昨日は、日本で買える、1000~4000円までの価値のあるお手頃なボルドーワイン100本のセレクション「バリューボルドー2018」を紹介しました。
バリューホルドー2018の発表に際し、昨日は東京でプロ対象の試飲会が行なわれましたが、試飲会の前には、ボルドー委員会(CIVB)による記者会見がありました。
会見では、CIVB広報ディレクター クリストフ・シャトーさんより、
ボルドーワインの概要、2017年ヴィンテージ情報、最新情報の説明がありましたので、ザッと紹介します。
CIVB広報ディレクター クリストフ・シャトーさん
ボルドーワイン概要
★ブドウ栽培面積:111,000ha(世界のブドウ栽培面積の1.7%) ※日本は3万ha
★AOC数:65
★年間生産本数:約7億本
★ワイン生産者数:6300軒(家族経営主体。作付面積平均17.6ha)
★ネゴシアン数:330軒(ボルドーワインの2/3以上はネゴシアン取引)
★赤ワイン品種VS白ワイン品種:88% VS 12% (作付面積)
★赤ワイン品種:メルロ66%、カベルネ・ソーヴィニヨン22.5%、カベルネ・フラン他
★白ワイン品種:セミヨン47%、ソーヴィニヨン・ブラン45%、ミュスカデル他
★輸出先:世界170カ国以上
★日本への輸出量(2017年):約2000万ボトル(世界6位)
★日本の売上高(2017年):約150億円(対前年比6%増)(世界5位)
ボルドーワイン2017年ヴィンテージ
4月下旬に発生した霜害(2回発生)が深刻で、夏の嵐(雹にも見舞われた)もあり、収穫量は大きく減少し、対2016年比で-40%(4億6,600万本)となりました。
例年7億本ですから、量的には、やはり雹害の影響を受けた1991年以来のマイナスとなりました。
しかし、8月、9月は好天に恵まれ、近年の平均より10~15日早い収穫となり、白赤ともに品質も申し分ないものとなりました。
といっても、2017年の量は少量です。それは、非常に良いヴィンテージであり、各社とも潤沢にストックしている2015年、2016年を放出していくことで、マーケットの流通量は例年通りに持っていくことができるのではないか、との見込みです。
また、このように流通量をコントロールすることで、価格の上昇幅を最小限に抑える努力をしていきたい、ということでした。
ボルドーワイン最新情報
インターナショナルな経験を積んだ30代、40代の新世代若手生産者の活躍が目覚ましく、彼らは環境問題にも敏感で、サステーナブル志向も多く、またフットワークの軽い彼らは、SNSでの発信も含め、消費者とダイレクトにコンタクトすることもごく普通のことになっています。
また、男性中心だったボルドーワインの世界で、女性の進出が目立ってきました。
エノロジストなどの技術的な資格を取得し、ワインメーカーとしての活躍や、学位を取得して経営面においても重要なポジションに就いたりしています。
昨日の試飲会では、2人の女性生産者が来日し、私は受講しませんでしたが、プロ向けのセミナーの講師を担当したそうです。
Ms. Pauline Dufour Chateau Simon(Graves/Barsac)
Ms. Mélanie Cisneros Chateau Rouillac(Pessac-Leognan)
最後にもうひとつ、重要な情報をお知らせします。
ボルドーワインの理解を深めるための、プロ向けのアプリケーションの日本語版がオープンしました。
「Oeno Bordeaux」(ウノボルドー)という名前で、フランス語、英語、ドイツ語、中国語、日本語と、5つの言語で利用できます。
現代人に合った、スマホでも対応した双方向アプリで、4つのカテゴリがあります。
1)知識:学習モジュール
2)実践:料理とのマリアージュ提案などetc...
3)クイズ:ワインの知識をどれだけ持っている?
4)トレンド:イベント情報、エコノミックデータなど
このアプリは無料で利用でき、コンテンツのオーダーメイドも可能だとか。
Apple storeまたはgoogle playから取得できます。
ということでしたので、私も早速、入手してみることにしました。
1)検索条件で「Oeno Bordeaux」と入力すると、すぐに出てきました。
2)「入手」すると、画面が切り替わります
3)初めてなので、「アカウントを作成してください」を選びます
4)アカウント作成画面では、自分のメールアドレス、このアプリで使うパスワード(自分で考えたもの)、名前(私はアルファベットで入力しました)。
5)「国名」は、画面の下をスクロールして「日本」を表示し、「Done」で選択します。
「言語」も同様に、スクロールして「日本語」を選択します。
6)「私は…」では、自分の職業を選択します。
私は「プレス/メディア」、「ジャーナリスト」で登録しました。
7)アプリの画面が出てきました。
これから追々見ていきたいと思います。
ボルドーワインのさまざまな情報がアプリで無料で入手できるので、ダウンロードしておいて損はないと思います。
バリューホルドー2018の発表に際し、昨日は東京でプロ対象の試飲会が行なわれましたが、試飲会の前には、ボルドー委員会(CIVB)による記者会見がありました。
会見では、CIVB広報ディレクター クリストフ・シャトーさんより、
ボルドーワインの概要、2017年ヴィンテージ情報、最新情報の説明がありましたので、ザッと紹介します。
CIVB広報ディレクター クリストフ・シャトーさん
ボルドーワイン概要
★ブドウ栽培面積:111,000ha(世界のブドウ栽培面積の1.7%) ※日本は3万ha
★AOC数:65
★年間生産本数:約7億本
★ワイン生産者数:6300軒(家族経営主体。作付面積平均17.6ha)
★ネゴシアン数:330軒(ボルドーワインの2/3以上はネゴシアン取引)
★赤ワイン品種VS白ワイン品種:88% VS 12% (作付面積)
★赤ワイン品種:メルロ66%、カベルネ・ソーヴィニヨン22.5%、カベルネ・フラン他
★白ワイン品種:セミヨン47%、ソーヴィニヨン・ブラン45%、ミュスカデル他
★輸出先:世界170カ国以上
★日本への輸出量(2017年):約2000万ボトル(世界6位)
★日本の売上高(2017年):約150億円(対前年比6%増)(世界5位)
ボルドーワイン2017年ヴィンテージ
4月下旬に発生した霜害(2回発生)が深刻で、夏の嵐(雹にも見舞われた)もあり、収穫量は大きく減少し、対2016年比で-40%(4億6,600万本)となりました。
例年7億本ですから、量的には、やはり雹害の影響を受けた1991年以来のマイナスとなりました。
しかし、8月、9月は好天に恵まれ、近年の平均より10~15日早い収穫となり、白赤ともに品質も申し分ないものとなりました。
といっても、2017年の量は少量です。それは、非常に良いヴィンテージであり、各社とも潤沢にストックしている2015年、2016年を放出していくことで、マーケットの流通量は例年通りに持っていくことができるのではないか、との見込みです。
また、このように流通量をコントロールすることで、価格の上昇幅を最小限に抑える努力をしていきたい、ということでした。
ボルドーワイン最新情報
インターナショナルな経験を積んだ30代、40代の新世代若手生産者の活躍が目覚ましく、彼らは環境問題にも敏感で、サステーナブル志向も多く、またフットワークの軽い彼らは、SNSでの発信も含め、消費者とダイレクトにコンタクトすることもごく普通のことになっています。
また、男性中心だったボルドーワインの世界で、女性の進出が目立ってきました。
エノロジストなどの技術的な資格を取得し、ワインメーカーとしての活躍や、学位を取得して経営面においても重要なポジションに就いたりしています。
昨日の試飲会では、2人の女性生産者が来日し、私は受講しませんでしたが、プロ向けのセミナーの講師を担当したそうです。
Ms. Pauline Dufour Chateau Simon(Graves/Barsac)
Ms. Mélanie Cisneros Chateau Rouillac(Pessac-Leognan)
最後にもうひとつ、重要な情報をお知らせします。
ボルドーワインの理解を深めるための、プロ向けのアプリケーションの日本語版がオープンしました。
「Oeno Bordeaux」(ウノボルドー)という名前で、フランス語、英語、ドイツ語、中国語、日本語と、5つの言語で利用できます。
現代人に合った、スマホでも対応した双方向アプリで、4つのカテゴリがあります。
1)知識:学習モジュール
2)実践:料理とのマリアージュ提案などetc...
3)クイズ:ワインの知識をどれだけ持っている?
4)トレンド:イベント情報、エコノミックデータなど
このアプリは無料で利用でき、コンテンツのオーダーメイドも可能だとか。
Apple storeまたはgoogle playから取得できます。
ということでしたので、私も早速、入手してみることにしました。
1)検索条件で「Oeno Bordeaux」と入力すると、すぐに出てきました。
2)「入手」すると、画面が切り替わります
3)初めてなので、「アカウントを作成してください」を選びます
4)アカウント作成画面では、自分のメールアドレス、このアプリで使うパスワード(自分で考えたもの)、名前(私はアルファベットで入力しました)。
5)「国名」は、画面の下をスクロールして「日本」を表示し、「Done」で選択します。
「言語」も同様に、スクロールして「日本語」を選択します。
6)「私は…」では、自分の職業を選択します。
私は「プレス/メディア」、「ジャーナリスト」で登録しました。
7)アプリの画面が出てきました。
これから追々見ていきたいと思います。
ボルドーワインのさまざまな情報がアプリで無料で入手できるので、ダウンロードしておいて損はないと思います。