場所:加太沖
条件:中潮:4:29満潮 10:59干潮
潮流:7:21転流 11:00下り2.8ノット最強
釣果:チャリコ2匹 小アジ1匹(全部放流したのでボウズ)
本来なら今日、小船の船底塗装をしようと思っていたが、一昨日やってしまったので今日は釣りに行ける。
潮流の回りはあまりよくないが天気は上々だ。
朝は少しだけゆっくり出たけれども、やはり真っ暗だ。今日はタチウオを釣るつもりはなかったのでもう少しゆっくりでもよかった。
その代わりに漂流している電気ウキがよく見える。今日は2本も拾ってしまった。そして、「電気ウキを拾うと魚が釣れない」という僕のジンクスは健在であった。
もうすぐ転流時刻を迎えるのでできるだけナカトに近いところから仕掛けを下したい。しかし、帝国軍も同じ考えのようで僕が入りたいポイントには3隻の艦船が見える。
あそこに行くと完全にロックオンされてしまうからテッパンポイントの少し北側からスタートした。
仕掛けを下して間もなくアタリがあった。チャリコとはいえ魚が釣れたので少しホッとした。それに加えて、まだ何か下についている。同じサイズのチャリコがもう1匹ついていた。魚はけっこうたくさんいるようだ。しかし、潮はどんどん緩んでいく。もう2時間潮流のサイクルが後ろにずれていたら間違いなく釣果に恵まれたはずだと思うと残念だ。
そこからは迷走が始まった。ナカトから少し地の島によったNポイントに行くも魚探には反応なし。仕方がないので帝国軍を避けナカトからかなり下がったところまで行くもここもダメ。帝国軍が占拠するナカトを通り過ぎて赤松へ。しかし、ナカトのど真ん中でタイラバをやっている同盟軍が1艘、それも和船がいたけれども、あいつらはロックオンされずにいたのだろうか。僕は恐ろしくて近づくことはできない。ほかの人に聞いても、「叱られたことなんてない。」とよく言うのだが、今でも年に数回は「ここはあかんぞ~!!」て言われてしまうのは人徳の差なのだろうか・・。
赤松からジノセトに向かって少しずつ移動していったが途中で小さなマアジが釣れた。この辺はアジが釣れるのかと思い、オキアミの仕掛けに変えてしばらくやってみたがそっと触るようなアタリが2回ほどあっただけであった。
そこからジノセト、非武装ポイントを回ったがここもダメ。午前10時というとすでに下りの潮が入ってきている時刻だが流れが緩い。船は時速1キロ台でしか動いていないから0.5ノット程度だ。
アタリもないので一気にコイヅキへ。まだ潮は速いかもしれないがここにいるよりましかもしれない。
いつもなら潮の流れで段差のようになっている海が今日はそれほど荒れ狂っていない。なんとか釣りになりそうだし、ここにはたくさんの同盟軍がひしめいている。
ひょっとしたら釣れるのかもしれない。
フェイスブックのメンバーのanotherT氏やI氏の船も見える。
海面は穏やかだが流れはかなりある。GPSの表示では時速4キロを超えている。ほぼ潮流表どおりだ。北風と同調しているので仕掛けが極端に流されることはないが、油断すると根掛かりする。そしてここもアタリがない。到着したのが午前10時過ぎだったので釣れるとしても潮流の最強時刻を過ぎてロスタイムに入ってからだろうと考えていたのでここはじっくり待つことにする。じっくりと言っても潮が速いので10分に1回は移動しなければならない。
11時を過ぎてそろそろかと思うが、アタリはない。これくらいの時間経過して獲物がないといろいろ言い訳を考え始めてしまう。どうも潮の色が悪い。白いのだ。
だからなのだろうか、スラッジもたくさん見える。本当のところはわからないけれども、僕的にはこれは釣れないんじゃないかと思う潮の色だ。
それでも今日は天気もいいから午後1時くらいまでは頑張ってみようと思ったけれども根掛かりで3個持って行った仕掛けをすべてロストしてしまい、午後0時に終了。
きっとこれは神様が、「もう帰れ。」と言っているのだろう。それに僕の中の引き出しからもこれ以上何も出てこない。友ヶ島の端から端まで移動して何もできなかったのだから・・。
せめてもの救いは使った燃料がポリタン1個分ほどで済んだということだ。少し改善したとはいえ、船足は確実に遅くなっていて、今日は友ヶ島を1周したのでヘタをしたら2本近く消費したのではないかと思ったが、2回目のスクリュー掃除が奏功したようだ。おそらく船底もまだきれいなのだろう。小船の様子をみてみると、フジツボの付着数は今年も少なくてその後の猛暑で水温が上がって成長しすぎたことで抵抗になってしまっていた感じだから、付着量を抑えることができていたので船底はある程度まで奇麗さを保つことができているのだろう。小船よりも少し高級な塗料を使っているので春先のフジツボの芽の付着を抑えることがでた感じだ。
生け簀に入っているチャリコと小アジはすこぶる元気だったので放流してしまった。なにかのおとぎ話じゃないけれども、ひょっとしたら次は大きい魚を連れて帰ってきてくれるかもしれない。
夜、anotherT氏とI氏がフェイスブックにアップしていた画像にはたくさんの釣果が写っていた。彼らはいつもびっくりするほど釣果を上げているのだが、それに比べると僕の貧果は悲しいばかりだ。三遊亭金馬師匠はあの本の中で、『落語と釣りは師匠に付け。』と書いてていたけれども、我流の限界が見えたようだ。
電気ウキの祟りもその原因のひとつかと、梛の木の皮を加工してお守りを作ってみた。丸まった皮を平らに伸ばして欅の板に貼り付けてみたのだ。
梛の木というのは、熊野三山のご神木で、参詣者の道中の安全を祈願する木だからというので伊太祈曽神社で拾ってきた。
魚が釣れないうえに事故でも起こしたら大変なので、せめて安全に港まで帰って来ることができるようにという願いだ。
いつも大した釣果はなかったけれども、ボウズを逃れることができたということは多々あった。しかし、今シーズンは全くダメだ。もう、何をしてもダメ。
トンネルの先の明かりはまだまだ見えそうにない・・。
条件:中潮:4:29満潮 10:59干潮
潮流:7:21転流 11:00下り2.8ノット最強
釣果:チャリコ2匹 小アジ1匹(全部放流したのでボウズ)
本来なら今日、小船の船底塗装をしようと思っていたが、一昨日やってしまったので今日は釣りに行ける。
潮流の回りはあまりよくないが天気は上々だ。
朝は少しだけゆっくり出たけれども、やはり真っ暗だ。今日はタチウオを釣るつもりはなかったのでもう少しゆっくりでもよかった。
その代わりに漂流している電気ウキがよく見える。今日は2本も拾ってしまった。そして、「電気ウキを拾うと魚が釣れない」という僕のジンクスは健在であった。
もうすぐ転流時刻を迎えるのでできるだけナカトに近いところから仕掛けを下したい。しかし、帝国軍も同じ考えのようで僕が入りたいポイントには3隻の艦船が見える。
あそこに行くと完全にロックオンされてしまうからテッパンポイントの少し北側からスタートした。
仕掛けを下して間もなくアタリがあった。チャリコとはいえ魚が釣れたので少しホッとした。それに加えて、まだ何か下についている。同じサイズのチャリコがもう1匹ついていた。魚はけっこうたくさんいるようだ。しかし、潮はどんどん緩んでいく。もう2時間潮流のサイクルが後ろにずれていたら間違いなく釣果に恵まれたはずだと思うと残念だ。
そこからは迷走が始まった。ナカトから少し地の島によったNポイントに行くも魚探には反応なし。仕方がないので帝国軍を避けナカトからかなり下がったところまで行くもここもダメ。帝国軍が占拠するナカトを通り過ぎて赤松へ。しかし、ナカトのど真ん中でタイラバをやっている同盟軍が1艘、それも和船がいたけれども、あいつらはロックオンされずにいたのだろうか。僕は恐ろしくて近づくことはできない。ほかの人に聞いても、「叱られたことなんてない。」とよく言うのだが、今でも年に数回は「ここはあかんぞ~!!」て言われてしまうのは人徳の差なのだろうか・・。
赤松からジノセトに向かって少しずつ移動していったが途中で小さなマアジが釣れた。この辺はアジが釣れるのかと思い、オキアミの仕掛けに変えてしばらくやってみたがそっと触るようなアタリが2回ほどあっただけであった。
そこからジノセト、非武装ポイントを回ったがここもダメ。午前10時というとすでに下りの潮が入ってきている時刻だが流れが緩い。船は時速1キロ台でしか動いていないから0.5ノット程度だ。
アタリもないので一気にコイヅキへ。まだ潮は速いかもしれないがここにいるよりましかもしれない。
いつもなら潮の流れで段差のようになっている海が今日はそれほど荒れ狂っていない。なんとか釣りになりそうだし、ここにはたくさんの同盟軍がひしめいている。
ひょっとしたら釣れるのかもしれない。
フェイスブックのメンバーのanotherT氏やI氏の船も見える。
海面は穏やかだが流れはかなりある。GPSの表示では時速4キロを超えている。ほぼ潮流表どおりだ。北風と同調しているので仕掛けが極端に流されることはないが、油断すると根掛かりする。そしてここもアタリがない。到着したのが午前10時過ぎだったので釣れるとしても潮流の最強時刻を過ぎてロスタイムに入ってからだろうと考えていたのでここはじっくり待つことにする。じっくりと言っても潮が速いので10分に1回は移動しなければならない。
11時を過ぎてそろそろかと思うが、アタリはない。これくらいの時間経過して獲物がないといろいろ言い訳を考え始めてしまう。どうも潮の色が悪い。白いのだ。
だからなのだろうか、スラッジもたくさん見える。本当のところはわからないけれども、僕的にはこれは釣れないんじゃないかと思う潮の色だ。
それでも今日は天気もいいから午後1時くらいまでは頑張ってみようと思ったけれども根掛かりで3個持って行った仕掛けをすべてロストしてしまい、午後0時に終了。
きっとこれは神様が、「もう帰れ。」と言っているのだろう。それに僕の中の引き出しからもこれ以上何も出てこない。友ヶ島の端から端まで移動して何もできなかったのだから・・。
せめてもの救いは使った燃料がポリタン1個分ほどで済んだということだ。少し改善したとはいえ、船足は確実に遅くなっていて、今日は友ヶ島を1周したのでヘタをしたら2本近く消費したのではないかと思ったが、2回目のスクリュー掃除が奏功したようだ。おそらく船底もまだきれいなのだろう。小船の様子をみてみると、フジツボの付着数は今年も少なくてその後の猛暑で水温が上がって成長しすぎたことで抵抗になってしまっていた感じだから、付着量を抑えることができていたので船底はある程度まで奇麗さを保つことができているのだろう。小船よりも少し高級な塗料を使っているので春先のフジツボの芽の付着を抑えることがでた感じだ。
生け簀に入っているチャリコと小アジはすこぶる元気だったので放流してしまった。なにかのおとぎ話じゃないけれども、ひょっとしたら次は大きい魚を連れて帰ってきてくれるかもしれない。
夜、anotherT氏とI氏がフェイスブックにアップしていた画像にはたくさんの釣果が写っていた。彼らはいつもびっくりするほど釣果を上げているのだが、それに比べると僕の貧果は悲しいばかりだ。三遊亭金馬師匠はあの本の中で、『落語と釣りは師匠に付け。』と書いてていたけれども、我流の限界が見えたようだ。
電気ウキの祟りもその原因のひとつかと、梛の木の皮を加工してお守りを作ってみた。丸まった皮を平らに伸ばして欅の板に貼り付けてみたのだ。
梛の木というのは、熊野三山のご神木で、参詣者の道中の安全を祈願する木だからというので伊太祈曽神社で拾ってきた。
魚が釣れないうえに事故でも起こしたら大変なので、せめて安全に港まで帰って来ることができるようにという願いだ。
いつも大した釣果はなかったけれども、ボウズを逃れることができたということは多々あった。しかし、今シーズンは全くダメだ。もう、何をしてもダメ。
トンネルの先の明かりはまだまだ見えそうにない・・。