イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

ワカメ採り 2日目

2015年03月30日 | Weblog
休みと好天の日が合わない。当日が天気でも翌日が雨では採りに行けない。
しかし、今年は出勤前にも行けるのだ。

今日の起床は午前4時50分。通常の出勤日としては異常に早い起床だが、よく考えてみると出向時代には毎朝午前5時起床だった。(午前6時15分に家を出ていた。)
そう思うとこの時間の起床なんて大したことはない。
夜明け前に出港しようと考えていたが、新聞を取りに外に出るとものすごい霧だ。磯の際に入らねばならないのでこれは危険だと思い少し送れて出港。

現場へ到着は午前6時5分。午前7時には現場を離れないと出勤時間に間に合わない。実質50分間の作業時間しかない。
今日は風も無く、先週に比べるとワカメも成長していて順調に収穫ができる。
短時間にしてはまずまずか・・・。

今日も干す作業は母親に任せて定時に出勤。
何食わぬ顔をしてパソコンの電源スイッチを押しているが、さすがに眠い。
ミーティングの待ち時間にいびきをかい居眠りをしてしまったのは初めてだった。

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加太沖釣行

2015年03月28日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:小潮 6:48干潮
潮流:6:06下り1.4ノット最強 9:27転流 12:05上り0.9ノット最強
釣果:ガシラ20匹 セイゴ1匹

今日のテーマはガシラをいかに釣るかだ。いつもいつもササノハベラに邪魔をされてまともな釣果を得たことがない。それに引き換え、三邦丸の釣果情報では毎日200、300と釣れている。一体何が悪いのかまったくわからない。
場所、エサ、仕掛け、竿、何が違うのか・・・。
場所は今までよりも深く。エサはイワシを塩で〆て固く。竿とリールは新しいもの。この3箇所を変更した。

朝一番で友ヶ島の沖ノ島のヘリポート前、水深25メートル地点からスタート。底はほぼフラットだがゴロタ石なのかシモリの集合なのかオモリの当たる感触は硬い。これは期待がもてる。
程なくアタリがあった。竿は偶然中古釣具屋で見つけた1月20日の釣行で海の底に落としてしまったものと同型のもの、リールはダイワのイッツ。超先調子なので飲み込まれる前に唇に針を掛けることができる。
こんな感じでコンスタントに釣り続けることができた。ササノハベラはわずかに2匹。場所がよかった。
1回だけの結果で偉そうなことは言えないがコツを会得してまった感がある。
エサはわずかしか持っていっていなかったので20匹で終わったがもっと持ってきていたらいくらでも釣れる勢いだった。

エサが無くなった時間がちょうど転流時刻に近かったので真鯛狙いに変更。上りにかかる時刻だがコイズキに船団ができていたので近場で済まそうと戦列に加わった。
潮流が止まっている時間だがわずかに南に流れている。しかしこの緩い流れでは釣れる気がしない。しかし気持ちとは裏腹にアタリが出た。これはやれるのかと気合を入れて続けていると再びアタリ。3回目のアタリで魚がヒット。
夕べ夜なべして薄いピンクのビニールを切り出した甲斐があったというものだ。
引きからすると真鯛だが上がってきた魚はなぜだか黒くて長い。これは我が家ではフィレオフィッシュの材料になるセイゴだ。

まぐれでもなんでもいい。美味しい魚を得ることができた。
息子の受験で使い果たしてしまった運が少しずつだが再チャージされてきているようだ。
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タラノメ採り2回目 そしてオイル交換、名草山

2015年03月24日 | Weblog
第二ポイントではまだ大きくなっていない芽を残していた。
今日はそれを回収する日だ。

このポイントは今年もコンペティターがいなくて前回からは手付かずのままだ。
まだ固いままの芽を残してすべて回収。
しかし、まったく手が届かない芽はあきらめなければならない。これが悔しい。しかしのこぎりで切り倒すわけにもいかず、なぜだか人生の無常を重ね合わせてしまうのだ。



家に帰って山菜採りのあとの恒例になった船のエンジンオイルの交換へ。今年はエレメント交換の年。自分で作業するの3回目ともなるとなかなか段取りがうまくなり1時間あまりで作業を完了。オイルを漏らしてしまうこともほとんどなくきれいな作業で終了。



ついでに車のエンジンオイルの交換へ。近所の中古車屋は無料で交換してくれる。今回はエレメントの交換もしたのでここだけディーラー並みの費用だが2800円足らずで交換することができた。

昼からは名草山へ登山。
この山の思い出といえば小学校の歩き遠足だった。小学生の足で秋葉山の西にある学校から名草山までというといかがなものか。おまけに登山道は笹薮が続き、まったく面白くもなんともなかった。あの頃の教師というのは一体何を考えていたんだと今でも怨んでしまうのだ。だから名草山というのはとんでもない山だとずっと思っていた。
しかし、ネットで書き込まれている情報はといえば、いい印象のものばかりだ。自宅からも近いところだし暑くなる前に一度行ってみようと思っていたので、春とはいえ冬型の気圧配置の今日は登山には絶好の機会であった。

ネットで探した正行寺というお寺を探してここから登山を開始。とりあえず間違ってはいないかと偶然通りかかったおじいさんに声をかけ聞いてみると、なんとも面倒見がいいというか話好きというか、地図を持っているのでこれを見なさい、ついでに案内してあげると麓から頂上へ、紀三井寺に向かい再び出発地点へとわしが拓いた道なんだというところも案内してもらいながら2時間あまりも同行してくれた。

  

聞くところによると、ここ数年でボランティアの人たちが笹薮になってしまっていた山道を整備したそうだ。また、観光バスを頂上付近まで上げる計画があったとか、山全体に西国三十三ヶ所めぐりができる石仏が祀られているとか、歩いているだけではわからない話をたくさんしてくれた。

 

あわただしい1日であったが偶然の出会いがいい日として締めくくってくれた。
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ワカメ採り

2015年03月22日 | Weblog
今日は本格的なワカメ採りだ。
休日ではなく、定時には出勤しなければならない。
干す作業は母親にまかせて午前8時半に事務所へ到着。塩辛くてゴムのにおいのする手でパソコンのスイッチを押す・・・。

満潮時刻が午前7時24分でしかも大潮。条件としては最悪だが仕方がない。
次の休みは冬型の気圧配置の予報。今日を逃すと次のチャンスは1週間後になってしまう。

まだ暗いうちから船を出し現場に向う。作業ができる時間は約1時間。
やはりかなり深い。また、大きくなりきっていないので引き上げることができる量が少ない。
結局リミットまでに採れた量はいつもの半分程度だ。

しかし、質はななり良いようだ。これはこれで美味しい干しワカメになりそうだ。

帰港したときの潮位はやはり相当高かった。



これではなかなか採りづらいのも無理はない。
1年分の収穫にはあと2回は出撃しなければならないだろう。
髪の毛の滋養のためにも頑張らなければ・・・。


毎日パソコンに向かっている生活では手の皮も薄くなり1時間の作業でこんなになってしまった。



情けない・・・。
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タラノメを採りに行く

2015年03月20日 | Weblog
前の休みに下見をしたとき、新芽は固くあと1週間後が採りごろだと思っていたが、土日をはさむと先を越されるのではないかと思いとりあえず様子を見に行った。

結果は完全に先を越されていた。芽も大きくなっていて、わずか3日でこれだけ大きくなってしまうのが驚きであり知っておかなければならない情報となった。
切り口の様子と、さすがに昨日の雨に山に入るやつはいないと考えると18日の午前中に盗られてしまったに違いない。悔しい・・・。
そんな心境を石川さゆりの「天城越え」のメロディーに乗せて絶唱するとこんな感じになるのだ。

隠しきれない秘密の場所が
いつしか誰かにばれちゃった
誰かに採られるくらいなら
いっそ枯らしていいですか~

崖のぼり 手を伸ばし
枝を分け 見つけたぞ~
まいあがり~ 手が滑り~ 肩のうしろに
あれれ・・ ブツが落ちる~
何があってももういいの
ちくちく刺さる 野をくぐり
あなたと食べたい~ タラノメの天ぷ~ら~。




そういえば、今年も寒かったが去年も寒かった。去年ここで採ったのは19日だったことを考えるとこ今年もすでにそんな時期になったしまっていたのだ。
今年は情報戦に負けてしまったということか・・・。見えない敵との戦いは熾烈だ。
僕が属している流通業界内の戦いなどは比べ物にならないと考えているのは社内で完全に落ちこぼれてしまっているからではない。きっと・・・。


採り残されている芽を摘んで、少し時期が早いがもうひとつのポイントへ向かってみたところ、予想に反し地面に近いところにある芽はかなり大きくなっていた。大半の芽はまだまだ固いままだが今日の晩酌のあては十分採れた。



去年は28日に採りにいっているのでここはかなり成長が速かったようだ。

ここは今年も誰も入っていない。近くに駐車場があるので秘密裏にコトを進めなければならない。車が入ってくるたびに身を潜めて敵の目をごまかしながらの作業になる。
このスリルがまた楽しいのだ。


新しい場所も見つけておかなければいつまでもすべての場所が安泰とはかぎらない。会社ではポートフォリオなんてクソくらえだと思ってはいても山菜採りではしっかり次の打ち手を考えているのは社内で完全に落ちこぼれてしまっているからなのである。きっと・・。
第2スポットの近くを通る熊野古道沿いをうろうろして小さいながらコロニーをひとつ見つけることができた。



ここもいつまでもつことやら・・。
梶井基次郎は、「桜の下には男の死体が埋まっている。」と書いているが、なるほど確かに春というのは心穏やかではいられないのだ。
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「オーヴンからの手紙」読了

2015年03月18日 | 読書
明坂英二 「オーヴンからの手紙」読了

この本は「ユリイカ」という雑誌に連載されていたそうだ。
「ユリイカ」は古本屋に行くとけっこう並んでいるがマニアックな雑誌だ。

この本もオーヴンやパンの歴史を解説しているでもなくオーヴンやパンへの愛を語っているでもなく、僕のような凡人にはどうも焦点がわからない。
きっとこの本の要諦がわかる人というのは山奥でパン屋をやっていたりジェラート屋さんをやっているような人だろう。
僕もそんな人にあこがれるが、やっぱり凡人なので無理だと思うのだ。
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加太沖釣行

2015年03月16日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:若潮 9:23干潮
潮流:7:51転流 10:34 下り1.9ノット最強
釣果:ボウズ

8日間、とりあえず会社に行き続けた。天気も雨模様から曇りに変わった。とりあえず出撃だ。あわただしい1週間だったので準備も全然できていない。道具箱を覗いてみると主力の色のビニールが底を尽きかけている。
まあ、何でもいいからとりあえず出港だ。
気温は徐々に上がってきているので今日は防寒着を脱ぎ捨ててカッパを羽織って出てきたが予想より寒い。
震えながら田倉崎までやってくるとほとんど船がいない。
田倉崎沖の大型漁礁に僕を入れて7艘だけだ。



下りに差し掛かる時間なので今日は沖で粘ることにした。確証はないが、北から冷たい水が流れて来るのなら南のほうで釣っているほうが水温の低下が緩和されるのではと考えたからだ。

予報では風は大したこともなさそうであったが北からの風が相当吹いている。仕掛けを下ろした時刻はほとんど潮が動いていないはずであったが船が風に流されてどんどん道糸が出ていく。
底を取るのが難しい。クラッチを前進に入れながら仕掛けの上げ下ろしをするが前進速度が速すぎて足でクラッチを切ったり入れたりの操作をしていた。いままで気がつかなかったが釣り座から足を上げるとちょうどクラッチに届く距離だったのだ。
これは新しい技を発見した。

風はいっこうに治まらず寒い。たまに太陽が顔を覗かせたときだけがホッとするひと時だ。
その間も下りの潮はどんどん早くなり、北風と相まって仕掛けが止まらない。7艘の船もひとつ抜けふたつ抜けし始めたので僕も午前9時半に終了。




3月というのはとかくこんな感じだ。春を迎える月だが新しい季節を迎えるということがこんなに困難なのかということを思い知らされる。

今日の7艘は多分高仕掛けを操ってはいなかったようだ。漁船が4艘だったので手釣りが多かったが何を釣っていたのだろうか。チョクリでもなく・・。根魚釣りだったのだろうか。それでは僕の作戦自体が間違っていたことになる。
まずは情報収集と綿密な作戦が必要なのだろうか。それとも息子の受験に僕の持っている幸運もすべて注ぎ込んでしまったからなのだろうか。
そうだとしたら僕の幸運のチャージが完了するのはいったいいつになるのだろうか・・・。

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合格した・・・

2015年03月10日 | Weblog
今日はうれしいことがあった。
息子が大学に合格した。

親父は1年浪人の末、四苦八苦しながらの合格であったが、息子は現役一発合格だった。
わが息子ながら天晴れだ。父親は魚釣りにうつつを抜かしていただけだが廻りの家族たちの支えの賜物だろう。もちろん本人の努力が一番だが。

思いおこせば12年前、僕の思いつきで私立の小学校に入れてみようと決めたとき、奥さんに脳腫瘍が見つかった。塾通いもままなくなりあきらめようとしたとき、母親が還暦を過ぎていたにもかかわらず、「私が送り迎えするから塾に行かせる。」と言ってくれた。真夏の暑い日中に自転車の後ろに乗せて通い続けてくれた。これが1回目の幸運だった。受験までに何とか退院し、カツラを被っての面接に臨んでくれた奥さんの生命力が2回目の幸運。それからは奥さんと本人と友達と先生の導きでいろいろな経験を積めたことが3回目の幸運だ。
4回目の幸運があったとしたら、あまりにもストイックに魚釣りに向き合う父親をみて育った息子はそれに怖気づき、魚釣りに夢中にならなかったことではなかったのだろうか。
これはこれで、「一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい。」という言葉を聖書の一節のように信じている僕にとっては不運なことではあるのだが・・・。


受験会場に向かう後姿はあまりにも頼りないと思ったが、大きな希望をつかみ取った。



人の命を預かる仕事だ、悩むことも苦しむこともあるだろう。そんなときは今度こそ魚釣りを教えてやろう。そのときからでも遅くはない。身長も腕相撲も学力もはるかに負けてしまったが、釣りの腕前を超えるのにはまだまだ時間が必要だぞ。


奥さんに、「受験番号を間違っているんじゃないだろな?」と念を押してみたが、給料日と結婚記念日と同じ番号だから間違うはずがない。と言った。そうだったんだ、この番号はきっと僕達にとって幸運の番号だったのかもしれない。
そういえば二次試験の前に釣り上げた大きな真鯛もその奇瑞であったのかもしれない。



5回目の幸運、この真鯛にも感謝だ。

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加太沖釣行

2015年03月03日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:中潮 5:38満潮
潮流:5:35 上り3.0ノット最強 9:22転流 11:54下り2.1ノット最強
釣果:ボウズ

天気予報を見ると、波は1メートル後3メートル。春の天気は恐ろしい、4年前のトラウマがよみがえるがこれだけ寒いとそんなに荒れることもないだろう。
潮流時刻を見ると朝は早いほうがいい。今日も暗いうちから出港だ。

午前6時半頃にいつものマイポイントに到着。今日はこの辺りとナカノシタに船団ができている。すでに潮が緩み始めているのでナカトシタまで行きたいが、瞬く間にロックオンされてしまうだろうからそこは無理をせずにマイポイントで仕掛けを下ろした。


潮ははやりほとんど動いていない。これは厳しい釣りになると思っていたが、釣り始めて30分後、強烈なアタリ。しかし2回ほど締めこまれてあえなくバラシ。結局今日のアタリはこの1回のみ。
場所が悪かったのか疑似餌の選択が間違っていたのか・・・。

最後はロックオン覚悟でナカノシタへ特攻をかけたがまったくの不発であった。やっぱり釣れない日なのか、帝国軍も僕にはまったくの無関心だ。おまけに帝国軍旗艦疾風丸も軍旗をかざさずに航行中。今日は帝国軍神殿での流し雛の行事を執り行っていたが、参拝客を乗せての遊覧航海のようだ。あな悲しや、敵軍とはいえこれほど頽廃してしまっているとは・・・あまり攻撃されるのもかなわないが少しぐらい手向かってくれないとこっちも張り合いがない。



緩やかな流れに乗って帝国軍が使用しているビニールの破片が流れてきた。急いで鹵獲し詳細をチェック。長さはほぼ同じだが、色がものすごく薄い。鈴鹿市指定ピンクに比べたら相当な薄さだ。



これは貴重な敵軍の情報だ。これを元に戦術の練り直しをこなおう。



今日はヘッポコロッド4号の初陣であったが残念ながら汚点を残してしまった。相当たくさんのガイドを奢ったがこれでも足らなかったようだ。これは再度調整をしなおして改めて初陣を飾らなければならない。

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