場所:水軒沖
条件:中潮 7:18満潮
釣果:ボウズ
前回のブロクで、僕は「働かないおじさん」だと書いたばかりだったが、やはり世間や神様はそういうことを許してくれないようだ。突然電話がかかってきて、出向を告げられた。
今度は銀行だそうだ。ときおり、人事異動の通達でそういった人を見ることがあり、いったい何をするために出向するのだと思っていたら、僕にお鉢が回ってきたというわけだ。
業務内容は詳しく聞かされてはいないが、顧客の接遇と事務補助というものらしい。要は案内係と雑用係だ。
僕の所属する業界の人間に世間が抱く印象というのは、一般の人よりも接客が上手くて人当たりがよいということらしい。異業種はそういった人を求めてこの会社に業務提携をして人材派遣を依頼するというようなことをしてきたらしい。
僕はクレーマーにはすぐに食ってかかるし、元々気が短い性格だからまったく業界一般の印象とは正反対なのだが、その短気が災いしてか、上司からの印象も悪いだろうから強制排除ということになったのかもしれない。人材を派遣といっても、僕なんかは”塵材”にしかならないと思うのだが、大丈夫なのだろうか・・。そもそも、雑用係にかり出されるような人は元から人材とは言わないのである。
実のところ、やることをやってしまったら暇でしかたなく、ずっとネットニュースなんか見て過ごす毎日にも倦んできている部分もあるのでここらが潮時なのかと思ったりもしている。
まったくの暇であるというのは、それはそれでよかったのだが、いくらなんでもこんな生活がいつまでも続くわけはなかろう。こんなに暇なことは誰にも知られていないと思っていたけれども、きっと周りからはきちんとそう見られていたようだ。
新しいところに行ってもおそらくやりがいがあるという作業でもないというのは想像できる。そういうふうにしか想像できないというのは、僕自身が何事に対しても不満しか感じない性格であるということがずっと災いしてきたというのが事実だろう。Complainerという英語単語があるくらいだからそういう人は悲しいかないくらかの確率で存在し、死ぬまで自分の人生を肯定的に受け入れることができないのである。
どうせ何をやっても不満しか残らないのだから残り1年半、何をやらされようとあきらめもするのだが、一番の問題は平日に休みがないということだ。真っ先に確かめたのはそれで、確実にカレンダー通りの休みらしい。人事の人間は土日祝日が休みなのでうれしいでしょうというが、僕はまったく逆なのである・・。これは僕のQOLを著しく低下させることは間違いがない。
それをどうやってうっちゃるか、難儀な課題だ。
一応、相手先の面接というのがあるらしいのだが、そこで嫌われるようなことを言えば使ってもらわなくて済むかもしれない。しかし、それはそれで問題が大きくなったりしてしまうと恐ろしい。
そんなわずらわしさを抱えながら午前5時までの釣りに出かけた。
朝の星座はすでに秋の星座に移り変わっている。
おうし座を見つけることはできたが、その真上にあるはずのプレアデス星団はいまだ発見できない。もう少し目を凝らさねば・・。
前回は住金沖まで出かけたが、今日は水軒沖に留まることにした。少しでも釣りをする時間を稼ぎたいというのと、台風5号の余波のうねりが心配であったからだ。だから今日も大きい方の船での出港である。
働かないおじさんには神様からのお計らいもすでに見込めないようで、何の反応もなく午前5時の終了時間を迎えた。
例年ならそろそろタチウオが釣れ始める時期なのであるが、未だそんな噂も聞かず、電気ウキも海面に漂っていないので全然釣れていないのだろうなと思っていたら、タチウオ名人は密かに釣りに出ているたようだ。僕が港に戻る前に出港していて、芋拾いを終わって午前9時半ごろに港に行くと、すでに戻っていた。これくらいの時間でやれることといえばタチウオくらいだろう。釣れたかどうかはわからないが、名人のことだ、ある程度確信をもって出たに違いない。次回の釣行にはタチウオ釣りをからめて計画を立てようと思う。
港に戻り、急いで後片付けをして時間きっかりに畑に到着。サツマイモの収穫は、今年は今日が最後だそうだ。
1時間半ほどで5畝分の芋を拾って終了。作付けは持っている畑の半分くらいしかやっていないのだから、いっそのこと、空いている畑を借りて僕が芋を植えて出荷させてもらうというのはできないものだろうかと思ったりもするのだが、そういうことをやったとしても、そこで何らかの不満を持ってしまうのだろうから何にもならないと思うと結局何もやってみようと思う気にもならないのである・・。
出荷しないというサツマイモを今日もたくさんもらって早くも1日が終わってしまった。
条件:中潮 7:18満潮
釣果:ボウズ
前回のブロクで、僕は「働かないおじさん」だと書いたばかりだったが、やはり世間や神様はそういうことを許してくれないようだ。突然電話がかかってきて、出向を告げられた。
今度は銀行だそうだ。ときおり、人事異動の通達でそういった人を見ることがあり、いったい何をするために出向するのだと思っていたら、僕にお鉢が回ってきたというわけだ。
業務内容は詳しく聞かされてはいないが、顧客の接遇と事務補助というものらしい。要は案内係と雑用係だ。
僕の所属する業界の人間に世間が抱く印象というのは、一般の人よりも接客が上手くて人当たりがよいということらしい。異業種はそういった人を求めてこの会社に業務提携をして人材派遣を依頼するというようなことをしてきたらしい。
僕はクレーマーにはすぐに食ってかかるし、元々気が短い性格だからまったく業界一般の印象とは正反対なのだが、その短気が災いしてか、上司からの印象も悪いだろうから強制排除ということになったのかもしれない。人材を派遣といっても、僕なんかは”塵材”にしかならないと思うのだが、大丈夫なのだろうか・・。そもそも、雑用係にかり出されるような人は元から人材とは言わないのである。
実のところ、やることをやってしまったら暇でしかたなく、ずっとネットニュースなんか見て過ごす毎日にも倦んできている部分もあるのでここらが潮時なのかと思ったりもしている。
まったくの暇であるというのは、それはそれでよかったのだが、いくらなんでもこんな生活がいつまでも続くわけはなかろう。こんなに暇なことは誰にも知られていないと思っていたけれども、きっと周りからはきちんとそう見られていたようだ。
新しいところに行ってもおそらくやりがいがあるという作業でもないというのは想像できる。そういうふうにしか想像できないというのは、僕自身が何事に対しても不満しか感じない性格であるということがずっと災いしてきたというのが事実だろう。Complainerという英語単語があるくらいだからそういう人は悲しいかないくらかの確率で存在し、死ぬまで自分の人生を肯定的に受け入れることができないのである。
どうせ何をやっても不満しか残らないのだから残り1年半、何をやらされようとあきらめもするのだが、一番の問題は平日に休みがないということだ。真っ先に確かめたのはそれで、確実にカレンダー通りの休みらしい。人事の人間は土日祝日が休みなのでうれしいでしょうというが、僕はまったく逆なのである・・。これは僕のQOLを著しく低下させることは間違いがない。
それをどうやってうっちゃるか、難儀な課題だ。
一応、相手先の面接というのがあるらしいのだが、そこで嫌われるようなことを言えば使ってもらわなくて済むかもしれない。しかし、それはそれで問題が大きくなったりしてしまうと恐ろしい。
そんなわずらわしさを抱えながら午前5時までの釣りに出かけた。
朝の星座はすでに秋の星座に移り変わっている。
おうし座を見つけることはできたが、その真上にあるはずのプレアデス星団はいまだ発見できない。もう少し目を凝らさねば・・。
前回は住金沖まで出かけたが、今日は水軒沖に留まることにした。少しでも釣りをする時間を稼ぎたいというのと、台風5号の余波のうねりが心配であったからだ。だから今日も大きい方の船での出港である。
働かないおじさんには神様からのお計らいもすでに見込めないようで、何の反応もなく午前5時の終了時間を迎えた。
例年ならそろそろタチウオが釣れ始める時期なのであるが、未だそんな噂も聞かず、電気ウキも海面に漂っていないので全然釣れていないのだろうなと思っていたら、タチウオ名人は密かに釣りに出ているたようだ。僕が港に戻る前に出港していて、芋拾いを終わって午前9時半ごろに港に行くと、すでに戻っていた。これくらいの時間でやれることといえばタチウオくらいだろう。釣れたかどうかはわからないが、名人のことだ、ある程度確信をもって出たに違いない。次回の釣行にはタチウオ釣りをからめて計画を立てようと思う。
港に戻り、急いで後片付けをして時間きっかりに畑に到着。サツマイモの収穫は、今年は今日が最後だそうだ。
1時間半ほどで5畝分の芋を拾って終了。作付けは持っている畑の半分くらいしかやっていないのだから、いっそのこと、空いている畑を借りて僕が芋を植えて出荷させてもらうというのはできないものだろうかと思ったりもするのだが、そういうことをやったとしても、そこで何らかの不満を持ってしまうのだろうから何にもならないと思うと結局何もやってみようと思う気にもならないのである・・。
出荷しないというサツマイモを今日もたくさんもらって早くも1日が終わってしまった。