ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

アルメニアのワイナリーと「ProWein2018」で再会

2018-04-05 11:50:04 | ワイン&酒
3月18~20日の3日間にわたってドイツのデュッセルドルフで開催された世界最大級のワイン&飲料展示会「ProWein 2018」では、64の国から6870を超える出展があり、6万人が来場しました(主催メッセ・デュッセルドルフのプレスリリースより)。
※2017年は62カ国、6615の出展、来場者数は58500

年々拡大、発展を続けている展示会ですが、とにかく出展数が多くて、なかなか回りきれないのが悩ましいところです。
それでも、出展国ブースは一通りザッと見て回りました。

そんな中で ここは寄らねば!と思っていたのが、アルメニアのブースです。


Armenia (ProWein 2018)

この日のちょうど10日前に、幕張メッセで開催された「FOODEX JAPAN 2018」で来日されていたアルメニアのワイナリーがあり、デュッセルドルフの「ProWein」にも出展すると聞いていたからです。



OLD BRIDGE  Khalatyan family

左端が父でdeputy directorのArmenさん。
お隣の奥さまもFOODEX JAPANにいらしていました。
右の男性2人は彼らの息子さんで、右端がマーケティングディレクターのMusheghさん。

Armenさんとドイツでの10日ぶりの再会を果たすことができました。



OLD BRIDGE Wine Cellars (Armenia)

6000年のワイン造りの歴史を持つアルメニア。
アルメニアの中でも最古の産地とされているアレニ村で見つかった地場品種アレニ・ノワール(黒ブドウ)を使ったワインをオールド・ブリッジでは造っています。

FOODEX JAPANで初めて飲んだときは、凝縮感があり、非常によくできている高品質ワインだと感心しましたが、改めてここドイツで飲んでも、相変わらずの安定感です。

ボトルの肩に貼られているシールは、「MUNDUS VINI」という国際アワードの受賞シールです。



ProWein会場でも「MUNDUS VINI」受賞ワインのテイスティングコーナーが大々的に設けられていました。



アルメニア という国自体、まだまだ私たち日本人には馴染みがないかもしれませんが、古い伝統を持つ固有品種がたくさんあり、個性的なワインが造られています。
そして、国際コンクールで受賞する高品質ワインも出てきています。

ちょうど1年前、知り合いのインポーターが輸入を始めたアルメニアのワインで、仲間内でワイン会を開催しましたが、参加者の驚き&満足度は高かったと思います。
※下記にリポート記事のリンクを貼り付けます




会場は本当に広く、64カ国制覇は非常に困難でした。
世界の色々なところでワインがつくられている、というのを実感しました。

ここのところ、ワイン産地としてジョージアが注目されていますが、ジョージアと隣接するアルメニアのワインにも注目してみてください。


[参考]

「FOODEX JAPAN 2018」で見逃せないアルメニアワイン → コチラ

土着品種が面白いアルメニアのワイン! → コチラ

コメント
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