まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ジイサンマンとコロナと総会と

2021年01月10日 | 日記

ここ数年地域の役仕事が回ってきて、あたふたとした時間を過ごしてきたが、街で自治会といわれるくくりの総会を本日午前開催&終了。

あたふたした時間を過ごすうちに、時間切れ的に総会も終わってくれた。
やれやれ。(笑)

字田舎では少子高齢化の中で、農地はあるけれど離農、若い世代は別暮らしが進んでいる。

農家組合、水利組合などは形骸化し、実際には耕作をしていない(農地がある)人が、耕作をしてくれている専業農家のみなさんの役仕事を行うことになる。

火災・災害時などに地域を守る消防団には、加入適齢の人がいないので、現団員はいつまでもやめられない。

子供会は、小学生がいる御家庭が1割くらいなので、集落に役仕事を振られても、いつも負担になるのが3、4世帯では、「勘弁してよ」の声がでる。

この辺の役選は、ほぼ順番になっているとはいえ例年揉める。
時間がかかり、例年であれば総会後の新年会でも、喧々諤々である。

この辺に触れられると延々の議論が続き、ガス抜きにはなるけれど結論がでない。
コロナがなければ、今頃は大酒盛りでこんな話をしている時間ではある。

でも、新型コロナウイルス緊急事態宣言中で、千葉県でも毎日400人後半の感染者が発表されている中での行事であり、全員マスク着用、アルコール消毒を徹底。

できるだけ短時間で散開したい。

役ぎめ、会計報告をし、この場で結論のでない話題は議論しないと開会時に釘をさして進行したのだけれど、分かっていることでも言いたい人というのはどこにも少数いるもんで、30分程度を予定していた総会は、倍の時間となってしまった。

農家関連の役選で、いつもの先輩が、いつもの口癖の「いいたかないけど・・・」と言って発言を始めた。

言いたくないことも言ったほうが、ご当人の心のバランスはとれるかもしれない。
でも、言いたくないことを言えば、多くの人の心のバランスは崩れる。
そういうことは、こういう場ではいわないの!(笑)

「ご提言はおっしゃるとおりなれど、ここで言うんかい」と内心苦笑いしつつも、その他のみなさんは、「早く帰りたいの、なんとかしなさい!」とアイコンタクト多数。

先輩には、30分は取られたかな。
まあ、煙に巻いた感じ。(笑)

頂いている会費の中から、テイクアウトの料理を用意してもらい、皆さんに持ち帰ってもらった。

中途半端な集会だったけれど、10戸程度のくくりである班も集会を行っていないようで、この総会時間の中で、班長が声をだしショートミーティングをしていた。

私が議長のこの総会は、なにも新しいことは決められなかったけれど、コロナ禍での地域のコミュの場には、多少貢献できたのかなと思う。

今年はご近所の班長が回ってくる。

月に1、2度、ご近所に声かけするのは、楽しみでもある。

曹洞宗の『修証義』に「僧は勝友なるが故に帰依す」というくだりがある。

私達の心には、欲望一杯の反面、みな観音様(お釈迦様)の部分もあると思う。
その部分に気づいた人は、出家のお坊さんでなくでもりっぱな勝友である。

勝友として接すれば、相手もそう思ってくれるのではないだろうか。

ちょっと、長文になりました。

 

コメント
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