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進化する人工頭脳 高まる活用の機運

2016-03-11 07:30:00 | 報道/ニュース

2月23日 キャッチ!


1月 グーグル傘下のイギリスの会社が開発した人工知能のプログラムが世界に衝撃をもたらした。
囲碁で始めてコンピューターがプロの棋士に勝ったのである。
囲碁はチェスや将棋と比べて選択肢が桁違いに多いため
コンピューターがプロの実力に追い付くにはあと10年かかるとされてきた。
(開発担当者)
「初めてプロ棋士を倒した。
 しかし人工知能にとって階段を1段上がったに過ぎない。」
ロンドンにあるインペリアル カレッジ。
人工知能の分野で最先端の研究を進めている。
この大学の研究所を訪れたのは日本のロボットや人工知能の研究者や技術者。
人工知能の分野で
アメリカと並んで最先端のレベルにあるとされるイギリスの技術がどこまで進んでいるのか
実際に目で見て吸収する狙いがある。
(大阪大学 石黒浩教授)
「手術用ロボットの次のステップは何ですか?」
(インペリアル カレッジ ヤン教授)
「それはもっと専門的なロボットの開発になると思います。」
視察で見て回ったのは人口知能を使った最新の手術ロボット。
体内での難しい手術を的確に行うため
人工知能の画像認識技術を利用して患部を3次元化し
血管などの状態を外で見ながら手術できる。 
加速する人工知能の開発。
いま世界ではこの技術を活用しようという機運が高まっている。
ドイツが提唱する「第4次産業革命」。
人工知能が制御するネットワークで
製品の設計から部品の調達・流通まで生産工程すべてを管理しようというのである。
工場内の機械も人工知能によって最適化され生産効率も高まる。
ものづくりが劇的に変わると言われ
この10年でドイツだけで1兆円の経済効果を生むという試算もある。
ロンドンで視察を行っていた日本の研究者たち。
日英の研究について情報交換を行うセミナーに出席した。
セミナーでは日英から研究者15人が
人工知能を使った車の自動運転や音声認識などの最新の技術を発表。
見た目はほとんど人間と変わらない日本のロボットも披露された。
質問した相手の声や動きを人工知能で認識し
微笑んだり眉をひそめたりしながら受け答えすることが出来る。
(セミナー参加作者)
「日本製の人間らしいロボットがとても印象的でした。」
「日本のロボットの技術と新しいつながりができるといい。」
日本でも開発が進む人工知能を使った技術。
各国の研究者の交流を通してさらなる進化が期待される。
(大阪大学 石黒浩教授)
「日英のアクティブな研究が全部聞けたので
 価値があったのではないかと思う。
 みんな似たような興味を持っていて少しずつ違う。
 そういうのを合わせるとまた1歩 前に進めるように感じた。」


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