観月台を下りて舗装道路を案内にしたがい歩くと
ヒカリモ発生地という洞窟があった。
残念ながら、光ってはいなかったけれど。
富津館山自動車道高架下から山道に分岐。
再び案内板があった。
この先からは、荒れてはいるが石畳のような道が続き、ワダチのようなくぼみが続いていた。
石は苔むし、雨上がりの木々からさしこむ陽射しは幻想的だった。
これはすごいとひとり観賞に浸っていると、元気な笑い声が山の空気に響いてきた。
この辺りで20代前半の二人組の山ガールが追い抜いて行った。
彼女たちの足取りの軽さに、歳だなぁと現実を感じつつ、挨拶をすると、気さくな娘たちで少し世間話。
「山はいいですねぇ、頑張って歩いてくださいね!」と激励され苦笑い。
「山はいいですねぇ、頑張って歩いてくださいね!」と激励され苦笑い。
石切り場の急階段に向かう手前にベンチがあり、車力道の解説看板があった。
先を急ぐこともないので、ここで休憩し持参したおにぎりをパクついてしばしのお昼休みをした。
切り出した房州石を運ぶ人を車力といい、主に女性がこの仕事を担ったらしい。
石をのせる荷車は「ねこ車」呼ばれ、これに1本80Kgの房州石3本(240Kgも)のせて山を下りた山道遺跡が今歩いている車力道だとわかった。
昭和30年台半ばまでこの作業は行われ、空になた「ねこ車」は背負って登り、一日三往復の作業をこなしたらしい。
房州のかあちゃんたちはすごい働きもんだんぁ。
リュックを背負っているだけでも青息吐息の自分がちょっと恥ずかしくなった。
石切り場の急階段手前で開けた景色は絶景なり。
実は、この後の急階段に相当凹んだのだけれど。
車力道を抜けると、石切り場の下で関東ふれあいの道本コースと合流した。
ここから展望台までは、急な石段や上りが続いた。
当日の体調はやや不良、少々めまいを感じながら青息吐息で到着した展望台。
先に行った山ガール二人組が、「あ、来た来た」と迎えてくれた。
先に行った山ガール二人組が、「あ、来た来た」と迎えてくれた。
「私たちここで踊ってたんですよ。ここ最高ですね」
スマホの音楽で踊り、動画を撮っている笑顔は、エネルギーパンパンである。
若いっていいなぁ。
東京湾を望む展望台からの景色は絶景だった。
お天気が良くて空気が澄んでいれば富士山や南アルプスの山並みも遠望できるだろうロケーションだ。
お天気が良くて空気が澄んでいれば富士山や南アルプスの山並みも遠望できるだろうロケーションだ。
展望台からは尾根道をたどり、鋸山山頂を目指す。
鋸山には子供の頃から何度も登っているが、日本寺周辺が鋸山の頂上だと思ってきた。
房総で六十年生きてきたが、鋸山山頂踏破は初体験になった。
房総で六十年生きてきたが、鋸山山頂踏破は初体験になった。
ここがふれあいの道のチェックポイントになっているので、ふれあいの道の看板を背に自撮りをしていると、ここでも単独の若い山ガールに遭遇。
昨今の女の子(いや、おばちゃん、ばあちゃんも含め)は、本当に逞しい。
若いにいちゃんたちよ、いや男たちよ、スマホでゲームばかりしてちゃだめだよね。
鋸山山頂以降は、尾根道を歩き林道入口へ下山。
前半は案内が充実していたが、この部分は踏みあとを確認しながら進まないと道に迷いそうな部分もあった。
前半は案内が充実していたが、この部分は踏みあとを確認しながら進まないと道に迷いそうな部分もあった。
林道入口から里までの林道は荒れていたが、迷うことはない道である。
途中、サルの家族がいた。
途中、サルの家族がいた。
保田駅に着いた。
佐原からスタートした関東ふれあいの道千葉のゴールである。
思い付きで始めたこのウォーキングだが、お財布と時間と相談しながら、少しずつ歩いたこの二年でたくさんの自分を発見できた。
ひとり黙々と歩きながら自分と向き合う時間、とてもいい時間だったと思う。
ひとり黙々と歩きながら自分と向き合う時間、とてもいい時間だったと思う。
年内に完歩証の申請をおこないたい。
コース名:千葉26 東京湾を望むみち
スタート JR内房線浜金谷駅
ゴール JR内房線保田駅 8.4km
スタート JR内房線浜金谷駅
ゴール JR内房線保田駅 8.4km
実際に歩いた日 2018年11月27日(火)
本日の歩数 20,490歩
本日の歩数 20,490歩
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<今日は何の日>
<今日は何の日>
今日は、国際山岳デー(国際山の日)です。
国際社会が山岳地域の環境保全と持続可能な開発について考える日。
国際社会が山岳地域の環境保全と持続可能な開発について考える日。
山歩きするときは、とるのは写真だけ、せめて自分の出したゴミくらいは持ち帰りたいですね。
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