椎名誠「ひとりガサゴソ飲む夜は…」読了
久しぶりに椎名誠の本を読んでみた。いまさら椎名誠とは思うが、タイトルが面白かったので久しぶりに買ってしまった。それも新刊で。
タイトルどおり、作家の過去のお酒にまつわる話の回想録が大半だ。何かの雑誌に連載されていたもののようだが、最後の1章だけがリアルタイムの文章のようだ。
この本が単行本で出版されたのは2005年と言うことだが、作家はその時点で61歳。還暦を過ぎている。行動派作家も寄る年波には勝てないのか、回想で文章を書くとは・・・。
シルベスタ・スタローンが「ランボー最後の聖戦」で格闘シーンを見せることなく機関銃をひたすらぶっ放すだけで終わったように何かむなしさを感じてしまった。
唯一の救いは昭和軽薄体の文章が健在であったことだけだ。
そして、もうひとつ気がかりなこと、挿絵が沢野ひとしではなかったこと。どうしちゃったのだろう?残念だ。
久しぶりに椎名誠の本を読んでみた。いまさら椎名誠とは思うが、タイトルが面白かったので久しぶりに買ってしまった。それも新刊で。
タイトルどおり、作家の過去のお酒にまつわる話の回想録が大半だ。何かの雑誌に連載されていたもののようだが、最後の1章だけがリアルタイムの文章のようだ。
この本が単行本で出版されたのは2005年と言うことだが、作家はその時点で61歳。還暦を過ぎている。行動派作家も寄る年波には勝てないのか、回想で文章を書くとは・・・。
シルベスタ・スタローンが「ランボー最後の聖戦」で格闘シーンを見せることなく機関銃をひたすらぶっ放すだけで終わったように何かむなしさを感じてしまった。
唯一の救いは昭和軽薄体の文章が健在であったことだけだ。
そして、もうひとつ気がかりなこと、挿絵が沢野ひとしではなかったこと。どうしちゃったのだろう?残念だ。