今年も残すところ、あと半月程となりました。
少し早めに大掃除に取り掛かったからか、大掃除はほぼ終了したものの、
年賀状書きや、毎日の家事、年末イベントの準備など、
あわただしい日々を送っています。
今日はちょっと嬉しかったことがあったので、ブログで紹介したいと思います。
小4の息子が小さい時から、いつも絵本を片手に読み聞かせをしていました。
私も息子もその時間がとても好きだったからです。
本が好きな子は国語力があるので、小学校に入っても、
勉強に困らないと聞いたことがありました。
それらを狙って絵本を読んでいたわけではないので、
国語力に関してはあまり気にしていなかったのですが、
息子の苦手な科目が「国語」であることに、引っかかりを感じていました。
得意なのは算数や理科。
夫が理系タイプなのですが、息子も理系タイプのようで、
文章を書くのは大の苦手。文章を読む限り、作文能力は小学1年生の子より低そうです。
活字を読むことも好きではなく、家でも読書というよりは、
絵本や図鑑の絵や写真を眺めているような感じで、
読書には程遠い生活を送っていましたが、それでもいいと思っていました。(1)
息子はノンフィクションが好きなので、私はよく図書館で、
挿絵や写真の多い、ノンフィクションの本を借りてきました。
家にさりげなく置いておくと
「おもしろそう!!」
と言い、寝る前に満足げな顔で本を持ってきました。
小が校4年生にもなって、子どもが自分で本を読まずに、
親に読んでもらうなんて、甘やかしだろうか?
子どもが自ら読書をする機会をなくしてしまっていないだろうか?
と、悩むこともありました。
それでも、本人が望むうちは、寝る前の読み聞かを続けようと決めていました。
読書だけでなく、心のケアにもなると思っていたからです。
しかし、小4も後半に差し掛かったころから、息子に変化が出始めてきました。
活字の多い本を、手に取るようになってきたのです。
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左側が娘の絵本コーナー、右側が息子の児童書コーナー(外にもあります)
あまり寄り付かなかった児童書の本棚から、本を取り出し、
夢中になって読んでいる姿を、よく見かけるようになりました。
最初から最後までは読んでいないかもしれませんが、
拾い読みはしていると思います。
今までは、家にあっても興味を持たれなかった本が、
手に取られるようになったのです。
これは私の予想なのですが、小4になり、国語の教科書に出てくる作品も、
活字の占める割合が増えてきました。
学校から国語の教科書を音読する宿題が出ているのですが、
音読で字を読むのに少し慣れ、長い文章も読めるようになったのだと思います。
といっても、小学2年生向けくらいの本を、やっと一人で少し読めるようになった程度ですが、
親の私から見たら大進歩です。
寝る前の読み聞かせでは、小学3、4年生向けの本を読むことが多く、
ノンフィクションなどだと、5,6年生向けの本も楽しみます。
本来なら自力で読めるのが理想ですが、読んでもらうことで、
その年齢に出合っておきたい、読みたい作品を楽しむことができたのは、
よかったと思っています。
読書力をつけようと思って、読み聞かせをしてきたわけではなかったので、
結果的に、少しずつ読書力がついてきたことは、嬉しい誤算でした。
小学校時代は、本が好き!という気持ちや、本と仲良くなることが大事なのだと、
改めて感じました。
我が家のように、小さいころから絵本を読み聞かせしていても、
読書は苦手という子はいるのではないかと想像しています。
年齢を重ね、読書力が追い付いてきたとき、
自ら本を手に取ってくれたら、万々歳なのかなと思いました。
←いつも応援、ありがとうございます。ブログも子供の成長もスローではありますが、マイペースを大事にしていきたいです。
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【注】
(1) 過去ログ
「小学1年生の息子に読書を強制しない」 「息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!」 「本は楽しむものでしょ?」 参照。
【今日(昨日)読んだ本】
★ 城嶋充 『義足でかがやく』 講談社、2016年。
「息子が今、寝る前に読んでいるノンフィクション。スポーツが好きな子におすすめ。」(児童書)