まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

AM放送がFMで聞けるのは有難いですが

2015年11月02日 | ラジオな日々

ワンコとの夕方の散歩に、今日も、ソニーのポケットラジオ、ICF-R353(同タイプを2台目、20年以上愛用)を持って、AM(中波放送)の電波を拾いながら、歩きました。

バイトから帰ってくると、もう18時近く。この時期、あかりの少ない田舎のあぜ道はもう真っ暗ですが、ワンコがいて、ラジオがあれば、さびしくないですね。

AM(中波ラジオ)の電波は、冬の方が遠くのものを聞くことができます。バカなんで、その理屈はわかりませんが、経験的にそうです。

今日も、札幌のSKVラジオ(北海道札幌市中央区:1440kHz / 出力50kW)がそこそこ聞こえ、ラジオの方向を合わせながら、かつ、ワンコに引っ張られながら、北海道の話題を楽しみました。
放送の中で、茨城県の方のおたよりと歌のリクエストがありました。北海道出身の方なのかなぁ。(Webラジオを使っているのかなぁ)

自宅近くでは、ノーマルのラジオでも、仙台、北海道、大阪くらいまでの太平洋側の地域の放送はまずまず楽しめます。アンテナ(増幅器)を使えば、九州、沖縄の放送が聞こえることもあります。

東京のキー局の番組を、テレビ同様、ネットワークで放送している地方局も多いですが、力のある局は、自前の番組を作っており、そういうローカルな番組、話題が偶然聞けると、最高に楽しいですね。

今は、ラジコ、サイマルラジオ等のインターネットラジオを使えば、全国の局をストレスなくいい状態で聞くことができますが、電波を拾うという、昔ながらの受信機を使った聞き方の偶然性のような、不思議な感覚が好きで止められません。

最近、東京のキー局、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送が東京スカイツリー(隅田放送局)からFM(TBSラジオ 90.5MHz、文化放送 91.6MHz、ニッポン放送 93.0MHz)で試験電波を飛ばしています。
FMの音はとてもよく、将来、AMと同時放送になれば、普段はこちらを聞くだろうなぁと思います。FM放送は、ノイズにも強いので、電車内、バイクなどでもよい状態で聞けるのは有難いですね。

こんな中、FM化が軌道にのれば、将来的には、AM放送の方は廃止しようか、との動きもあるとか。

二重放送は、経営的には負担なだけ。条件の良い方へ乗り換えようというのは、理解はできます。でも、AM放送も残してほしいなぁ。

眠れない深夜や、目覚めてしまった早朝に、北海道や九州などの遠くのラジオ局の放送を偶然性で聞く楽しみがなくなったら寂しい。

昭和の中頃は、世界に短波放送局がたくさんあり、日本語放送を聞けました。お年玉を長年ためてやっと買ったラジオで、貧乏少年には、将来にわたっていくことができない国からのリアルの声です。感動しました。

これからは、国内のAM放送局も減ってくるのかもしれない。
FMは、音質が良い反面、遠くまで届きません。月額〇〇円払えば、全国の放送が聞き放題!いい響きですが、味気ない!

初めから、既製品的品質で、実用的ですが、夢がない!

時代ですから、といえば、その通りですが、なんだか寂しい!

子供時代を過ごした昭和の中頃は、「いい時代じゃなかった」と思っていましたが、手作り感のある、いい時間、豊かな時間だったのかもしれないと思うようになりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする