イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

下津沖、片男波沖釣行

2010年05月30日 | Weblog
場所:下津沖→片男波沖
条件:大潮 6:44満潮
釣果:キス 43匹

昨日サバとアジをたくさん釣ったので毎日同じ魚を食べるのもおもしろくないのでキスを釣りに出かけた。
今朝も寒い。昨日と同じウインドブレーカーを羽織って出発。去年のことは覚えてはいないが毎年こんなに寒いのだろうか。

毎年のキス釣りのスタートは下津ピアーランドのそばからなので、今日もまずはここから。水深が20メートルくらいから5メートルくらいのかけ上がりがあるのでそこをいつも狙うのだが、きょうはアタリがほとんどない。おまけにアタリがあっても釣れてくるのはほとんどフグばかり。針をどんどん切られる。
これでは辛抱できないので思い切って片男波沖へ移動。マリーナシティの大堤防の少し北側からスタート。頻繁ではないがポツリポツリとアタリがでる。最初からここにくればよかった。欲を出してヒラメが釣れないかと思って下津までいったが、こんな邪な心で場所を選ぶからダメなんだろうな。

最初は碇をかけて固定していたが途中で流し釣りに変えたらアタリがどんどん出だした。
10時過ぎにエサを使い切ったので今日はこれまで。
最初からここに来ていれば軽く50匹は釣れていたと思うと少し残念だ。

港内に戻るとなんと潜水艦が停泊していた。
イージス艦は何回か見たが潜水艦をここで見るのは初めてだ。
日本の国旗が掲げられていたので海上自衛隊の潜水艦だと思うが、なんでこんなところにいるのだろう?
朝鮮半島情勢が緊迫しているので警戒のためにここまでやってきたのだろうか。
と、いうか由良に海上自衛隊の潜水艦ドックがあるから、そこへ戻るついでなどという、簡単な理由なのだろうと思うが、ここでドンパチはしてほしくないものだ。

                             

海の中というのは魚やウミエラだけではなくてこんなものまで蠢いているのだ。
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水軒沖釣行

2010年05月29日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:大潮 6:08満潮
釣果:サバ、アジ、カツオいっぱい

先週がトラブルで出漁ができなかったので今年初めてのチョクリ釣りだ。
しかし、今日も寒い。厚手のウインドブレーカーを羽織っての出発になった。そういう意味ではなにかチョクリ釣りに行くような雰囲気ではない。
出港は午前4時過ぎ。夜明けはどんどん早くなり、曇りにもかかわらず東の空はうっすらと明るくなっていた。

あまり沖へ出なくとも釣れるという話を聞いていたが、気がつくと水深40メートルのラインまで来てしまっていた。新・翠勝丸での出撃は初めてで、前の船の感覚で走っていたら沖に出すぎていたようだ。
ここら辺でよかろうと、早速仕掛けを下ろす。置き竿の準備をし、手持ちの竿の仕掛けを入れてもアタリはない。やっぱり少し寒いのがいけないのだろうか。
しかし、10分ほどしてからだろうか、魚探に真っ赤な反応が出たと思ったら両方の竿に一気にアタリが出た。手持ちの竿の仕掛けを回収して置き竿の仕掛けの回収にかかったが、サバがたくさん付いていたので仕掛けがもつれてしまっていた。もとに戻せないところを切り離して仕掛けを入れると今度は手持ちの竿にアタリがでている。ここからは怒涛の快進撃で魚が釣れてくる。群れが大きいのか、1回の仕掛けの投入で5~6匹が上がってくる。
サバを〆ながらアタリが出たら仕掛けを引き上げるの繰り返しで、魚釣りと言うよりも漁のような様相になってきた。
2本の竿の面倒を見るのが難しいほどのアタリだ。置き竿は回収が遅くなるうえにサバが大量についているので仕掛けがこんがらがってて上がってくる。70号のオモリに替えたがそんなものではサバが暴れるのを防ぐことができないので仕掛けの投入をあきらめた。
午前6時を回った頃にはクーラーが満杯になり、今日の釣りは終了にした。

まだまだ型は小さいが、これだけ釣れれば十分だ。

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「開高健 生誕80年記念総特集 今よみがえる巨人の全貌」読了

2010年05月23日 | Weblog
「KAWADE夢ムック~ 開高健 生誕80年記念総特集 今よみがえる巨人の全貌~」読了
開高健はよく、noblesse obligeという言葉を使っていた。作家がよく通っていたバーにはいつも決まって座る席があって、その席には記念にこの言葉のプレートが埋め込まれているそうだ。僕もいつかは訪ねたいと思いつつ、かばんの中にずっと地図を忍ばせているのだが、まずはそんなところにいけるだけの人間性がないと入り口の扉を開けてはくれないだろう。
「高貴なる義務」という意味だが、開高健は社会に対してどんな義務を自分に課していたのだろうか。40代前半まではベトナム戦争やナチス軍人の裁判や日本の社会問題っぽいことを追いかけていたがやっぱり石原慎太郎みたいに政治家になってその義務を果たそうとしていたのだろうか。
その後は釣りとグルメの著作が多くなってくるようだが、釣りを覚えると一生幸せになれるので、そんな義務なんか吹っ飛んでしまったのだろうか。それとも、noblesse obligeという言葉をたびたび書いていたのは、釣りとグルメばかりで自分が義務を果たせないということに対する苛立ちだったのだろうか。
晩年は長良川の河口堰反対の活動をしたりしていたようだが、これも義務を果たそうとした動きだったのだろうか。
僕にしてみれば、人の生き方というか、男の生き方の方向を示してくれているだけで義務を果たしてくれていると思うのだが・・・。

対して、僕の義務はいったい何なのだろうか。会社に対しては利益を上げることに貢献しなければならないそうで、僕のいる会社には行動指針として、「OOグループの発展とブランド価値の向上に貢献します。」というものや、「企業の使命として利益の確保に努めます。」なんという言葉が踊っている。
よく、起業家精神とか経営者の感覚を持てなどという人がいるが、起業家にも経営者にもなれないし、なりたくもないからサラリーマンをやっているわけで、大きなお世話だ。家族に対しては幸せと安全を守る義務があるのだろうが、やっぱり覚えてしまったのが魚釣りで、そのおかげで僕自信は一生幸せでいられるわけで、ほかの事は知ったこっちゃないというのが本音のところだ。
家族の幸せはピザを作るぐらいで我慢しておいてほしいものだ。
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水軒沖釣行・・・できず・・・

2010年05月22日 | Weblog
そろそろチョクリでサバとアジが釣れているらしいというので気合を入れて午前2時半に起床、3時半に出発。朝というより真夜中だ。
それでも午前4時には辺りが明るくなっている。

エンジンを始動させ、竿のガイドに道糸を通していざ出港とギアをリバースに入れたら“ガリガリ”っと今まで聞いたことのない音がして船尾が左に振れた。嫌な予感が当たってしまった。右隣の船のアンカーのロープを巻き込んでしまったのだ。変な音はロープを沈めるためにくくりつけていたコンクリートのブロックが船底に激突した音だった。
3月の中頃だったろうか、春一番が吹いた頃、その隣の船の係留用のアンカーが切れてしまったのだが、その後に入れたこの船のアンカーの位置が僕の船の方に寄っていて、おまけに係留には使ってはいけない水に浮く材質のものを使っていたので危ないなと思っていたところだった。
この船のオーナーは知らない人だし、僕より船には詳しい人だと思っていた(というか、この港では僕が一番の新参者なのだ。)のでむやみに文句が言えないのだ。

今日は潮位も高くて風も吹いていないから船も定位位置を保っていたので問題はないだろうと思っていたが、潮が引き潮に掛かっていたので隣の船の側に寄りぎみになっていたようだ。

どうしようもないので一度家に引き返し、明るくなってから港に舞いもどってきた。
まずは船のオーナーが誰かを調べなくてはと思い港を管理している渡船屋さんの事務所へ・・・。聞けばいつも野菜をくれる叔父さんの隣の人だということだ。すぐに家を訪ねて事情を説明して港へ来てもらった。
二人でロープを切り、ワカメ採りに借りた船のオーナーのおじさんにも連絡を取り、船を借りてアンカーを回収、打ち直しをして一段落。
調べてみるとこの船のアンカーは僕の船のアンカーロープの上に乗っていた。おまけに打っている位置が岸に近いから僕の船がロープを引っ掛けるのも無理はない・・・。結局はこのオーナーさんもあまり船のことには詳しくなかったようだ。

スクリューにブロックが激突しているので歪みが発生していないかが不安だが、一応の危機は脱することができた。
魚探の次はアンカー・・・。今回は不可抗力とはいえトラブルが絶えない。どうしたものか・・・。

意外と早く作業が終わったので渡船屋さんの事務所の前で集まってきたおじさんたちとしばし雑談、その後叔父さんの家で隣の船のオーナーさんと雑談。
ふと考えると僕にも小さいながら自分の生活圏にコミュニティーらしきものが存在しているのかもしれないと思った。
釣りについてはトラブルやわからないことにぶつかっても助けてくれたり手伝ってくれる人がいる。自分の好きなことを一緒に話題にすることができる人がいる。ほとんどの人が僕の父親と同世代というのが玉に瑕だが・・・。


釣りに行くことができなかったので今日は魚がない。
夜はピザを作ることになった。
自慢ではないが僕が作るピザはなかなかのものだ。
このピザ釜がすぐれもので、生地がふっくら、パリッと焼きあがる。チーズもとろ~りと溶けてくれる。
ホームセンターで買ってきた鉄板をピザ釜に合わせて切り出し、連続して焼けるようにしている。強力な火力を出すためにコンロも業務用のものを買ってしまった。鉄板を置く敷物も自作しているのだが、ここまでやってしまうと最近は家族もあきれ気味だ。
それでも家族のメンバーだけはおいしいと言ってピザを作った日は喜んで食べてくれるのだ。
                          
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和歌祭

2010年05月16日 | Weblog
修理に出していた魚群探知機が直ってきたので取り付けるために港へ行った帰りに和歌祭を見てきた。
ちょうど、みこしが東照宮の階段を駆け下りるところを見ることができた。

和歌祭を見るのは初めてだ。僕は本当に地元のことを知らない。朝日が出る前に駅に行き、真っ暗になってから駅に戻ってくる。1年の大半を地元以外ですごしているのだから仕方がない。
この祭りに参加をしている人はどんな生活をしているのだろう。もちろん、祭りを成功させるためには地域の人たちと連携をとって協力しなければならないから僕みたいな生活をしていてはとてもじゃないけどついてゆけないだろう。
きっと、こんな人たちはきちんと自分の生活県内に「根」をはった生活をしているに違いがない。歳をとってくると特に自分の「根」のない生活にものすごい不安を感じる。
何か空虚な生き方だと思うのはこんなところに原因があるのかもしれない。
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加太沖釣行

2010年05月15日 | Weblog
場所:加太沖
条件:大潮 6:12満潮 
潮流:5:16転流 7:04最強0.5ノット上り 9:16転流 13:39最強3.1ノット下り
釣果:アジ 34センチまで 3匹 ハマチ2匹 カレイ1匹

とある秘密情報によると、今日は帝国軍の内乱で艦船は出撃しないらしい。イゼルローン回廊を越えて、敵領内へ侵入するのにはまたとない絶好の日だ。
しかし、回廊の宇宙嵐は非常に激烈でわが艦船をもってしては通過することができなかった。そのうえ、回廊手前で敵艦に発見され、砲撃を受ける前に転進。結局同盟国側を抜け出すことは叶わなかった。

と、言うのはまったくのウソで、港に船を係留しているとあるおじさんにもらった加太漁協のカレンダーによると、今日は加太の港の渡御祭ということで漁を休むらしいのである。これは絶対に行かねばならないと思い出撃し、せっかくだから普段は絶対に行くことができない中の瀬戸の向こうに行ってやろうと思ったが、さすがに中の瀬戸、ものすごい流れで渡たりきる度胸がなかった。おまけに沖のほうから乗合船がやってきて、明らかに僕の船の方に向かっている。これは絶対に怒鳴られると思い、反転。いつもの場所に戻ったという話であった。
中の瀬戸の一番浅いところを越えてくる流れはこんな感じであった。
                            

実際の釣りはというと、最初はいつもの場所から少し北に上ったところから開始した。ここも普段なら叱られる場所だが、カレンダーのとおり、まったく漁船がいないので余裕で釣りができる。そして、仕掛けを投入してすぐにアタリ。しかし、途中でバレてしまった。すぐに仕掛けを下ろすとまたアタリ。けっこうなサイズのアジが2匹ついてきた。そのあとまたすぐにアタリ。今度は1匹。今日は爆釣かとお思いきや、アタリはこれで終了。どうも船の位置がポイントからはずれてしまったようだ。前回の釣行で魚群探知機が壊れてしまい、修理に出しているので今日は棚も自分の位置もまったくの手探り状態。おまけにこの季節にしてはかなりの北風が吹いて、船がどんどん流されてしまうので魚が釣れた場所に戻りたくてもどこにいたのかがわからないのだ。

最初に書いたようにここから少しずつ北に上りながら釣りを続けると今度は下ろしてゆく仕掛けにアタリが出た。今度は大きい。4号のハリスでも心配になる引きだ。上がってきたのはハマチ。
そのあと中の瀬戸から逆もどりしてきた頃に転流時刻になっていたので今度は一気に南に下り釣りを開始するとまたまたアタリ。今度もハマチであった。
そのあとなぜか小さなカレイがタイカブラに喰いつき、今日の釣りは終了。
真鯛はなかったが、魚探なしで、強風の中での釣果なら文句も言えるまい。
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戸坂釣行

2010年05月12日 | Weblog
場所:戸坂
条件:大潮4:39満潮
釣果:ボウズ

ここのところ土、日にせん○くんとのバトルを繰り広げていたので今日は代休を取った。
本当なら田辺に行きたいところだが乗っ込みも終わって釣れたとしても出がらしのような魚ばかりかもしれないと思うと二の足を踏んでしまった。ちょっと疲れ気味だし・・・。
どこかゆっくり釣れるところはないかといろいろ思いをめぐらせていると戸坂を思い出した。イレグイ号を買ってからは行ったことがないはずだから最低7年は行っていないことになる。
ついでにビール(といっても発泡酒以下のものだが・・・)とおつまみも持参。
椎名誠の本を読んで魚釣りはもっと真剣にしなければいけないとほざいてはみたが、僕も同じようなものだ。
どんどん堕落してゆく。

とにかく寒かった。西高東低の気圧配置で北風が吹くというのはわかっていたが、もう5月も半ばだし、大した寒さでもないだろうと思っていたがとんでもなかった。前回の田辺の釣行と変わらないくらい寒かった。対岸の新和歌浦や雑賀崎は日が当たっているように見えたが、山を背負っているせいか、戸坂の海には日が差してこない。
そのせいか、エサトリさえもなく1日が終わってしまった。
唯一の収穫はフロートブイ。フェンダーにも使えるし、係留ロープを引き上げるときの手がかりにも使える便利物だ。
向かい風が強かったので沖から流れてきた。
                      

今日は車を使わず原チャリでの釣行だった。港に入る道が狭いのと駐車料金を取られるからだが、バイクではいったいどこまで釣りにいけるのかを試してみたい気持ちもあった。僕の父親は車の免許を持っていなかったので釣りに行くときはいつもスーパーカブだった。一番遠いところは印南まで行っていたとか・・・。
僕の始めての磯釣りは阿尾というところだったが、もちろんスパーカブの後ろに乗っての釣行だった。中学2年くらいだっただろうか。すでに肥満化していた僕を乗せて由良峠を越えていたとき、不運にもタイヤがパンクした。そのとき、なぜだか父親はパンクの修理セットを持っていた。空気入れも。
釣り道具とかなり重いガキを乗せての釣行のため、用心してのことだったらしいが、なんとも準備のいい人かと自分の親ながら感心したことを覚えている。こんな人が船に乗っているとエンジンを壊したりしないんだろうなと今になって思うのだ。
そういえば、「お前はすぐにウ○コがしたくなる体質だから。」と船にトイレットペーパーも積んでいてくれたな~。

ぼくの原チャリは50CCしかないが、どこまで行けるか試してみたい気がする。次は初島か・・・。
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奇怪生物の正体・・・

2010年05月08日 | Weblog
今朝釣った奇怪な生物は一体なんだろうと思って和歌山県立自然博物館に問い合わせをしてみたら、早速回答のメールをいただいた。

「ウミエラ」というものの一種らしい。そのまんまの名前だった。もう少しひねりがほしいところだ。
サンゴやイソギンチャクの仲間。カニもこいつらの中に住んでいる固有のもので、「ウミエラカニダマシ」というらしい。

海にいるときの姿は寝ているのか立っているのかはわからないが、いったいこいつらはこんな姿で何を考えて生きているのだろう。多分脳みそがあるわけではないから何も考えていないと思うのだが・・・。
しかし、こんな生き物も生態系の中では何かの役にたつからずっと生きながらえているのだろうと思うのだが、僕は、社会や会社のなかでどれほど役に立っているのだろうか?
ひょっとしたら、リストラ寸前だったかもしれない僕はこいつら以下かもしれないな。

和歌山県立自然博物館のホームページはこちら。
面白い情報が満載です。
http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp:80/
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加太沖釣行

2010年05月08日 | Weblog
場所:加太沖
条件:長潮 9:05干潮 
潮流:9:12最強2.0ノット下り 12:16転流
釣果:かぎりなくボウズ

今日は潮はいまいちだが天気がいいので加太へ釣行。
仕掛けはアオイソメのエサ釣りだ。
潮が悪いせいか、出ている船も少ない。漁船も北のほうに集結しているのでこっちもできるだけ北に位置して釣りを開始。
アタリはちょくちょくあるのだが釣れてくるのはトラギスばかり。
そうこうしているうちに南のほうに船が集まり始めた。9時過ぎだったのでだんだん流れが治まってくる時間のようだ。
GPSで見るとどうもこの辺に漁礁があるようだ。さすがにベテランの方々はポイントをよく知っている。
他の船を見ているとなにやら魚を上げている。アジのようだ。こっちも集団の端のほうにとりついて釣りを始めるがやっぱり釣れてくるのはトラギスばかりである。
ここで、異様なものがハリに掛かってきた。まるでエイリアンの幼生のできそこないのような生物(なのだろうか?)だ。鰓のようなものの中にはこれまたカニのできそこない(多分幼生?)まで住んでいた。

                         

こんなものを釣ってしまった崇りか、このあと魚群探知機が壊れて海底の位置を表示しなくなってしまった。
買ってまだ3ヶ月しかたっていないのにどうしたことか?保証はしてくれるのだろうか。こんなときネットショップで買っていると面倒になる。

アジを釣り上げている人を見ると、どうもサビキで釣っているようだ。ぼくはそんな仕掛けを持っていなかったので釣果に差がでてしまったようだ。疑似餌よりエサのほうが絶対釣れると思うのだが、郷に入れば郷に従えで、やっぱりそこで釣れる仕掛けというものがあるのだろう。まだまだ知らなければならないことが多いようだ。

結局魚探が壊れたことで落胆してしまい、ゴカイを持っていることだし保険のつもりで用意したキス釣りの仕掛けも出すことなく退散してしまった。

一難去ってまた一難。とかく船の維持は難しい。
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「わしらは怪しい雑魚釣り隊―サバダバサバダバ篇 」読了

2010年05月05日 | Weblog
椎名誠「わしらは怪しい雑魚釣り隊―サバダバサバダバ篇 」読了
まえの本に続いてタイトルが気になっったのでついつい買ってしまった。それも新刊で。
東京の本屋さんに行くと、「つり丸」という雑誌を売っているが、この雑誌に月1回連載されているものをまとめたものの続編になるらしい。
ずっと昔、「わしらは怪しい探検隊」シリーズというのがあってよく読んだものだが、あれから約30年。いまでもこんな活動をやっているとはあきれるというか、すごいというか。
多分、バカじゃなかろうかと思う人は人生をあきらめたひとで、すごいと思う人はまだまだ人生をあきらめていない人なのだろう。

少しでも釣りをかじっている人間から見ると、還暦とうに過ぎた人はもっとまじめに釣りをやりなさいと思うのだが、そう思う心がすでに人生をあきらめているのかもしれない。
前の本を読んでいて『シルベスタ・スタローンが「ランボー最後の聖戦」で格闘シーンを見せることなく機関銃をひたすらぶっ放すだけで終わったように何かむなしさを感じてしまった。』と思ったがこの人はまだまだ現役で遊びまわっているようだ。

しかし、作家はもっとしみじみしたいい文章を書いてくれるのだからいまさら昔の文章に戻らなくてもいいとも思うのだが、やっぱりそう思う心がすでに人生をあきらめているのかもしれない。
僕もかなり重症なのかもしれない。
今日も、こんなにいい天気なのにどこにも出かけられずに朝からパソコンに向かっているのがやっとの状態だ。

前編も買って読んでみたら僕も少しは復活できるだろうか。
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