場所:加太沖
条件:小潮 8:40満潮
潮流:6:04 下り1.3ノット最強 10:00転流
釣果:ハマチ 1匹 マアジ 3匹
今日まで3連休だ。しかし、週休4日だと本当に休みが多い。世間では家にいると退屈だというのが定説のようだが、僕は今のところそんなことがない。
僕は基本的にホームセンターとスーパーマーケットと100均が営業されていたら不便はない。おまけに和歌山市では県立図書館が貸し出しだけは通常通り続けてくれている。今日使おうとした黒い毛糸を探すのに近くの手芸用品店が休業していて不便したくらいだ。
しかし、そう思ってみると、ヒャッカテンという業界は人の生活には何の役にも立っていないということを実感する。
僕の奥さん曰く、あんたの生活はいつもと変わりがない・・。これは誉め言葉なのか、それとも呆れられてしまっているのか・・。
だから手持ち無沙汰になることもなく、昨日は山菜採りに行っていたし、おとといはいくつかのものを作っていた。
ひとつはいつも不便だと思っていた紀州釣り用のヌカ桶の足を作ってみた。クーラーの座面が高いのでダンゴを握る時にかなりかがまないといけない。これが結構つらいのだ。これも歳のせいだ。磯に乗り移る時邪魔になるので折り畳み式にしてみた。これを桶として使っているコンテナの側面にねじ止めすれば出来上がりというわけだ。
それと小舟で使っていたボートフックが折れてしまい、これも急いで作り直さないと着岸するときに不便だ。先っちょはまだまだ使えるので適当な柄になるものを探していた。柄の入る直径が小さいので細くて丈夫な棒が必要だ。アルミやステンレスの金属製の棒を考えたのだが錆や重さが気になる。これはきっとタモの柄が一番いいのではないかと考え釣具屋に行くと、中古で380円という値段で太めの釣竿があった。とりあえずこれを加工してやろうとしてレジに持っていくと、中が折れているというので100円にしてもらった。(消費税は取られたが・・)こんなことで喜んでいるくらいだからやっぱり僕は出世には縁がないのだろうとなんだか悲しくなる。
そして今年干した天草を煮出してみた。なんだか去年よりも少しもろくて透明感もない。採った場所は同じだが時期が少し早かった。そのせいなのか、干し方が悪かったのか、これも暖冬の影響なのか・・。これはもっと経験を積まなければわからない。
そして今日はいい天気。
潮が最強になる時刻が早いのでできるだけ早く出港したい。午前4時に家を出て4時半過ぎには出港の準備ができたが、すでに東の空はうっすらと明るくなっていた。
今日の課題はふたつ。ひとつはこの季節の定番、毛糸で粘ること。そしてもうひとつは苦手な下り潮を克服するため、あちこち行かずに1か所で粘り続けることだ。黒の毛糸がいいというのを聞いていたので手芸用品店をあちこち探していたというわけだ。
前回の下り潮では地の瀬戸周辺をやっていたけれども、今日はコイヅキからラピュタ前で粘ろうと決めていた。
加太に到着するころはまだ下り潮が速いので少しのあいだは大和堆ポイントでやってからと思い針路を決めていたけれども、その前方に船団ができていた。
記憶がないけれどもGPSにマーカーを入れていた場所だ。小さいけれどもシモリか漁礁があるところだ。船団はその上をピンポイントで狙っている。たしかにシモリのうえでは魚らしき反応がある。ほかの船をみてみると時たま小さなマアジを上げている。ここ1週間ほどはよく釣れていると聞いていたとおりだ。僕も早速高仕掛けを下すがアタリがない。操船が悪いか、仕掛けがマアジに合っていないか・・。
あまり密集したところもいやなのですぐに移動。
少しだけコイヅキで仕掛けを下し、今日もヒコーキを曳きながらラピュタ前へ。
僕が思っているのとはうらはらに全然船がいない。しかし、初心貫徹。今日はここで潮が緩くなるまで粘るのだ。ここは潮が速いときはまったく底を取れなくなるけれども、幸いにして今日の潮流は最強でも1.3ノット。底は取れている。
しかしアタリはない。ラピュタに近いところに行ってみたり少し深いところに行ってみたりしたけれどもダメだ。
そしていきなりアタリがあったのが午前8時半ごろ。水深50メートルくらいのところを流しているといきなりひったくるようなアタリがありハマチが上がってきた。仕掛けの一番上に付けた黒い毛糸に掛かっていた。やっぱり黒い毛糸もいいようだ。
そのころには僕の船の周りにはたくさんの船が集まってきていた。この辺りがやっぱりポイントのようだ。
その後も他の船の合間を縫って仕掛けを下し続ける。小さいながらもマアジが食ってくる。釣れた3匹はすべて仕掛けの下のほうに食っていた。相当下のほうに沈んでいるようだ。しかし、他の船はもっと数を上げているように見える。彼らはこのマアジを専門に狙って釣っているのだろうか。どうも高仕掛けでは不利のように思うがこんなに小さい魚をわざわざ仕掛けを変えてまでねらうというのもどうかと思うけれども、食べてみるとこれがかなり美味しい。みんな一所懸命狙うはずだ。しかし、僕にはどんな仕掛けで狙うのかという知識がない・・。10匹あれば超高級アジフライにすることができたのだが・・。
残念・・。
潮が止まり、まだ流れがあるであろうコイヅキを目指したがはやりほとんど動かず予定通り、午前10時に終了。
ニュースでは封鎖された海岸と同時に漁港にいっぱいいる釣り人の動画が映し出され、営業中のパチンコ屋に集まるギャンブラーの次くらいに批判をされているけれども、僕が釣りに行く場所は、港は無人。船の上も一人だけだ。
対して港の近くの護岸はこんな感じでやっぱりそこそこの人出だ。
だから感染しようにもできるはずがない。
だから世間に背を向けながら、釣りくらいやってもいいじゃないかとひとり心の中でこの不謹慎さに言い訳をするのである。
条件:小潮 8:40満潮
潮流:6:04 下り1.3ノット最強 10:00転流
釣果:ハマチ 1匹 マアジ 3匹
今日まで3連休だ。しかし、週休4日だと本当に休みが多い。世間では家にいると退屈だというのが定説のようだが、僕は今のところそんなことがない。
僕は基本的にホームセンターとスーパーマーケットと100均が営業されていたら不便はない。おまけに和歌山市では県立図書館が貸し出しだけは通常通り続けてくれている。今日使おうとした黒い毛糸を探すのに近くの手芸用品店が休業していて不便したくらいだ。
しかし、そう思ってみると、ヒャッカテンという業界は人の生活には何の役にも立っていないということを実感する。
僕の奥さん曰く、あんたの生活はいつもと変わりがない・・。これは誉め言葉なのか、それとも呆れられてしまっているのか・・。
だから手持ち無沙汰になることもなく、昨日は山菜採りに行っていたし、おとといはいくつかのものを作っていた。
ひとつはいつも不便だと思っていた紀州釣り用のヌカ桶の足を作ってみた。クーラーの座面が高いのでダンゴを握る時にかなりかがまないといけない。これが結構つらいのだ。これも歳のせいだ。磯に乗り移る時邪魔になるので折り畳み式にしてみた。これを桶として使っているコンテナの側面にねじ止めすれば出来上がりというわけだ。
それと小舟で使っていたボートフックが折れてしまい、これも急いで作り直さないと着岸するときに不便だ。先っちょはまだまだ使えるので適当な柄になるものを探していた。柄の入る直径が小さいので細くて丈夫な棒が必要だ。アルミやステンレスの金属製の棒を考えたのだが錆や重さが気になる。これはきっとタモの柄が一番いいのではないかと考え釣具屋に行くと、中古で380円という値段で太めの釣竿があった。とりあえずこれを加工してやろうとしてレジに持っていくと、中が折れているというので100円にしてもらった。(消費税は取られたが・・)こんなことで喜んでいるくらいだからやっぱり僕は出世には縁がないのだろうとなんだか悲しくなる。
そして今年干した天草を煮出してみた。なんだか去年よりも少しもろくて透明感もない。採った場所は同じだが時期が少し早かった。そのせいなのか、干し方が悪かったのか、これも暖冬の影響なのか・・。これはもっと経験を積まなければわからない。
そして今日はいい天気。
潮が最強になる時刻が早いのでできるだけ早く出港したい。午前4時に家を出て4時半過ぎには出港の準備ができたが、すでに東の空はうっすらと明るくなっていた。
今日の課題はふたつ。ひとつはこの季節の定番、毛糸で粘ること。そしてもうひとつは苦手な下り潮を克服するため、あちこち行かずに1か所で粘り続けることだ。黒の毛糸がいいというのを聞いていたので手芸用品店をあちこち探していたというわけだ。
前回の下り潮では地の瀬戸周辺をやっていたけれども、今日はコイヅキからラピュタ前で粘ろうと決めていた。
加太に到着するころはまだ下り潮が速いので少しのあいだは大和堆ポイントでやってからと思い針路を決めていたけれども、その前方に船団ができていた。
記憶がないけれどもGPSにマーカーを入れていた場所だ。小さいけれどもシモリか漁礁があるところだ。船団はその上をピンポイントで狙っている。たしかにシモリのうえでは魚らしき反応がある。ほかの船をみてみると時たま小さなマアジを上げている。ここ1週間ほどはよく釣れていると聞いていたとおりだ。僕も早速高仕掛けを下すがアタリがない。操船が悪いか、仕掛けがマアジに合っていないか・・。
あまり密集したところもいやなのですぐに移動。
少しだけコイヅキで仕掛けを下し、今日もヒコーキを曳きながらラピュタ前へ。
僕が思っているのとはうらはらに全然船がいない。しかし、初心貫徹。今日はここで潮が緩くなるまで粘るのだ。ここは潮が速いときはまったく底を取れなくなるけれども、幸いにして今日の潮流は最強でも1.3ノット。底は取れている。
しかしアタリはない。ラピュタに近いところに行ってみたり少し深いところに行ってみたりしたけれどもダメだ。
そしていきなりアタリがあったのが午前8時半ごろ。水深50メートルくらいのところを流しているといきなりひったくるようなアタリがありハマチが上がってきた。仕掛けの一番上に付けた黒い毛糸に掛かっていた。やっぱり黒い毛糸もいいようだ。
そのころには僕の船の周りにはたくさんの船が集まってきていた。この辺りがやっぱりポイントのようだ。
その後も他の船の合間を縫って仕掛けを下し続ける。小さいながらもマアジが食ってくる。釣れた3匹はすべて仕掛けの下のほうに食っていた。相当下のほうに沈んでいるようだ。しかし、他の船はもっと数を上げているように見える。彼らはこのマアジを専門に狙って釣っているのだろうか。どうも高仕掛けでは不利のように思うがこんなに小さい魚をわざわざ仕掛けを変えてまでねらうというのもどうかと思うけれども、食べてみるとこれがかなり美味しい。みんな一所懸命狙うはずだ。しかし、僕にはどんな仕掛けで狙うのかという知識がない・・。10匹あれば超高級アジフライにすることができたのだが・・。
残念・・。
潮が止まり、まだ流れがあるであろうコイヅキを目指したがはやりほとんど動かず予定通り、午前10時に終了。
ニュースでは封鎖された海岸と同時に漁港にいっぱいいる釣り人の動画が映し出され、営業中のパチンコ屋に集まるギャンブラーの次くらいに批判をされているけれども、僕が釣りに行く場所は、港は無人。船の上も一人だけだ。
対して港の近くの護岸はこんな感じでやっぱりそこそこの人出だ。
だから感染しようにもできるはずがない。
だから世間に背を向けながら、釣りくらいやってもいいじゃないかとひとり心の中でこの不謹慎さに言い訳をするのである。