしたあと、高津子山に登ってみた。
船の係留場所からはよく見える山で、昔は和歌浦からロープウエイで登れて頂上にはUFOのような回転式の立派な展望台があったのだ。地元民はこういうものには無頓着で僕も一、二度くらいしか行ったことがなかったのではないだろうか。和歌の浦が観光地として栄華を誇っていた象徴のひとつだったのかもしれない。営業が終わって取り壊されたあとにいまの展望台ができたようだ。現地には平成14年完成となっていた。
先日、グーグルアースを見ていたら頂上の展望台が写っていた。なぜかそれを見て一度登ってみたくなったのだ。
頂上の展望台からは和歌山市が一望に見渡せる。
雑賀崎からこの山を通って秋葉山に至るあたりは織田信長の紀州攻めの際に応戦した雑賀一族の最後の防衛ラインがあったところということだ。地図を見ていると城壁のように山が一列に連なっていることがよくわかる。
この山にもきっと誰かが陣を構えて、北東の方からやって来る織田信長の軍隊を眺めていたのだろう。命を賭けながら戦うということはどんなものなのだろうかと思いいってしまった。
少し目を左の方に移すと水軒川と水軒の集落が見える。この川は川と言っても上流下流と言うものはなく、運河のようなものだ。紀州藩の初代藩主徳川頼宣が造ったもので水軒堤防、東照宮、和歌山城と共に巨大な公共事業として造られたものらしい。
こう見てみると和歌山にも長い長い歴史があるのだということがよく感じられる。
普通は和歌の浦のほうを見るものなのだろうが、どうも生まれ育った方角を見てしまう。
こっち向きにベンチがないのが悔しいものだ。
ちなみに今日の午後はわずかな北風しか吹いていなかったので和歌の浦から田ノ浦にかけてはひねもすのたりのたりかなの状態でこれまたいい景色を見ることができた。
帰りは和歌浦の街中をゆっくり流しながら帰ってきたのだが、いろいろな人がいろいろな形で地元に密着しながら生活をしている風景が続いていた。あたりまえといえば当たり前のことなのだろうが、生活の場と仕事の場所があまりにも遠く離れてしまっている自分を省みると、やっぱりこんな生き方には無理があるのではないかと思える。職住接近と言う言葉があるが、「生きる」という意味では行動範囲は狭いほうがいいと改めて思うのであった。
こんなところにやってくると性だろうか、タラノメはないかと探してしまう。
案の定、見つけてしまった。場所は山頂から少し下ったところにあるコンクリートの建物の入り口の向かい側。ここはきっと競争が激しそうだから公表しましょう。
我と思わん方はぜひとも行ってみて下さい。北に面した所だから3月の中頃が採り時なのではないでしょうか。
船の係留場所からはよく見える山で、昔は和歌浦からロープウエイで登れて頂上にはUFOのような回転式の立派な展望台があったのだ。地元民はこういうものには無頓着で僕も一、二度くらいしか行ったことがなかったのではないだろうか。和歌の浦が観光地として栄華を誇っていた象徴のひとつだったのかもしれない。営業が終わって取り壊されたあとにいまの展望台ができたようだ。現地には平成14年完成となっていた。
先日、グーグルアースを見ていたら頂上の展望台が写っていた。なぜかそれを見て一度登ってみたくなったのだ。
頂上の展望台からは和歌山市が一望に見渡せる。
雑賀崎からこの山を通って秋葉山に至るあたりは織田信長の紀州攻めの際に応戦した雑賀一族の最後の防衛ラインがあったところということだ。地図を見ていると城壁のように山が一列に連なっていることがよくわかる。
この山にもきっと誰かが陣を構えて、北東の方からやって来る織田信長の軍隊を眺めていたのだろう。命を賭けながら戦うということはどんなものなのだろうかと思いいってしまった。
少し目を左の方に移すと水軒川と水軒の集落が見える。この川は川と言っても上流下流と言うものはなく、運河のようなものだ。紀州藩の初代藩主徳川頼宣が造ったもので水軒堤防、東照宮、和歌山城と共に巨大な公共事業として造られたものらしい。
こう見てみると和歌山にも長い長い歴史があるのだということがよく感じられる。
普通は和歌の浦のほうを見るものなのだろうが、どうも生まれ育った方角を見てしまう。
こっち向きにベンチがないのが悔しいものだ。
ちなみに今日の午後はわずかな北風しか吹いていなかったので和歌の浦から田ノ浦にかけてはひねもすのたりのたりかなの状態でこれまたいい景色を見ることができた。
帰りは和歌浦の街中をゆっくり流しながら帰ってきたのだが、いろいろな人がいろいろな形で地元に密着しながら生活をしている風景が続いていた。あたりまえといえば当たり前のことなのだろうが、生活の場と仕事の場所があまりにも遠く離れてしまっている自分を省みると、やっぱりこんな生き方には無理があるのではないかと思える。職住接近と言う言葉があるが、「生きる」という意味では行動範囲は狭いほうがいいと改めて思うのであった。
こんなところにやってくると性だろうか、タラノメはないかと探してしまう。
案の定、見つけてしまった。場所は山頂から少し下ったところにあるコンクリートの建物の入り口の向かい側。ここはきっと競争が激しそうだから公表しましょう。
我と思わん方はぜひとも行ってみて下さい。北に面した所だから3月の中頃が採り時なのではないでしょうか。