イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年12月31日 | 2024釣り

場所:水軒沖
条件:大潮7:17満潮
釣果:コウイカ 1匹

今年も最後の釣行は大晦日になった。風があれば諦めるところだが、朝のひと時だけ凪ぐらしい。小船に乗ったのはひと月前になってしまっていたので今日は小船でコウイカ狙い。

なるべく早い目に港に戻って形だけの松飾りを作らねばならないのでいきなり本命ポイントへ直行した。



それがよかったかどうか、仕掛けを入れて数秒でアタリがあった。まずまずの型だ。おお、今日はひょっとして爆釣なのかと思いきや、その後はまったくアタリ無し・・。
新々波止の端から端まで移動してみたがかすりもしなかった。

家に帰って捌いたイカはすでに卵が大きくなっていた。コウイカのシーズンももう終わりなのに現時点で釣ったコウイカは2匹だけだ。イカはいなくなってしまったのか、それとも別の場所に移ったのか、それとも新しく買ったスッテの色が悪いのか・・。

コウイカが釣れなくて寂しい今年最後の釣行であった・・。

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加太沖釣行

2024年12月21日 | 2024釣り
場所:加太沖
条件:中潮3:52干潮 10:43満潮
潮流:7:17転流 11:21上り2.9ノット最強
釣果:真鯛 2匹

今月は週末ごとに天気が悪い。こういうローテーションに入ると必ず土日の天気が悪くなるのだがこういう現象を見ていると、1週間は7日間という設定はよくできているなと思う。
今日の天気も当初はお昼過ぎから雨が降るという予報だった。これは回避できたけれどももともとそういう予報だったので雲が多い。今日は冬至だけれども6:30ごろにはそれなりに明るくなっているだろうと午前6時に出港したけれども一向に明るくなって来ない。



今日も田倉崎まで2000回転以下の安全速度で航行した。

今日は朝一が転流時刻だ。潮が流れ始めるまでは四国ポイントをサビキで探ってみて頃合いを見てテッパンポイント付近に移動しようと考えていた。



しかし、仕掛けを下ろしてみると潮はすでに上りに変わっていた。これならテッパンポイントでも釣れるかもしれなと考えてすぐに移動。



最初は仕掛けを変えずにサビキを下ろしてみるとすぐにアタリがあった。鉤には乗らなかったが魚はいるようだ。
このまましばらくサビキを続けておけばよかったのではないかというのが今日の反省点だ。アタリがでた場面が仕掛けを巻き上げて誘っているときだったのでこれは高仕掛けでもよかろうと思ったのが間違った判断だったのかもしれない。高仕掛けに変更してからは全然アタリがなくなってしまった。きっとサビキのフワフワした動きのほうがよかったのだろう。潮の動きが落ち着くまでにも何かの獲物を得ることができていたかもしれない。

高仕掛けに変更してからは道糸にまとわりついてくるスラッジが目立ちはじめた。こんな日はよくない。魚にしても、エサを食べようと思ったらホコリも一緒に吸い込んだとなればいい気がしないだろう。魚たちの気持ちもよくわかる。

潮はどんどん速くなって仕掛けが上手く立たなくなってきた。なんとか船の姿勢を制御していると午前9時ごろアタリが出た。貴重なアタリなので慎重に引き上げる。なんとかタモに入れることができたが、鉤は唇の皮1枚に引っ掛かっているという状態であった。アタリの少ない日は喰い込みも悪い。
次のアタリは2時間後くらいであったか、オモリが着底してすぐに喰ってきた。1匹目よりも少し大きい。
潮流の加速度が弱くなってきていい感じの潮の流れになってきたのか、3度目のアタリは間もなくやってきた。これもじっくり引き付けようかと思ったがすぐに放されてしまった。あ~、もっと慎重に仕掛けを巻き取っていけばよかったと思ったがあとの祭り。しかし、もう一度すぐに仕掛けを下ろしてみると魚が乗ってきた。一度放したビニールをもう一度追いかけていったということだろうか。しかし、突然のイレギュラーなアタリで焦ってしまい合わせが早すぎた。残念ながらしばらくしてバレてしまった。

これが潮時ともう帰ろうと思ったが、よく考えたら、アタリが出てくるのはお昼を過ぎた頃のはずである。
“はずだ”というのは、今日は自作の潮流表ではなく来年から使わなければならないグラフを見ていたのでうまく時間を読めなかったのである。



このグラフ、慣れていないからなのだろうが、ものすごく見づらい。一見、潮汐表のようなデザインなのでグラフの頂点が転流するタイミングのように見える。しかし、転流時刻はグラフの中心線付近なのであり、頂点部分は潮流が最強の時刻を示している。
だから、一般的なタイドグラフとは逆のような気がするのである。今日の場合だと、11時過ぎに上り潮が最強になりその後も上りの潮流が続いていたのである。自作の潮流表と見比べていれば普通に分かることであった。だから、潮流の最強時刻を超えたお昼過ぎくらいが最もアタリの確率が高いとなるのである。

来年からはテキストデータを抽出できないのでこれを使うほかはないのであるが、こんな凝ったグラフを作ってもらわなくてもいいのである。
日々の潮流時刻が一覧で眺められてあれこれ妄想するというのがいいのである。

ということで、珍しくお昼過ぎまで粘ってみたが3匹目は来なかった。

今日の魚は処理が上手かったのか、身はプリプリでいい味だった。これはきっと氷の当て方なのだろう。氷が少ないと臭いが出てくるが当てすぎると身が白くなる。今日はクーラーの中に魚が2匹だけだったので何も考えなくてもいい冷やし加減になっていたのだと考える。
これもまた大きな課題になっていきそうだ。

釣った魚の1匹は叔父さんの家に。バイクに乗っている叔母さんに途中で出会い、危機一髪で野菜と大きな柚子をもらうことができた。今日は冬至なので準備をしてくれていたらしい。



あそこで出会わなければ用意してくれていた柚子も手にできなかった。冬至の神様は僕を見捨ててはいなかったようだ・・。
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水軒沖釣行

2024年12月02日 | 2024釣り

場所:水軒沖
条件:大潮7:17満潮
釣果:コウイカ1匹 足の長いタコ1匹

今日から紙の健康保険証の新規の発行が停止される。そんな日を選んだわけではないが、母を病院へ連れていかねばならなかった。当然受付ではとりあえずマイカードを出せというのだが、このカードを健康保険証として使用するためには顔認証か暗証番号が必要らしい。顔認証をしようにも母はボ~っとベンチに座ったままだし、暗証番号を聞いてもおそらくそんなことを記憶していないだろう。仕方がないので母の誕生日を入力してみたらそれはそれで当たったのはいいものの、今度は健康保険証として登録が必要だと言ってくる。カードを作るときに申請しているはずだが機械に文句を言っても仕方がない。申請ボタンを押して待つこと2分。やっと受付を終えることができて診察の順番待ちに並ぶことができた。



その前の2時間ほど釣りをする時間がある。遅れているとはいえ、すでにコウイカシーズンに突入しているはずなので1、2匹釣れれば昨日の真鯛とハマチ、少し前に作ったイクラの醤油漬けを加えて海鮮丼を作ることができると午前6時に出港した。
今朝は昨日よりもさらに寒くなっている。防寒着に加えてネックウオーマーを装備しての出港である。



少しでも釣りをする時間を稼ぐため、一番遠くから釣りを始める。



港に近づきつつ帰投時間を節約しようという考えだ。
スタートは新々波止の赤灯台の前。アタリはない。少し戻って最初の元の切れ目の前。ここもアタリ無し。もうひとつ手前の元の切れ目の前。ここもアタリなし。速いテンポでここまできたので少し時間ができた。この海域ではダメかと思い一気に新々波止の北側へ行ってみることにした。波止の前は深いけれどもちょうどフェリーが入港してきたのでそれを避けるため青岸の西、紀ノ川河口に差し掛かるところで仕掛けを降ろしたが水深は10メートルほどしかない。すぐに見切って再び新々波止の南側の東の端へ移動。ここがダメならすぐに帰るつもりだ。

平日なのでバッチ網の船がたくさん出てきている。すぐ横を通り抜けてゆくが邪魔だからどけろとは言われない。



この人たちはいつも優しい。帝国軍とは全然違う。
そんなときにやっとアタリが出た。出たというよりもアタリらしいアタリもなく、https://blog.goo.ne.jp/matufusa/e/e13196f179f3271245a0e4e34367ceafで掛けたという感じであった。
普通なら放流しようか迷ってしまうサイズだが今日は海鮮丼の具になってもらわねばならない。恨むならタダで海鮮丼のタレを配っていた「わかやま〇しぇ」を恨んでくれ。
その後、小さくて足の長いタコが掛かってきた。このタコ、去年SNSにアップしたら食べられるとのことで持ち帰り、同じく海鮮丼の具になってもらったがあまり美味しいとはいえなかった。今度は海に帰ってもらおう。連続でアタリがあったのでこれからかと思ったけれども病院へ行く時間が迫っているので午前8時15分に終了。

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加太沖釣行

2024年12月01日 | 2024釣り

場所:加太沖
条件:大潮6:40満潮
潮流:7:24上り3.4ノット最強 11:26転流
釣果:真鯛7匹 ハマチ2匹

「カムカムエブリバディ」の再放送が始まった。



そしてこのドラマを観ていると前半はおはぎを後半は大判焼きを食べたくなってくるというのはこのドラマを観ているすべての人の想いなのではないだろうか。だから今日はいつものスーパーから別のスーパーに迂回してわざわざおはぎを買い求めた。



この朝ドラは確かに素晴らしかった。ネット記事では、2000年以降の朝ドラ史上No.1の呼び声高いこのドラマを「おむすび」の放送期間にわざわざ当ててきたというのは橋本環奈を見限ったのではないかと書かれていた。確かに「おむすび」は秀作とは程遠いし、毎回登場する今後の注目株の俳優もいまだ現れない。唯一は磯村アメリだけれども、いかんせんまだ8歳。彼女がビールのコマーシャルに登場する頃には僕はすでにこの世にはいないと思うと観るたびに虚しさのほうが募ってくる。とはいっても、決して駄作ではないと思う。まあ、凡作という程度だろうし、「カムカムエブリバディ」が再放送されたのは来年が放送事業が始まって100年という節目であるからにすぎないはずである。
そして、2000年以降の朝ドラ史上、いや、すべての朝ドラ史上No.1は紛れもなく「あまちゃん」なのであるからそれを超えられることは決してないのだから制作しているひとたちはそこまで悲観することはない。ただ、おはぎが食べたくなるだけなのである。
それよりも僕はこの再放送を見ながらものすごいことを発見してしまった。それは、このドラマには、英語のほかにもうひとつのキーアイテムとして映画が出てくる。どうして映画なのか、それは、英語の“英”と映画の“映”を掛け合わせているのだということだった。(あくまでも私見の域を出ないのであるが・・)そういうことに気がついて、ひとりほくそ笑んでいたのである。

そして今日、そのおはぎの神様が僕に好釣果をもたらしてくれたのであった。せっかく買ったおはぎをバイクのカゴに置き忘れて船を出してしまい、それを取りに戻るため15分ほどの時間をロスしてしまった。
それがポイント選択に大きな影響をもたらしたのである。

まったく話は変わるが、夜明け前の寒さに耐えられなくなった。日が昇ると暑くて仕方がなくなると思いながらも防寒着を着ずにはいられない。




当初、潮流が最強速度を迎えまでは四国ポイントでサビキをやってみるつもりであったが時間をロスした焦りからここをやり過ごし少し先の船団の中から高仕掛けを始めることにした。



ここでは魚探の反応もアタリもなくどうしてここにたくさんの船が集まっているのかわからないが、もう少し待つと魚が回遊してくるかもしれないと思いつつもやはり最初の時間のロスの焦りと、今日は二枚潮ではないというところからここを見切って第二テッパンポイントへ移動したということが奏功したのである。



ここではアタリがすぐにあり立て続けに2匹釣り上げた。その後もこのポイントにあるふたつのシモリの間を通すとアタリが出続ける。魚も正直なもので、シモリを離れるとアタリが少なくなる。先々週にも出会ったこの船のオーナーもここがお気に入りらしいがこの人の操船技術は僕のかなり上をいっている。



このポイントをほとんど動かず釣りを続けている。こういうことができればもっと釣果が上がるのだろうがどうも僕には無理なようだ。
最初は僕とこの船の2隻だけだったが僕たちが竿を曲げているのを見られてしまったか、こんなに接近するほど船が集まってきた。



困ったものだ。それでもアタリは続き、時にはドラグが止まらないほどの魚がやってきたこともあった。この魚たちには水深以上の道糸を引き出されてしまい根掛かりの後、仕掛けと引き換えにハマチ1匹であったが、ひょっとしたらメジロクラスが引っ掛かっていたのかもしれない。

最初のアタリから2時間半あまり、今日は本当によくアタリがあったし、型はどれもまずまずであった。しかし、潮が緩んでくるとアタリがあっても鉤に乗らないことが多くなった。これを克服することができればもっと釣果があがるかもしれないと思うが、これ以上釣っても魚の処理に苦労するだけだからこのくらいでちょうどよいのかもしれないとも思うのである。
アタリも少なくなり、これだけ釣ったら十分なので午前10時に終了。

今日の恩人はもうひとりいる。その人は菊新丸さんだ。昨日、仕掛け用のパッケージを買いに行く途中、和歌山城のお堀の向こうに客待ちをしている菊新丸さんの後姿をみつけた(客待ちをしているからといって決して怪しい商売をしているわけではないというのを断っておく)。立ち話をしながら、明日行きます。カワハギと真鯛狙いですと言うと、カワハギは全然釣れていないと教えてくれた。潮は真鯛狙いに最適なのもあって、高仕掛けメインで計画を立て直したのであった。
シルバーのビニールといい、今日の釣行へのアドバイスといい、今年の秋のラウンドは菊さんに助けられている。昨日は同時に新たなテクニックも教えてくれた。今回はその必要もないほどアタリがあったが、このテクニックもいつかは役に立ってくれると思う。
僕ももう少し進化できそうである。

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加太沖釣行

2024年11月16日 | 2024釣り

場所:加太沖
条件:大潮6:27満潮
潮流:7:05上り3.2ノット最強 11:00転流
釣果:真鯛2匹 マアジ3匹 イサキ1匹

菊新丸さんの話では銀色シートが有効なのは1年のうちで3週間ほどらしいのでそろそろ有効期限切れになるのだが今日も銀色シートの効果が炸裂した。

9連休最後の釣行は加太だ。天気はかなり怪しく、午前11時には降りだしてくるということだ。まあ、それだけの時間があれば一勝負できるので十分だ。
しかし、雲は厚く垂れ込めているので夜が明けてこない。



松田聖子の名曲の歌詞に、『夜明けの来ない 夜は無いさ あなたがぽつり言う・・』というのがあるが、実は夜明けの来ない夜というのはあるのではないかと思えてくるほどであった。午前5時半に出港すれば紀ノ川河口に差し掛かる頃には明るくなってくるだろうと思っていたら田倉崎に差し掛かる頃でもこの暗さだ。



こんなに暗くては釣りにならないんじゃないかと思えるほどなのでとりあえず四国ポイントでサビキをしながら明るくなるのを待とうと考えていたが、そこは確かに夜明けの来ない夜は無い。スパンカーのセットをしているあいだにかなり明るくなってきたので当初の予定通りテッパンポイントに行くことにした。

今日もビニールは鈴鹿ピンクと銀色シートで始める。銀色シートは貴重なので1日に使う枚数は5枚に限定しようと思っている。菊新丸のご厚意で追加をいただいたとはいえ、もう世の中には存在しないとなるともったいなくて使えなくなる。基本が貧乏性なので高価で貴重なものを使うことができない。バス釣りをしていた頃にも、3000円くらいするルアーを買ったのはいいが結局使わずに中古の釣具屋にタダ同然で売っぱらってしまったということもあった。そういう意味では道具は使わねばもったいないのではあるが貧乏性というのはそれができないのである。

最初のアタリははやり銀色シートに来た。40センチほどの真鯛だ。



次も銀色シートにマアジが掛かった。



まだタチウオパターンは健在のようである。
普通なら1匹釣ったら取り替えるビニールであるが、これまたもったいないので少し指でしごいて使い続ける。それでもマアジが掛かってくる。とにかく1日5枚の限定品なのである。

しかし、サゴシが喰ってきたか、浅いところにさまよい込んだタチウオか、幹糸から仕掛けを切られてしまった。貴重な銀色シートを1枚を残して失ってしまった。う~ん、残念。疑似餌というのはそれが釣れると信じることができるかどうかというのが釣果に直結すると思っているのでどうしたことかと考え込んでいると、道具箱の中に白いビニールが入っていることを思い出した。もう、10年くらい前に、和歌山市のゴミ袋が入っているパッケージを切り出して作ったものだ。白色はオレンジやピンクよりも銀色に近いのではないかと思い疑似餌の疑似餌として使ってみることにした。
そしてこれも当たった。最初はイサキ、次には今日の最大、50センチ少し超えの真鯛だ。



これもタチウオの稚魚に見えるのだろうか。

今日は鉤には乗らないけれどもけっこうアタリが続いたのだが、転流時刻のはるか前、午前9時を過ぎた頃にはなぜかほとんど潮が動かなくなりアタリも途絶えてしまった。そこそこ魚も釣れたので午前9時半に終了。
せっかくの連休なのにちょっと帰るのが早すぎかなと思ったが、港に入ってくる頃には小雨を通り越して本降りの一歩手前という感じであった。ちょうどよい帰投時刻という感じであったのだ。




結局、ピンクのビニールに喰ってきたのはマアジが1匹だけであった。喰いちぎられたり先っちょだけ齧られていたのも銀色シートだった。これは間違いなく選択的に銀色を喰っていると考えても間違いではないだろう。
ビニールの長さが関係しているのかとも考えたが、白色は10センチのものを使っていたのでいつものやつに比べて1センチしか違わない。大きさが関係しているというものでもないと考えていいだろう。

魚釣りも保守的であり続けるというのはよくないのかもしれないと考えさせられる釣行であったのだ。
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住金一文字釣行

2024年11月14日 | 2024釣り
場所:住金一文字
条件:大潮10:43干潮
釣果:グレ4匹 アイゴ1匹 カワハギ3匹

今日も悔いの残る釣行になってしまった。カワハギはもっと釣れるはずであった。まあ、一度やってみないとわからないということはあるのだが、万全の態勢作りとしてエサと仕掛けにはきちんとおカネをかけなければならないという教訓は今も昔も同じである・・。

Nさんたちが海保から警告を受けたというのを以前に書いたが、それでもNさんは住金一文字に行きたくて仕方がないらしい。最初はほとぼりが冷めてからでなければ行くことはできないとこぼしていたが、よく考えたら、警告されて免許証の提示を求められたのはanotherNさんの方で、ワシは面が割れていないから行っても大丈夫だというなんとも大人げない理由で今週の木曜日に行くでという招集がかかった。
僕もこういう大人げない論理は大好きだ。しかし、前日の水曜日、お昼を過ぎても連絡がなく、やっぱりNさんも大人だったのだと思って加太に行く準備をしたあとでスマホの充電をするときに画面を見てみたら午後5時過ぎにLINEにメッセージが入っていた。
当分は住金一文字へ行けないだろうと竿とリールにオイルを塗って物置に片付けてしまっていたのをもう一度引っ張り出して午前7時に港へ集合。

まずはフカセ釣りだがいつもの感じと違っている。エサを撒いてもフグが集まってこない。潮の動きもない。



魚の姿が見えないのでウキ下を2ヒロ半まで深くしてみてやっと小さなグレを釣ってからはまったく魚影が見えない。遠く加太の方を見てみるとたくさんの船が浮かんでいる。



分身の術を使って加太にも行っておけばよかったと唇をかみしめる。
やっと魚の影が見え始めたのは1時間以上過ぎてからだった。立て続けにグレとアイゴが掛かってきたがそれも長くは続かない。まったく魚影のない時間とグレらしい影を含めてたくさんの魚が集まってくる時間が交互にやってくる感じだ。水温にムラがあるのか魚の気まぐれなのかさっぱりわからない。今まではこんなことがなく、anotherNさんを裏切ってやってきた呪いなのだろうかなどと色々考えてしまう。
タモを使わねばならないほどの大きさのものも出ることはなかった。
最後には再びか三度めかでまったく魚が見えなくなってしまい、今日はまだカワハギ釣りが残っているとあっさりフカセ釣りを終了してしまった。

カワハギ釣りは出だしだけは順調であった。立て続けに2匹釣り上げた。これは楽勝じゃないかと思ったがそんなに甘くはなかった。エサの量と鉤の選択が悪かった。加太とは違いエサ取りの量が半端ではない。クサフグとササノハベラの猛攻であっという間にアサリが無くなってしまった。それに加えて鉤が悪かった。乗りも悪いしせっかく掛かったカワハギも3度もバラしてしまった。そしてバラしてしまうとその場所では釣れなくなってしまう。
加太で使っていたテンビン仕掛けの鉤をもったいないからと思って使ってみたのだがそれが仇となったかっこうだ。カワハギを釣る場所はスリットの内側なのだが、ここの水深は5メートルほどしかない。



その分、掛かったカワハギは底には潜らずに前後左右に泳ぎ回る。きっとそういう動きもバラしにつながるのだろう。アサリが無くなってしまってからはフカセ釣りに使っていたオキアミを使うが一瞬で無くなってしまうので効率が悪い。なんとか1匹釣り上げたがその後はまったくダメだ。最後の最後にものすごい大物が掛かったがこれは3.5号の枝素を喰いちぎって言ってしまった。
一体あれは何だったのだろうかという疑問ともっと釣れるはずであったという悔いを残して防波堤を下りることになってしまった。

今日は結局、警告を受けるどころか海保の見回りさえもなかった。Nさんたちが警告を受けた翌週には自衛隊と海保が津波の共同訓練をやっていたが、事前の過剰な警戒に引っ掛かっただけだったのではないだろうか。
ここで釣りをしたからといって誰に迷惑をかけているわけでもなく、ましてや僕たちの税金で建設されたものに出入りするのを咎められる筋合いはない。安全保障上問題があるというのなら致し方がないかもしれないが、ここは日本国領土の真っただ中だ。そんなこともあるまい。
人に迷惑をかけなければ何をやってもいのではないかというのが僕の考えなのでこれからも大人げなくここに来ることができればうれしいと思っているのである。


悪いことばかりではなかった。防波堤での釣りが多くなってから竿掛けが欲しいと思っていた。いろいろ考えを巡らせてこんなデザインを考えた。



まだまだ改良の余地はありそうだがなんとか使えそうである。
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紀ノ川河口~水軒沖釣行

2024年11月12日 | 2024釣り
場所:紀ノ川河口~水軒沖釣行
条件:中潮9:08干潮
釣果:ボウズ

今日はいい天気なのだが母親を病院へ連れていかねばならない。




幸いにして予約時間は午後12時なので釣りに行く時間はある。とりあえず近場でやってみようと考えた。
近場で一番有力なのはやっぱりタチウオだ。土曜日に大物が釣れたので期待をしている。おまけに昨日はタチウオの日だったそうだ。これは釣れるだろう・・。11月11日でタチウオが立って泳ぐ姿にちなんでいるいというがなんともベタな選定理由だ。

しかし、1日ずれていたことが悪かったかまったくアタリがない。エソさえも来なかった。

この後はコウイカ調査だ。



例年ならそろそろ釣れそうな時期なのだと思ったがこれもまったくアタリはない。(去年は確かに釣果があった。
毎度のことだが、釣りに関しては形而上は目に見えるが形而下がまったく予想ができないという哲学とはまったく逆の現象が起こる。潮の流れは釣れそうな雰囲気だが形而下である水面下にはコウイカはいないようだ。アシストフックに引っ掛かってきた小さなエソだけが生体反応だった。
しかし、エソの後には間違いなく魚である大きなアタリがあった。きっとマゴチであったのだろう。運がよかったらヒラメだったのかもしれない。この魚を的確に釣り上げる方法はないものだろうか。小アジを確保することができればそれにこしたことはないが疑似餌か生エサで釣る方法はないものかと歯ぎしりをしてしまう。

海水に手を突っ込んでみると、気温との差もあるのだろうが、生ぬるい。これではコウイカはまだまだ接岸していないだろうと午前8時前に終了・・。


タチウオの日の11月11日には小船の検査を受けていた。
検査員には当たりはずれがあるというのは船を持っている人たちの中では知られた話だが、今回はハズレを引いてしまった。
当たった検査員は背の低いひげ面の男で、界隈ではそれなりに知られた検査員らしい。航海灯の電球の規格が合っていないとか、浮き輪と水汲みバケツに紐を繋いでいないとか、エンジンのアイドリングの回転数が高すぎるとか、とにかく細かい。厳密にいうとそれはマズいことなのかもしれないが、エンジンは動けばよいし、航海灯の電球がどうのと言っても暗い中ではきちんと見えるだろう。事故が起こったときに不利になると言われたが、2年前にすでの事故に遭っているのでもう2度とは巻き込まれないと思っている。かといって、デッキの排水口のネジは差し込んだだけで固定していないというのは見抜いてはくれなかった。
結局、なんとなく自己満足だけで仕事を進めていて公平でも厳密でもない検査員だったと僕は思う。そして、僕も含めて、世間の人の大半はこんな仕事のやり方をしているのだと少しは自分を正当化もできるものだなとひげ面の男に感謝をしたのである・・。


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水軒一文字釣行

2024年11月09日 | 2024釣り

場所:水軒一文字
条件:小潮:19:40干潮
釣果:小アジ29匹

ギャルの掟のその1は、『仲間が呼んだらすぐ駆けつける』だそうだ。Nさんから今日は夜釣りに行くぞという招集が掛かっていた。今日の遠出をあきらめたのはこういう理由もあった。誘ってくれるうちがハナだ。ダブルヘッダーはしんどいが行くのである。

聞くと、30センチクラスのアジがバンバン釣れるらしい。午後4時半集合で水軒一文字新々波止へ。ここからの夕焼けはいつもきれいだ。



今朝の大物をもう一度とタチウオのワインド仕掛けとサビキを準備。アジは緑のサビキがいいというので今回は新作のサビキを作ってみた。



ワインドは数投しただけですぐに飽きてしまいサビキに集中。午後5時半過ぎくらいからだろうか、少しずつアタリが出はじめた。それからエサがなくなる午後7時半までずっとアタリは続いた。あまりたくさん持って帰ると処理が大変なので途中からは大きいものだけを取り込んでほかは放流していたが、それでも30匹近くもあったのである。
肝心の型はというと20センチクラスばかりで30センチクラスというのはまったくなかった。しかし、Nさんの仕掛けには30センチとまではいかないが時々25センチほどの大物が掛かってきていた。3メートルほどしか離れていない釣り座なのにこの違いというのはやはり市販のサビキと自作のサビキの違いだろうか・・。それとも釣り上げる数の違いが大物に当たる確率を上げているのだろうか・・。Nさんは多分僕の倍ほどを釣り上げていた。釣り上げた魚はとりあえず防波堤に放り上げておいてすぐにサビキを落としておいてアジを締めているあいだにアジが掛かっているというローテーションだ。僕のクーラーボックスにはそれがないので釣るたびに魚を締めてそれからサビキを落とすというローテーションだ。
まあ、これ以上釣っても結局あとがしんどいだけなのでこれで十分というところはある。
Nさんはどれだけ釣っても向かいの旅館に持っていっていくときちんと盛りつけられて返ってくるという。こんな釣りの仕方が理想である・・。



僕は干物を作るのが関の山だ・・。





指の傷の血が止まらない。



今朝のタチウオにやられて血だらけになりながら釣りを続けていた・・。



傷が深かったかそれとも夜釣りに行って雑菌が入ったかずっとズキズキしている。これはひょっとして連休が終わるまでは治らないかもしれない・・。


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紀ノ川河口釣行

2024年11月09日 | 2024釣り
場所:紀ノ川河口
条件:小潮5:17干潮
釣果:タチウオ7匹

今日から9連休だ。最初の日は電車に乗ってどこかへ行くか鈴鹿市経由で伊勢に行こうかと思っていたのだが、会社の人たちが「わかやま〇シェ」にやってくるという。
せっかく和歌山までやってくるというのだから僕も何かお土産をと思い、前日は久々に見つけた生の筋子を仕込んでみたのだがこれではちょっとショボいかと思ってタチウオを狙いに行ってみることにした。




例年ならシーズンが終わってしまっているはず(去年は11月4日に敗北宣言をしている・・)だからかなり厳しいとは思うがダメ元での出港だ。タチウオがダメなら集合時間の午前9時までコウイカの調査をしようと思いスッテも一緒に持って家を出た。
しかし、一気に寒くなった。先週はトレーナーを羽織っただけでは寒かったので今日はヒートテックとヤッケの上下を加えての出撃にした。こんなに着込んでタチウオを釣ったという記憶はなく、去年の敗北もありまったく自信のない中での出港である。

今年はタチウオが釣れる場所というのが偏在していた。だから数が釣れなかったのだが、青岸灯台の少し手前のゾーンでしか釣れない印象であった。今日もそこを重点的に狙ってみる。

不安とは裏腹に、仕掛けを降ろしてみるとすぐにアタリがあった。今年は異常に水温が高いのか、まだタチウオはいるようだ。しかし、その後はアタリがない。今までの経験で、こういう時は仕掛けの点検をしておかねばならない。回収をしてみると、枝素が全部幹糸に絡みついてしまっている。なんだなんだと思って最後まで回収してみると、一番下の鉤にタチウオが喰いついていてそれがクルクル回って仕掛けがねじれてしまっていたようだ。これでは魚が掛かるはずがない。そんなに小さなサイズではないが、アタリがあったもののすぐに外れたと思っていた。その時にきちんと点検していたらもっと数を稼げたかもしれない。
しかし、まだ辺りは暗い。アタリが出るチャンスはある。同じ場所をグルグル回っているとやっぱりアタリがあった。この調子でいけば3人分の魚をゲットできそうだ。次のアタリは大きい。上がってきたのはドラゴンと言ってもいいかもしれないサイズのタチウオだ。
僕と同じように仕掛けを流している船はあまり釣れていないのか、多分僕が釣り上げた姿を見たのだろうこの場所に集まってきて僕が入る場所がなくなってしまった。やはりこの仕掛けは他者よりも効果があるのかもしれない。それとも僕のポイントを見極める洞察力がよかったか・・。
しかし、ぎりぎり3人分を確保できたところでアタリが途絶えてしまった。午前5時半過ぎから午前6時過ぎまでの30分で今日も終わってしまった。

写真を撮って今日やってくる人にLINEで送ると「これ、なんという魚ですか?」と返ってきた。まあ、スーパーには切り身でしか売っていないけれども世間の認識というのはそんなものかと少し悲しくなった。でも、この人たちは為替相場と経済の動きを語らせるととんでもない知識を持っていることがわかる。世間の荒波を乗り越えるためにはよく釣れる仕掛けよりもこっちのほうがよほど役に立つ。

午前9時、無事にイクラとタチウオを届けて午前中の任務は終了。

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紀ノ川の河口~加太沖釣行

2024年11月04日 | 2024釣り

場所:紀ノ川の河口~加太沖
条件:中潮7:55満潮
潮流:4:57転流 8:59上り3.2ノット最強
釣果:タチウオ2匹 ハマチ5匹(1匹放流)真鯛2匹 イサキ1匹 マアジ1匹

今日は菊新丸さんからもらった銀色のシートに助けられた。ハマチ以外の魚のすべては銀色に喰ってきた。鈴鹿市のゴミ袋と交互に取り付けての結果だから間違いなく有効性があったに違いない。




まずはタチウオ狙いから。とりあえず釣れなくなるまで行き続けるつもりだ。しかし、一昨日の雨と風はひどかった。まるで台風並みであった。翌日、紀ノ川の様子を見に行くと濁流に変わっていたので青岸の手前までで勝負しなければならない。



そして、やっぱりそこでアタリが出た。しかし型は小さい。タチウオ名人もやってきているので釣れ続けているのかもしれないが、アタリは続かない。2回アタリがあって合計4匹で2匹リリースしてここを後にした。
その頃には至るころから加太に向かって船が出てゆく。秋の3連休唯一の好天だから行きたいやつはほぼ全員出撃してきたという感じだ。




今日は上り潮。テッパンポイントがいいはずだがそこには誰もいない。船団はもっと南とナカトシタに分かれている。う~ん、どっちに行こうかと思っていたがとりあえず中間地点のテッパンポイントで様子を見てから北上するか南下するかを決めようと仕掛けの準備をした。



今日も菊新丸さんからもらった銀色のシートと鈴鹿市ゴミ袋のセットでスタート。場所と色の選択がよかった。
間もなくアタリが出てハマチが2匹上がってきた。その後も同じラインを行ったり来たりしているとアタリが出る。小さなチャリコや持って帰れないほどの小サバも掛かった。そのほとんどが銀色のシートだったのである。かなりの勝率だ。

ポイントに到着したのが午前6時過ぎで、この頃は潮もそれほど速くなく釣りやすかったが午前9時近くになると次第に潮が速くなり仕掛けがきちんと立たなくなってきた。ハマチやマアジが釣れているならサビキでもよかろうと仕掛けを変更して少し南に下って残り時間を過ごした。ここはそれほど流れがないので仕掛けも立つ。中層に反応が出てきたと思ったらすぐにアタリ。かなり引く。ひょっとしてメジロクラスかと思っていたら最初よりも少し大きなハマチが2匹であった。仕掛けの半分が切れてしまっていたのでその下にもハマチが掛かっていたのかもしれない。
新しい仕掛けをセットし直したものの、もうこれだけ釣れれば十分じゃないかと思い午前9時半に終了。

帰投する途中、ヘリコプターが同じ場所を低空飛行でウロウロしていた。



ひょっとして事故でもあったのかと思いながら港内に入ると自衛隊と海保の船がなにやらやっている。



どうも訓練のようだが、あとで聞くと、津波への対応訓練だったらしい。翌日の11月5日は「津波の日」なのだそうだ。今日は振替休日なのに渡船屋が休業しているのはなぜだろうかと思っていたら、訓練中はエリアが立ち入り禁止になって商売にならないので休業したということであった。休業せよというお達しが出るとその補償をせねばならないので、暗に、「わかってるやろな~」という感じで事前に日程を知らせに来たらしい。
はやり公権力には逆らえないらしい・・。

くだんの銀色のシートであるが、菊新丸さんに聞いてみると、すでに廃番になっていて購入することはできないそうである。
せっかく釣れるネタを見つけたのに残念である・・。


コメント
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