MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

通教の博士後期課程が少なすぎる

2005年10月22日 | 通信制大学(通教)


お盆明けに、文学についてのことをちょっと書きました。
今後は文学とどう付き合っていこうか?
そんな風に考えてはいたものの、忙しさのせいか
あっという間に冬の訪れを迎える季節となりました。

今年も研究会には出席予定です。
あまり通教には関係ないかも?と思って書かなかったのですが、
自分は通教よりも文学が好きなのかもなぁ
と最近思うようになりました。

意味がわからない?と思うかもしれませんが
通教生は、目的意識を持って勉強をするのが好きな人や
資格をとりたい人や
生涯教育が好きな人などと分かれるんです。

私はどちらかというと、始めは国文学の勉強がしたくて
「手段」として通教を選んだのですが
結局戻ってくる場所は、通教ではなくて
文学だったように思えます。

大学院の修士を出てから、明星に籍を置いて
今年は休学にさせてもらったのですが
やっぱり教員とかよりは
文学関係をやる方が自分にあっているかもなぁと
思うようになりました。


おそらく、不完全燃焼だったからだと思います。

自分が修士を出たときは、満足できなかったですし
これで終了だとは思えなかったんです。

「もっといい論文が書けたんじゃないか?」

そんな気持ちでいっぱいでした。


通信で大学院の博士後期課程(以下ドクター)を実施している大学院は
まだまだ少なく、国文学となると非常に難しいのです。
また、大学よりも専門的な要素を要求されるためか
授業料などもそこそこかかります。

※ちなみに、大学院は博士前期(修士)を修了すると、博士後期に進む権利がもらえます。
簡単に言うと、大学を受けるのに高卒や大検が必要なのに似ています。


教授との相性もあるので、
私としては、母校へ戻ることが
一番いい環境だなと思ったりもするのですが
主婦という立場柄、通学課程に在籍することは
なかなか難しく、今後の進路に悩まされています。

ドクターに在籍しなくても、十分研究は続けていけるのですが
モチベーションというのは、やっぱり在籍していると
けっこう継続されるので、やっぱりいい刺激にはなります。


もう少し、ドクターの通教が増えてくれたら…
思わずにはいられません。
これから増えていくのでしょうが(修士が増えてきたので)
あと2,3年はかかりそうです。


サボっていても、誰も叱ってくれないのが通教なのと同じように
研究もサボっていても、誰も何も言ってくれないのです。
それでも生きていけます。
なので、常に自分との戦いだったりもします。

そんな中で、自分はどうしたいのかということを
やっぱり考えさせられます。

年末には明星を続けるか?
結論を出そうと思っています。


教育と文学の共存というのは
今の私には難しいと思う今日この頃です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
卒業後に研究するということ。 (桔梗屋)
2005-11-02 20:10:47
 はじめまして。

 私も国文(古典ですけど)専攻で、修士課程修了後、研究に未練を残しつつも普通の勤め人になったので、まゆみさんの今回の記事を興味深く拝見しました。

 確かに国文学ってどこに属していても(属していなくても)研究できなくはないし、実際私も今でも、ぼちぼちと気になることを調べたりはしているのですが、刺激がほしいとか、もっと研究に適した環境に身を置いていられたらなあ、とはやっぱり時々思います。生活しなきゃいけないので現在の本業は続けるつもりですが、その上で研究も……となると、実現可能な手段はかなり限られますよね。どんな立ち位置で勉強や研究をしていくのが良いのか、ということは、私も当分考えつづけることになりそうです。
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桔梗屋さん、わかります! (まゆみ)
2005-11-09 18:01:09
初めまして。

桔梗屋さんは古典ですか!中古あたりでしょうか?



文学研究ってマイペースでできる環境である分、自己コントロールが難しいなって思います。

辞めようと思えばいくらでもやめられてしまうし、生活するのに文学研究が必要でないことが、一番に原因かもしれません。



なので「きっかけ」がほしいなって思ったりもします。



でも、恵まれているのは、まだ続けられる環境にあるというところなんですよね。

コツコツ研究するというスタイルもあるので、さまざまな葛藤の中、自分にしか書けないものを書けたらと思います。



きっと桔梗屋さんのお仕事での経験等も、間接的に研究に生かせていけると思います。



そう思うと、大学とかは卒業など、目標があったので、わかりやすかったけれど、研究となると、自分で課題を作っていかないとなぁと思うので、今はそことの戦いです。



お互い頑張りましょう!!
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