3月11日 おはよう日本
仙台に本拠地を置くプロ野球の楽天。
震災1か月後に嶋基宏選手や田中将大投手などが避難所をまわるなど
球団として被災地の支援を続けてきた。
震災から5年
いま大切にしているのが子どもたちの笑顔である。
3月6日 50人の子どもたちを対象に野球教室が開かれた。
3月から新たに子どもたちを指導することになった鉄平さん。
震災当時 鉄平さんはチームのキャプテンだった。
チームの先頭に立ち
積極的に被災した子どもたちと触れ合った。
今年1月に現役を引退。
これからは野球を通じて子どもたちの成長を後押ししたいと考えている。
(鉄平さん)
「子どもたちには無限の可能性がある。
その可能性を広げてあげたい。」
震災後 球団は様々な支援をしてきた。
毎年被災地の子どもを招待。
さらに寄付金を募り
一昨年 福島県相馬市に屋内運動施設 相馬こどもどドームを建設した。
原発事故の影響で外で遊ぶ機会が少なくなっていた子どもたちに思いきり遊んでもらいたいと考えた。
いまは岩手県大槌町の子ども用のグラウンドに人工芝を敷く計画を進めている。
さらに5月の大型連休に行う子ども向けのイベントの準備も始めた。
今シーズンから球場の一角を改修し大きな広場ができる。
そこでどんなことが出来るのかアイデアを出し合った。
話し合いの結果 5月3日に運動会を行うことになった。
子どもたちの笑顔のためにこれからも球団は支援を続ける。
(営業本部長 森井誠之さん)
「5年を境にこうしようというよりも
この先何をやっていこうという通過点。
この先までずっと続けていかないといけない。」
子どもたちの笑顔を守りたいという活動が
5年経った今も広がり続けている。
(元楽天 田中将大投手)
「5年経ちましたけれど
まだまだ復興に向けて時間は必要だというふうに思うので
震災があったことは風化させてはいけないと思いますし
自分自身のプレーする姿を楽しみにしてくださっている方がいればとても光栄だと思いますけれども
そういった方々のためにも
活躍している姿
いいニュースをそういった方々に届けられるように
しっかりと頑張っていきたいと思います。」