まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

天は見てるぞ!

2015年12月24日 | 日記
『駅間ひとりウォーク』で、富津市の大貫駅から木更津市の木更津駅までのJR線沿線をぶらついてきました。
ウォークの様子は、別にまとめますが、今回は、ラジオと地域の話をちょこっと。

富津市、君津市、袖ケ浦市、木更津市辺りは、コミュニティFM放送、『かずさエフエム〜Breeze Radio〜』があって、電波でカバーしています。
ローカルな話題が多く、あたし的には、ベイエフエム同様、お気に入りの放送局。
 
ベイエフエムは、首都圏ではメジャーリーグ入りしている放送局。
千葉市に本社を置き、千葉県内全域をカバーし、関東圏では知っている方もいると思いますが、かずさFM は、マイナーリーグ。
 
野球でいったら、2Aくらいでしょうか。
県内でも、限られた地域でしか電波で聴くことはできません(でした)。

最近は、インターネットラジオが普及し、あたしの居住地、東上総エリアでも快適に聞けますが、以前(2009年に開局)は、木更津市周辺まで、当時は、『FMべる』といったこの放送局の電波を拾いに行ったことも、懐かしい思い出になりました。

ちょっと安房まで足を延ばして、勝山や保田で美味しい魚をいただいたり、水仙、頼朝桜を見たり。

温泉といっても、思いっきり、マイナーリーグですが、南房総には、古い温泉もいくつかあり、日帰り入浴。
ラジオ放送を聴きながら、そんな時間をずいぶん楽しんできました。

テンション高いときは、荒波の外房ですが、疲れちゃったときは、内海とラジオ。
 
ほんと、助けられたし、こらからは、テンション上がることはないだろうから、西上総から、安房の海浜で時間を潰すことが多くなるのかな。

今回、自分の足で歩いてみると、最近の君津や木更津は都市化して、『アカヌケ』してて、駅周辺は、「こりゃ、東京じゃねぇんけ?」という変わりよう。
「びっくりポンです」
 
むかし、むかし、千葉県を『房の国(ふさのくに)』といったころ、安房、上総、下総に分かれていたんだそうです。
 
その名残は、今もあって、『房総』ということばや、『安房、上総、下総』という大まかなくくりも残っています。
 
県のキャラクター『チーバ君』を可哀そうですが、横切りし、お尻のあたりまでが、安房。
 
胸のあたりまでが上総。
 
その上が、下総という感じでしょうか。
 
福島を旅していると、放送で、『会津、中通り、浜通り』という言葉をよく耳にしますが、そんな文化圏に近いくくりです。
 
『上総国』は、今回歩いた東京湾側のエリアは、苦しい中にも、伸びしろがあるようですが、あたしの住む東上総、内陸から太平洋側のエリアは、苦しい中で、過疎化、高齢化。衰退の一歩です。

わが家も、3人の子たちが他所へいって働き、今は、『いいと思って一緒になった』カミさんと、死んだばあちゃんが可愛がっていたワンコ。こんな家族構成です。
 
東上総に、もっと光を!
そう、強く思いました。
(行政の関係だと思いますが、上総国を東西に分けるようになってきました)
 
東京湾を道路でつなぐことはできても、例えば、鴨川市とカリフォルニアあたりを道路でつなぐ(=生活圏を一緒にする)なんてことは、現実的ではないです。
 
そうなると、半島は、島国と一緒。
 
住むには、いいところですが、生活基盤(仕事)が厳しい。

定年退職した、あたし年齢の人の『終の棲家』では、地域は負のスパイラル。
難しいですね。
 
かずさエフエムは開局当初からはだんぜん進化し、放送を聴いていると、普段は、ベイエフエムのようなメジャー級の雰囲気。
 
おお、いいじゃん、と思っていると、CMが途中で止まってしまい、あれっ、ラジオの電池きれたかな、と思っていると、「なんか、止まってしまったみたいですね。もう一度、初めから流しますね」なんてのがあったり、木更津周辺を営業エリアにしている日東バスという会社の歌だと思うんですが、『ニコニコ日東バスの歌』なんてのが流れたり。
 
やっぱ、おらげん、放送局。
親しみがわきます。
 
『ニコニコ日東バスの歌』、いいなぁ、と思っていたら、今朝のテレビニュースで、日東バスのドライバーが、「早く帰りたいから」という理由で、停留所を飛ばしてました、なんて不祥事がTBS『あさチャン!』報道されていました。
 
おいおい、頼むよ。
房総の内陸部は、たしかに、人口より、猿や鹿、猪の数の方が多いけれど、そんな中で暮らす、ライフラインのバスなんだからさ。
 
外で仕事をする人の心構え!

山間地で、ひとりで作業する気持ちは、あたしにはよく分かるけど、『天は、見てるぞ!』
 
その天って、最近、自分自身なのかもって、気がしてきました。
 
 
 
 
コメント (2)
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